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現地駐在員による〜中国北京便り〜最終回 「北京駅発、鉄道の旅。また会いましょう、ごきげんよう!」
アイ・エス・エス・インスティテュートと同じ、翻訳センターグループの一員である北京東櫻花翻訳公司(本社:北京市)のマネージャーが北京の最新事情をお伝えします。

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昨年12月から連載開始した当ブログもいよいよ最終回を迎えることになりました。

今回は北京から中国各地へ広がる長距離鉄道のお話とさせていただきます。

北京市は面積で言えば日本の四国と同じくらいの広さになりますので、長距離鉄道の駅も北京市内に多く存在しているのですが、その起点やあるいは大きなジャンクションになっているのはやはり北京駅です。ただ、北京と名の付く駅はこれにとどまらず、ほかには北京東駅、北京北駅、北京西駅、北京南駅があり、乗り入れる路線がそれぞれ異なります。

このうち、北京南駅は「中国高速鉄道(高鉄)」が乗り入れる駅であり、天津までを25分で結び、上海まで伸びている路線になりますが、このシステムを導入するために大幅に改装増築された駅でもあります。非常に不便な立地で、天津までの乗車時間よりも北京南駅までのタクシーの方が時間がかかると揶揄されたこともあります。タクシーを使うならその事情は今でも変わっていませんけれど、最近は地下鉄で南駅へのアクセスがとても便利になりました。

同じように新しくきれいになった駅に北京北駅があります。ここからは万里の長城のなかでも観光スポットとして有名な八達嶺へ向かう列車が発着しています。鉄道好きには隠れた人気なのですが、この列車、駅が新しくなったと同時に「和諧号」つまり高速鉄道の列車に変更されました。もちろん山間部を進む列車が高速で走るわけはありません。それどころか八達嶺に到着する直前、スイッチバック走法も行う名物路線にもなっています。

さて市内の地下鉄なら事前に現金がチャージされた交通カードのタッチだけで乗車が出来るのですが、長距離列車への乗車は北京市の交通カードを使うことは出来ません。必ず事前に切符を購入する必要があり、切符購入時と乗車時には身分証を提示しなければならず、また購入した切符には身分証記載の実名が印字されています。代理購入が出来ないのはダフ屋対策のために近年導入された制度です。ダフ屋が多かったのは中国での常識といって良いレベルで、当日券はダフ屋から買うしかないという悪循環は、旅行者や外国人には頭痛の種でもありました。

現在はそういった状況も大幅に改善され、例えばネットなどで事前に購入して支払いまですませ、当日駅の窓口で受け取るということが可能になっているのです。つまり、もしあなたが中国の銀行カードでも持っているのなら、日本から列車のチケットを購入して中国での出張に利用したり、鉄道の旅を楽しんだりすることが可能になっているというわけですね。


言葉は人と人の架け橋、当ブログで日本の皆様が中国北京に少しでも興味をもっていただけたなら、とても嬉しく思うところです。

これまでご愛読いただきましてありがとうございました。


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