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授業体験レポートふりかえり:2018年[秋期] レギュラーコース

2018年秋期の授業レポートも、大好評のうちに最終回を迎えました。

英語通訳者養成コース「プロ通訳養成科1」クラスをレポートしてくださったTさんは、プロを意識したハイレベルな授業の様子だけでなく、クラスメートとの交流や自己学習方法についてもご紹介いただきました。中国語翻訳者養成コース「研究科1」インターネットクラスをレポートしてくださったAさんは、授業のトピックを毎回深く掘り下げて考察していただき、インターネット受講の感想も交えてお伝えいただきました。

 

英語編と中国語編を隔週更新で紹介してきましたが、もう一度ふりかえって読んでいただくとまた新たな発見があるはずです。皆さまが再読しやすいように、Indexを作成しました。再読の際にご活用ください。ご担当いただいたTさん、Aさん、本当にありがとうございました!

丸授業体験レポート 2018秋 英語編Index
 第1回「はじめてのプロ科」 
第2回「コンディションを整える」
第3回「コロケーションの大切さと自己学習」
第4回「中間テスト」
第5回「2018年最後の授業」
第6回「弘法じゃないので筆を選ぶ」
第7回「英語と日本語のActive vocabulary」
第8回「上手なクラスメートから学ぶ」

第9回「期末テストと一番楽しかったこと」


丸授業体験レポート 2018秋 中国語編Index
第1回「はじめての研究科1の授業」
第2回「訳出する際のポイント・着目点」
第3回「翻訳技術を学ぶということ」
第4回「用途に応じた訳出」
第5回「文芸翻訳や広告・キャッチコピーの難しさ」
第6回「ポイントを押さえる」
第7回「気づくことの難しさを知る=受講の醍醐味」
第8回「正しく伝えるということ」
第9回「着目点に注意する」

 

| 授業体験レポート | 16:15 |
授業体験レポート:2018秋【英語編】最終回 「期末テストと一番楽しかったこと」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきました。今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポート最終回をお届けします。勉強の合間にレポートいただいたTさん、本当にありがとうございました!

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あっという間に授業レポートも最終回。期末テストです!


今期は転職したり引っ越ししたりと、学校以外のところでもバタバタと忙しかったこともあり、何度か授業をお休みしてしまい色々と悔やむところもありましたが、先生やクラスメート、そして教務の皆様に支えられ、このレポートを読んでいただけていると思い励まされてここまで頑張れました。本当にありがとうございました!

 

●第17回 日英

日英最後の授業は、先送りされる財政健全化がテーマでした。期末テストも中間テストと同じく、まずは復習(前回のイラン核合意)、その後、準備あり初見の順で行っていきます。

 

前回のレポートにも書きましたが、急きょ出張が入ってしまい、準備時間が今までになくとれなかったので特に復習はボロボロでしたが、財政健全化という経済がテーマだったため、初見はとても楽しく色々と調べました。とは言え、時間が全然足りず。言い訳にしかなりませんが、普段からいかにスキマ時間を有効利用するかにかかってるなと、日々実感しています

 

さて期末テストですが、日本のプライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化が5年先送りされたことについて、その詳細や影響等をカバーした教材でした。このテーマに対する意見はレポートの趣旨から外れるので置いておきますが、経済の話については割と理解しているので、私としては訳しやすかったと感じました(それでもボロボロでしたが)。

 

そんな中でも、やはり日本語の理解が足りないと思うところが多くありました。「国債市場」を「国際市場」と聞き間違えて、意味が通らなかったり…(これは私ではなかったようです)。

 

最後に先生からコメントをいただきました。

 

ただ単に「英語が好き」なだけでは通訳にはなれない。学ぶことが好きで、貪欲に色々なことを吸収しようとする人でないと通訳者にはなれない。今回は財政・経済の話題だけれど、色々なところにアンテナを張って、例えばSTAP細胞が話題になった頃だと、それは一体何なのか?どんな影響があるのか?という疑問を持って、常に情報を仕入れる姿勢でいないと通訳者は務まらない。そして理解力も大切“Speaking someone else’s mind”が通訳の仕事。それには当たり前だけど柔軟な英語力が必要。Bestな訳が出なければ、Second BestでもThird Bestでもいい、とにかく正確に伝えなくてはいけないということを肝に銘じなさい、とのことでした。


