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「NIPPON 〜到来した平成の開国〜」 第2回 NIPPON 人口問題の特効薬


読者の皆さん、こんにちは。

ランゲージワン株式会社で多言語コンタクトセンターの企画営業をしている高橋恵介(48)です。

日本における言語のバリアフリーを目指して、この分野で活動すること約25年。日本に住む外国人の悲喜こもごもを見てまいりました。

このコラムでは、今や各方面から注目されている多言語コンタクトセンターの紹介をしながら、日本が直面している「開国」の現状と展望について、シリーズで綴っていきたいと思います。

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人口問題 日本 VS アメリカ
今の日本で、もはや先送りできない課題が、人口問題です。日本で進行している人口減少は、そのまま国力の低下につながります。今、人口問題に有効な策を講じなければ、日本は確実に衰退します。いや、すでに衰退は始まっており、それにどう歯止めをかけるかという局面に移っています。アメリカに次ぐ経済大国だった日本は、近い将来、見る影も無くなってしまうかもしれません。

ところで、皆さんはアメリカの人口が現在どれくらいか知っていますか。ちなみに、私が高校生の頃は、2億4000万人でした。日本の人口の約2倍のアメリカ。なんでもスケールが大きいし、勢いがあります。アメリカはまさに超大国でした。大統領はロナルド・レーガン。当時、中曽根首相と「ロン、ヤス」などとニックネームで呼び合う姿に、少なからず世界ナンバー2の誇りを感じたものです。

あれから30年、アメリカが一頃の勢いを失っているように見える昨今、アメリカの人口も日本と同様に減り始めているのでは、と思う方もいるかもしれません。

ところが、アメリカの人口は、現在3億2000万人。30年前より8000万人も増加しているのです。2050年には4億人を超えると見られています。アメリカは未来においても、超大国が約束されています。

日本国内にいるとあまり感じられないかもしれませんが、日本は日本人が感じている以上に、かつての勢いを失っています。これは人口動態予測を見ると明らかです。35年後の2050年、2000万人もの人口が減り1億人を割ると予想されています。


人口問題の特効薬
では、人口問題を解決する特効薬はあるのでしょうか。

あります。

それは以下の3つです。

々膩彳端貊仞故─腹─砲2.07に上げる。
(※一人の女性が生涯に産むだろうと見込まれる子どもの数。その年の15〜49歳の女性が生んだ子どもの数をもとに算出する。人口が長期的に増えるか減るかを見通す指標で、将来の人口を維持出来る水準は2.07とされている。この水準を維持すれば、2060年に人口1億人を割らないとされている。)

移民政策により外国人を入れる。

4儻立国政策により外国人観光客を増やす。

ただし、 ↓△倭蠹ハードルが高いです。,砲弔い討蓮2013年の出生率が1.43となっており、このままでは人口は確実に減っていきます。先進国の中でも出生率が回復していると注目されているフランスの2013年の出生率は2.01です。日本が2.07に上げるとなると絶望的な気分になります。△砲弔い討蓮△海慮紂∨椒灰薀猩∈椶涼罎脳椶靴書きたいと考えていますが、そう簡単なことではありません。

まず、日本は徹底的にを進めるべきです。


一夜にしてインバウンド1000万人突破の”怪”挙
インバウンド1000万人を目指していた日本政府は、昨年2月、唐突に、そのハードルを越えて「いた」と発表しました。しかも7年も遡っての達成でした。これがその時の朝日新聞の記事です。

「観光庁は24日、昨年初めて1千万人を超えた訪日客数の集計方法を見直すと発表した。例年200万人飛行機や船の外国人乗務員を、今年から集計に加える。新方式なら2007年に1千万人を超え、13年には政府が当面のライバルと見てきた韓国を上回っていた計算になるという。」(2014年2月25日)

韓国やフランスでは、これまで当然のようにカウントしていたのに…。まあ、実質的にインバウンド(外国人観光客)数は増えていますし、景気の良い数字については良しとしましょう。

前回のコラムにも書いた通り、外国人観光客9人の来日が、日本人転入者1人に匹敵する経済効果をもたらすのですから、今の勢いに乗って、日本も観光立国を目指しましょう。これこそが、今、日本が摂るべき人口問題(人口減少=国力低下)に対する特効薬だと、私は思うのです。
(つづく)
| NIPPON 〜到来した平成の開国〜 | 21:51 |

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