●第18回 英日

最後の授業は英日の期末テストです。もはや完全燃焼しすぎて記憶が飛び気味ですが…色々と思い出しながら書きたいと思います。

 

期末テストはトレンドの単語テストが無いので、だいぶ気が楽でした。しかし、テーマが「Globalization」。グローバル化というかなりざっくりしたテーマだったので、何を調べるべきか、幅が広すぎてちょっと準備に困りました。

 

内容は、グローバル化によって世界の経済がどのように変化したか、ということでした。割と一般的な内容だったのですが、スピーカーがところどころでかなり早く話すので、1度では聞き取れない箇所がありました。

 

テストはまず初見。一度だけ聞かせてもらい、すぐに訳出を録音します。その後、準備時間(全部が2回聞けるくらいの長さ)をもらい、わからなかった単語を調べたり、聞き取れなかった箇所を何度か聞いたりします。そして再度の訳出を行います。

 

今回、意外に難しかったのがOpenの訳し方でした。連続して出てきたのですが、適切な訳語が見つからなかった私は、初見の訳出ではどちらも「オープン」と言ってしまいました。“Openness of economy”は「経済の開放」、そして“Open to influence from other markets”は「他の市場からの影響を受けやすい」という意味です。簡単な単語ほど、うまく使うとかっこいいなと、こういう時にすごく感じます。それにしても日本語のボキャブラリーの無さに落ち込みます…。

 

私は今までも日本語力に難ありだったのですが、「本科3」や「本科2」のクラスの授業では、意味がわかればすっと訳出できることが多くありました。しかしこの「プロ通訳養成科1」に入ってからは、かなり苦戦しています。意味がわかっている、イコール表現ができるというものではないということを本当に痛感しました 。

 

何度もここで書いていますが、やはりしっかりとした日本語に幅広く触れることを避けてはいけないのだと、改めて感じました。まだまだ長い道のりですが、日英双方を向上するためのTO DOリストは山積みです。


さて、最後の授業の後はクラスメートと打ち上げをしました。この半期で一番楽しかったのはこれかも。笑

 

本当にあっという間の1学期で、思うように成長できたかは微妙なところですが、クラスメートや先生に本当に刺激され、大変だったけれど楽しい時間を過ごすことができました


春休みに入りますが、次の学期まで怠けないように勉強習慣をキープして、さらにブラッシュアップして準備万端で新学期を迎えたいと思います。

 

こんなダラダラな授業レポートに最後までお付き合いいただいた皆様 、本当にありがとうございました!!

 

| 授業体験レポート | 10:44 |
授業体験レポート:2018秋【中国語編】最終回 「着目点に注意する」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきました。今回は中国語翻訳者養成コース研究科1のAさんのレポート最終回をお届けします。勉強の合間にレポートいただいたAさん、本当にありがとうございました!

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16回目の授業になります。
今回の授業はすべて中日訳でした。日本語ネイティブの私にとっては挑戦しがいのある内容だろうと意気込んでいましたが、結果は散々。恐らく、これまでの中で一番出来の悪い訳出ではなかったかと思います。あまりの悲惨さに授業中に集中力が切れてしまいそうになりましたが、自身の欠点や今後何に重点を置いて学ぶべきかを知る機会にもなりますので、前向きにとらえたいと思います。

 

3題ある文章のうち、2題目の政治的な内容の文章が一番難しく、混乱してしまい一部文法すら正しく処理できていない箇所もあり、自身の勉強の足りなさを痛感しました。先生は原文の中国語と訳出後の日本語との二項対立をどう処理するかが今回のポイントだとおっしゃいます。あたりまえのことを書かない日本語と、すべて書き出す中国語。訳出の際に原文を整理しながら不要なものをフィルターにかけて捨てることが必要なのです。私はそれが全くできておらず、その結果、直訳調の日本語らしくない文章になったり、本当に言わんとしていることが訳出できていないという散々な結果になってしまいました。また、短いセンテンスでできた役人言葉の処理にも注意し、捨てるべき内容はないか、統合できる内容はないか読み取る力を養わないといけないと痛感しています。

 

また、今回すべての文章において言えることなのですが、私の読解力の低さがこうした結果を招いたと思います。以前在籍していたクラスで、言葉が分からなかったり文章が正しく読めていない箇所は、訳出がぎこちなく直訳調になったり、そこだけおかしな日本語になってしまっているというコメントを先生からいただいたことを思い出しました。分からない言葉をとっさに辞書で引いて、そのまま当てはめてはいけない…。ただ、分からないものは調べなくてはなりません。やはり、総じて私の勉強不足といったところだと感じています。

 


17回目の授業になります。
今回はすべて日中訳の授業でした。私の中国語の文章能力が低いこともあり、訳出というよりは書く事だけで精いっぱいになってしまいがちで、今後の課題が沢山できました。今回は3つの文章がありましたが、3つ目の日本製食品保存用ラップの紹介CMを取り扱った内容が一番難しかったです。同じ内容を訳すにしてもちゃんと着目点があることに気づかなければなりませんでした。

 

先生はこの文章がただの紹介文ではなく、CMの台本であることに着目し、映像で流れることを考えなければならないと、一番のポイントを挙げてくださいました。文章冒頭に「CM台本」と書かれているので、CM台本と分かってはいても、何に着目すべきなのかが私には分かっていませんでした。ここが今回の最重要点ではないかと感じています。

 

これまでの課題では、一部音声アナウンス等を取り扱うこともありましたが、文字を文字に訳す、すなわち、訳出先の媒体は様々ですが文字である場合が多かったのですが、今回はCMという映像であることに着目しなければなりません。先生曰く、文字は一次元、絵画は二次元、そしてそこから三次元は像(映像)であることを察した上で訳出しなければ、原文の文字を流れる映像に当てはめることはできないと教えていただきました。カットとカットのつなぎ目は特にそれが難しく、ただぼんやりと文字のまま訳してしまいがちです。

 

また、商品をもじったダジャレのような言葉の取り扱い方や、物の名詞と思って深く考えもしなかったものが実は商品名であり、正しく取り扱わなければならないことなど、今回も様々な例題やたとえ話などを織り交ぜて解説してくださり、聞いて初めて気づくことも多く大変勉強になりました。「今後の課題」が多くなる一方ですが、次回に生かせられればと思います。

 

 

18回目、今期最後の授業になります。

気がつけばもう18回目、今期最後の授業になりました。研究科は課題配布から5日後が訳文の提出締め切りで、その2日後に授業というサイクルです。これまでのクラスよりもタイトなため、授業が終わったかと思えばすぐにまた次の課題と慌ただしく取り組んでいるうちに、最終回を迎えました

 

授業に先駆け、先生との面談がありました。私はインターネット受講生ですのでSkypeを利用して面談を行います。上記の通り慌ただしく半年間が過ぎてしまいましたが、今期初めと比べて成長した箇所等、半年間の成果を客観的にお話し下さり今後の励みになりました。また、来期の学習内容や個人的に日頃から気になっていた勉強方法等、直接お話しできる機会をもつことができて良かったと思います。

 

今回の授業は中日訳主体の授業でした。これまで学んだポイントや注意点に気づいていながらも適切に訳出できていなかった部分もありましたが、文字や書かれていることのみに注目するのではなく、書かれていないこと、伝えたいことに注意して訳出できた箇所もあり、自分の考え方や処理の仕方が間違っていなかったことを実感できて安心しました。ただ、やはり気づけなかったポイントもあり、最終回にして「なるほど」と納得させられる部分も多かったと思います。

 

以前短編小説の日中訳で学んだ「ト書き(会話文の間に入る説明)」ですが、今回は中日訳になりますので原文の「ト書き」を消したり、主語を無くすことでより日本語らしく読みやすい文章になることに注意します。また、会話文の語尾や語気に変化をつけて発言者の職業が特定できるようにすることで、ト書きを無くすことが可能になります。先生は小説「金色夜叉」のダイヤモンドを見た老若男女のト書きのない会話文を例に出して説明してくださいました。この部分は私も知っていたのですが、翻訳を学ぶ者の目線で読むと、大変勉強になると改めて実感しました


また、何の気なしに訳出した言葉一つについても、何故その言葉を選んだのか、その言葉の持つ意味のみならずイメージはどんなものなのかを考えなければならないことを軽視してはならないなど、今後の課題も多く残っていると思います。

 

 

【 まとめ 】

課題配布〜授業までのスケジュールがタイトな上、授業も密度の濃い内容で半年間ついていくだけで精一杯でしたが、理由づけて翻訳することを中心に様々なポイントを体系的に学ぶことができたと感じています。今期初めの頃、先生が授業はただの添削の機会ではなく翻訳のポイントや注意点など、「何故そう訳すのか、何故その言葉を選択するのか」を掘り下げて学ぶことであるとおっしゃった通り、原文を掘り下げて読み砕いたり、両言語間の特徴をとらえながら訳出することの難しさ、大切さを感じながら学べたと思います

 

また、インターネット受講ではありますが、通学生と同じ内容の授業を受けることができ、学期末の面談等では先生とお話しできる機会もありますので、遠方に住まう私でもハンデなく受講できる機会に恵まれたのは本当にありがたいと思います。また、翻訳を学んでいたり、実務についている知人友人もおらず、気になる事や相談したい事があった際、教務の方が時間を割いてお話しくださったこともあり、大変心強いと感じました

 

思い返せば、中国語学習の一環として軽い気持ちで始めた翻訳の勉強ですが、気がつけばのめり込み、まだまだ足りない部分や課題も多くありますが、これからも楽しむことを忘れずに多くの発見に向き合っていきたいと思います。

 

上手く伝えきれなかったこともあるかと思いますが、今回の授業レポートを通して授業の内容や雰囲気等を感じ取っていただければ幸いです。つたない文章ではありましたが、半年間お読みいただきありがとうございました。

 

 

| 授業体験レポート | 09:41 |
授業体験レポート:2018秋【英語編】第8回 「上手なクラスメートから学ぶ」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポートをお届けします。

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早いものでこの授業レポートも今回とあと残り1回で終わりとなります。毎回毎回思いますが、この通訳学校の1学期はあっという間で、いつもびっくりしています。今回は、期末テスト前の最後の授業ということもあり、気合が入りまくりです。

 

●第15回 日英

毎回授業では、まずその前の授業の復習教材を通しで訳出し録音しています。中間テスト後の授業では、毎回その復習の録音データをクラスメートの誰かと交換し、互いに評価し合うということをしています。これが実は、すごく良いんです!

 

自分のひどい訳出を聞かれてしまうので、正直最初はすごく嫌だったのですが、人に聞かれると思うと聞かれても良いようなクオリティーに仕上げなくては!と復習にエンジンがかかりますし、さらにクラスメートの上手な訳出を聞くことで、同じレベルでもここまで違うのかと落ち込むと同時に、ある種の勇気をもらえます。もちろん大変参考になるので勉強にもなりますし、訳出内容の欠点を見つけることで、自分の訳出をいつもとは違う観点で考えることができます


さらには、クラスメートに評価してもらうことで、自分では今まで認識していなかった自分の強みや弱みが分かり、目から鱗だったり、励まされたりします。先生からのコメントとはまた違ったところを褒めてくれたり、弱点を指摘(笑)してくれるので、ありがたい限りです

 

さて今回は「トルコ危機と世界経済」です。トルコの金融危機がなぜ起こったのか、どのように世界経済に影響したか、していくかの話です。トランプ大統領が色々と世界を騒がせているのがよくわかります。(笑)

 

このトランプ大統領ですが、今まで私はずっとThe President Donald Trumpと言っていました。仕事等でネイティブに自分の英語チェックをしてもらう機会もあるのですが、特に何も指摘されなかったし、違和感もなかったのですが、実は冠詞が不要だそうです。ご存知でしたか?私だけ?今回、先生に指摘されなかったら一生冠詞を付けていたと思います…。BBCもCNNも冠詞はなしでした。盲点!

 

英会話学校ならまだしも、普段ネイティブと話をしていても、そこは違うよ!と指摘してもらえることはなかなかありませんこういう細かい間違いに気づけるのは本当にありがたいです


●第16回英日

期末テスト前の最後の授業です。そして最後のトレンドテスト。今回は経済・財政と好きなテーマであり、ここで頑張らなければひどい点数しか取っていないまま終わってしまう…ということで今回は頑張りました!

 

結果…

 

出張が入り、お休みしてしまいました…(泣)

 

テスト前の最後の授業だったので、これはかなりまずいのですが、仕事なので仕方がないです。来週のテストに向けてとにかく自習で補うしかありません。

 

ちなみにトレンドのテストは、後日、自分でやってみました。

 

結果…

 

13点でした…。

 

結局、大して良い点は取れず。やはりただ覚えるだけではだめだと実感しています。瞬時にぱっと出るくらい、しっかりと“Sink in”させて、Apple=りんごくらいの勢いで覚えないといけないなということですね。来期からの改善事項の一つです。

 

構文力や知識力が必要なのはもちろんですが、単語が分からないとなると特に英日では大問題です。そこで全てが台無しになりかねません語彙力はどれだけ多くても困らないし、とにかく増やさねば。さらに、前回のレポートにも書きましたが、パッシブではなくアクティブ、つまり自分で使える単語もたくさん蓄えておきたいと思います。

 

まだテストも終わっていませんが、語彙力の強化は春休みのTO DOに追加します。
いや、それよりまずは1にも2にもテストに向けて頑張ります。

 

Wish me luck!!

 

 

| 授業体験レポート | 09:40 |
授業体験レポート:2018秋【中国語編】第8回 「正しく伝えるということ」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語翻訳者養成コース研究科1のAさんのレポートをお届けします。

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第15回目の授業になります。

今回の授業は日中訳、中日訳両方からなるものでしたが、その中でも特に使用説明文の日中訳(今回は衣類の洗濯時の取り扱い)が難しく感じました。先生の課題の特徴でもあるのですが、一つの原文につき複数パターンの訳出を求められることがあります箇条書きと文章形式、音声アナウンスバージョンとパンフレットバージョン等。訳文の使用目的によって訳し方を変えなくてはなりませんので、それぞれの文章形式の特徴を考えた上で訳を構成しなければなりません。また、そこには当然ながら両言語間の文章の特質の違いもあります。授業では主にそうした点に焦点を当てて学ぶことができたと思います。

 

これまでも何度も言われてきたことですが、原文を読む際には「書いてあること」「書きたいこと」「書いてはいないこと」に注意しなければなりません。つまり、そのまま訳出すると直訳調というだけでなく、本来伝えるべきことが伝わらず、場合によっては読み手が全く違う文脈として理解し誤解を生んでしまうこともあるからです。ですから、訳出の際は「必ず目的に沿った」訳文を考えなければなりませんし、そのためには訳出後の言語の特徴もしっかりと把握しなければならないと感じています。今回の例を挙げれば、表示マークの説明文ですので「〜しないでください」という表記が目立ち、ついうっかりと「请注意〜」としてしまいがちなのですが、そうではなく注意を促す、提案するような言い方を考えなければならないのです。つい文字ばかりに気を取られて、何のために書かれた文章なのか、その目的を見失いがちでしたので注意したいと思います。

 

また、原文を読み解いていくうちに、原文である日本語の文章自体に違和感があるという声がクラスメイトや先生から上がりました。恥ずかしながら私は全く気にも留めていなかったのですが、確かに言われてみれば何かの影響を受けたかのようなたどたどしい部分があるかもしれないと感じます。先生曰く、中国語に引きずられた日本語の文章であるとか。実際に翻訳の仕事に従事していると、よく原文自体に違和感のあるものに出会うこともあると話してくださいました。その際には「半改半译」と言って、訳出しながら原文のおかしなところも直さなければならないのだとか。授業では、このように実体験を踏まえた翻訳者の仕事についても説明してくださいます。先生方は翻訳者としても活躍されていらっしゃいますので、貴重な体験談や裏事情的なものも知ることができ、これもまた授業の魅力であり楽しみの一つでもあります。

 

| 授業体験レポート | 12:56 |
授業体験レポート:2018秋【英語編】第7回 「英語と日本語のActive vocabulary」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポートをお届けします。

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あっという間に1月も終わりに近づき、期末テストまでの残りの授業が日英・英日ともに1回ずつになってしましました。今年に入って若干エンジンがかかってきたものの、フルスピードになる頃には終わっているであろうという気配もちらほら…。

 

●第13回 日英

授業とは関係がないのですが、実は今年に入ってからジムに行き始めました!本当は去年10月に契約して会費を払っていたのですが全く行けず、かなりもったいないことをしていて、もう解約しようかと迷っていたのですが、意を決して行くようにしました。運動の効果か、日々スナック菓子をあまり食べたいと思わなくなったり、勉強も捗るようになりました!運動、すばらしい!ちょうど今回の授業で、通訳は体力勝負と先生がおっしゃっていたので、このまま頑張って続けたいと思っています。今年は何事も3日坊主にならないようにしたいです。

 

さて授業ですが、今回は「イラン核合意」についてです。トランプ大統領が昨年の5月に離脱を発表した、イランの核開発を抑制するための合意です。元々はオバマ政権時代に結ばれた合意で、アメリカを始め、イギリス、フランス、ドイツ等の大国が加盟しています。

 

トランプ大統領は合意から離脱し、イランに対してさらに強い制裁=sanctionsをかける、ということでしたが、この「さらに強い制裁」を、安直な私は“reimpose stronger sanctions”と訳してしまいました。先生曰く、“tighten the sanctions” or “tighten the grip”という意味であると。こういうところです。字面を追ってしまい、しっかりと日本語の理解ができていないところが私の課題です…。

 

また、最近感じるのが、Activeなボキャブラリーの少なさです。Active vocabularyとは自分で意味がわかって尚且つ使える単語、その逆がPassive vocabularyで、聞いて意味はわかるけど、自分では使えない単語です。私の場合、英語も日本語も、とにかくActive vocabularyが少ないのです。今回も例えば、嫌悪感を持つ=dislikeかなぁと思い、それ以外は全く思いつきませんでした。しかし、先生やクラスメイトの訳出では、hatred、aversion、antipathy、don’t like…と出るわ出るわで、確かに言われてみればそうなのですが、自分では全く思いつきませんでした。

 

さらに私の場合には、日本語の方がむしろよりひどいかもしれません。難しい言い回しだとわからないものが多すぎて、英語の方がわかったりします(日本語ネイティブです…)。情けないばかりですが、日本語力を上げるのは英語力を向上させるよりもさらに大変とのことですので、今年は少しずつ取り組んでいきたいと思っています。

 


●第14回 英日

早いもので1月も、もう終わりです。今回も前回に引き続きベーシックインカムに関するトピックでした。テーマは「Social mobility & Meritocracy」。Social mobilityは「社会移動」という意味で、社会の中において個人や家族、その他グループが社会の階層を上下、または水平移動することを表しています。つまり平社員が会社の役員や社長になったりすると上昇で、その逆で役員が降格し一般社員になれば下降です。水平移動は同じ階層内での会社や家等の移動のことだそうです。MeritocracyはMerit(業績、功績)とCracy(ギリシャ語の支配)を組み合わせた造語で、1958年にイギリスの社会学者であり政治家であるMichael Dunlop Youngさんという方の著書「The Rise of the Meritocracy」で登場した言葉です。知能と努力によって自分の地位や階層が決められる「能力主義」、「実力主義」、「業績主義」等を意味しています。生まれや身分によって地位が決定されていた前近代社会から、個人の業績(つまりMerit)によって地位が決定される近代社会への展開によって広がった原理で、教育業界などではけっこう使われているそうです。

 

今回は元金融機関CEOの女性がスピーカーでした。このスピーカーはとにかく英語が早い…。わりとインテリな欧米人には早口な人が多いですが、まさにそんな感じです。通訳泣かせです。


そして金融畑の方なので、金融用語等をさらっと織り交ぜてきます。「IMF」(国際通貨基金)や「VAT」(付加価値税)等々。早口で言うので1度ではなかなか聞き取れず、とにかく今回は聞くことに集中しました。

 

英日通訳をしているときに一番怖いのは英語が聞き取れないときです。大切なところで、特に名詞などが聞き取れないと結構大問題だったりします。通訳をするときはメモを取りながら聞いているので、聞く方に100%フォーカスできないことが多々あり、聞こえていても抜けてしまうことも多いので、この辺のバランスが難しいです

 

本当は聞くことが何より大切で、きちんと記憶した上でメモは呼び水として使う程度が理想だとよく言われます。事実、たまにものすごくうまく訳出ができた!と思うときは、大抵そんなにメモを書いておらず、内容をしっかりと聞いていて記憶に残っている、ということが多いです。

 

記憶に残るということは、英語とか日本語とか関係なく、きちんと「スピーカーの言わんとすることの本質を本当の意味で理解している」ということだと思うので、やはり根本的な知識と英語力(単語力も含め)を伸ばすことが何よりも必要なのだと、今期はすごく身に染みて感じています

 

| 授業体験レポート | 13:12 |
授業体験レポート:2018秋【中国語編】第7回 「気づくことの難しさを知る=受講の醍醐味」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語翻訳者養成コース研究科1のAさんのレポートをお届けします。

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13回目の授業になります。

今回は日中訳、中日訳の両方がありそれぞれ文芸翻訳からなる授業でした。原文を読む際、ついサラッと読んでしまいがちなのですが、話には「オチ」がありそれを場面場面でどのように訳し分ければ話自体の面白さや特徴を表せるのかという点について学びました。特に今回はショートショートと呼ばれる特別に短い小説だったため、ストーリー展開のテンポも速く、そういった部分での表現の工夫も大切だと感じました。

 

いつもの通り、とても密度の濃い授業でしたが、今回は文芸翻訳ならではの留意点を教えていただき、訳出の際に全く気づかなかったこともあり目からうろこが落ちました

 

まず始めに、慣れ親しんでいる言葉は疑いも無く読み進めてしまうので注意が必要です。言葉に隠されている意味を意識しないと読み落としてしまいます。また、訳出の際に文章を一度全て読み終えてから訳しますが、その時点で翻訳者はストーリーの「オチ」を知ってしまっていますから慎重にならなければなりません。本来まだオチが分からない場面でネタばらしをしてしまう恐れがあるからです。またそれと同じ理由で、題名のつけ方も注意を払う必要があるとのことでした。

 

もちろん、言葉ではっきり表せばネタがバレてしまうことは当然なのですが、気をつけていないとちょっとした言葉選びや表現の仕方で読者に感づかれてしまいます。そういう点でも、これまで学習してきた「言葉選び」の重要さと、文芸作品に取り組むことによって改めてその難しさを痛感しました。

 

今回課題として選ばれた日中訳・中日訳それぞれの文章は、共に「オチ」があり、それをどの時点で読者に気づかせ、読者の知るところとなるのかを取り扱ったものでした。訳出する際は全く気づかなかったのですが、先生の解説を聞いてそれを知ると、「あぁなるほど」とパソコンの画面を前にしながら(←インターネット受講の為)先生の考えられた授業の構成に驚きの声を漏らしてしまいました。通学クラスのクラスメイトの皆さんも同じ気持ちだったようで、驚きの声が聞こえてきました。

 

14回目の授業になります。

今回の授業は課題が出された際に予告があった通り、「中国語原文の並列に並べられた言葉をどう扱うか」に重きを置いた授業でした。この「並列」に関しても、今期の授業で何度も学習してきた内容で、中国語の特徴でもありますので、避けては通れない重要ポイントになると思います。

 

ただやはり、授業を受ける度に「またやってしまった、気づけなかった」と思ってしまうのは、そもそもその「並列」に並べられた文章に疑いを持たず、また文章全体とのバランスや構成を考えずにやみくもに訳してしまっていたからだと気づきました。今回は何故その並列の文章ではだめなのか、ダメなのであればどのようにまとめればいいのかを体系的に学べました

 

日本語、中国語の特徴の一つとして、日本語は当たり前のことは書きませんが、中国語は全ての情報を書き出し、時間や登場人物も全て時系列に並べると先生はおっしゃいます。また、それこそが中国語の文法でもあると教えてくださいました。そして、まずこの点を十分に頭に入れておかないと、直訳調のダラダラと文字を並べた訳出や、いつ、誰が…と時系列に淡々と並べられた子供の日記のような文章になりがちなのです。

 

ではどのように処理すべきなのか、先生は課題文の他にもいくつかのパターンを説明してくださいました。日本語の文章でも例を挙げる場合はありますが、2〜3個にとどまりますのでそれを目安にすること、そして同系列の言葉、例えば林業や漁業等は産業とまとめることができるなど。こうしたポイントや方法を知ることで、見逃してしまった箇所に気づき、より分かりやすく訳出する助けとなるので、大変勉強になりました。

 

今回の訳出ではうまく処理が出来なかった部分や気づけなかった部分が多くありましたが、他のクラスメイトの皆さんの訳文を参考に、どういうまとめ方があるのかを知りました。また、先生からは、細かく訳出すると妙にその部分だけ生活感が出てしまう、別の話題にそらされてしまう可能性があるため、文章全体の構成から考えることも必要だということを学べたと思います。

 

| 授業体験レポート | 10:33 |
授業体験レポート:2018秋【英語編】第6回 「弘法じゃないので筆を選ぶ」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポートをお届けします。

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お正月休みも明けてしばらく経ち、完全に普通の生活に戻りました。
昨年に比べ少しずつではありますが、勉強時間をとれるようになってきました。このまま良いリズムを続けられるように、今年は…今年こそは頑張らないと!


●第11回 日英

この回、実は1月5日だったのですが、年始の家族の集まりに被ってしまい、振替制度を初めて利用しました。(前回のレポートで制度を簡単に説明していますので、ご参照ください。


土曜日の授業は午後と夜間のクラスがあり、その2クラスに関しては自由に振り替えられるのですが、その他の曜日へは学期中に1回のみ振替が可能なシステムです。この制度を初めて利用し、日曜クラスへ参加しました。土曜と日曜で、どちらも週末クラスなので雰囲気は若干似ていましたが、普段一緒に学んでいないクラスメイトの訳出を聞くのはとても勉強になります

 

上手な方の訳出は、さすがプロ科クラス!としみじみ思います。同じクラスなのにここまで違うかと感心している場合ではなく、自分が同じようにしっかりとできるようにならないといけないと実感します。

 

ここで少し余談ですが、通訳を行う際にはお気に入りのボールペンを使っています。以前のクラスで教えてもらった、手に力を入れなくてもすらすら書けるボールペンなのですが、他のペンでのメモ取りと比べると雲泥の差なのです。こういうのを「下手の道具調べ」というらしいですね…ひとつ利口になりました (笑)弘法じゃないので筆を選ぶ、状態。

 

話が逸れまくりましたが、そのすらすら書けるボールペンを予備を含め2本携帯しているのですが、授業中にまさかの2本ともインク切れ!という過去にない事態が発生しました。他にもボールペンを持っていましたのでメモ取りは続行できましたが、やはりいつものボールペンとは比べ物になりませんでした。今後は念にも念を入れて3本携帯しようかなと思っています。


さて授業ですが、今回は政治・外交情勢分野の「増額し続ける日本の防衛費」がテーマでした。イージス・アショアの導入に関して、防衛予算の膨張が著しく、国民の不信感が募っているという話です。イージス・アショアはニュースで聞いたことはありましたが、実はお恥ずかしながら何なのかこの授業まで知りませんでした。イージス艦の機能を陸上に置く最新施設で、2基で日本全体をカバーできるものだそうです。

 

普段ニュースでよく聞く言葉がたくさん出てくるのですが、意外にも英語で何と言うか、ぱっと出てこないものが多いです…概算要求(Budget request)とか、防衛白書(Defense white paper)とか。こういう当たり前の言葉をしっかりと身に付けないと、通訳は難しいですね。

 

●第12回 英日

2019年一発目のクラスは英日でした。(スケジュールは日英が先だったのですが、振替制度を利用したため日英と英日の順番が逆転しました。)


前回はお休みしてしまったのですが、トレンドのテスト(吹込み)が、中間テスト後の授業である前回から少しレベルアップしています。今までは、単語が流れるとすぐに日本語を吹き込む形でした。中間テスト後からは、単語が流れて、さらに次の単語が流れた後に1つ目の単語の日本語を吹き込みます。例えば、Apple→りんご、Peach→もも、が中間テスト前のやり方。中間テスト後には、Apple→…、Peach→りんご、Orange→もも、という風に1つ前の単語を覚えておいて、さらに次の単語を聞いてそれも覚えておきながら、口では1つ前の単語を出さないといけないという、脳みそをフル回転する方法になっています。

 

一応少し準備はしていたものの、想像以上の難易度で結果は散々…(25点中12点でした)。今期はまだ8割取れていないので、あと残り2回のうちになんとか1回くらいは満足のいく点数を取りたいものです。


さて、授業ですが、今回のトピックは「Growing inequality and insecurity」、経済の話です。実は私、経済や金融といったトピックが大好きなのです。今回はベーシックインカム、所得補償制度についての話だったので、元々知っていたこともありますが、準備もすごく楽しかったです。以前から先生にも、知識の偏りがひどい、と言われるのですが、好きなものに対してはとことんはまるタイプなので、そうでないトピックに対してもしっかりと取り組むのが今年の目標の1つです


さて、ベーシックインカム、所得補償の制度ですが、実はフィンランドで実験的に導入されたことがあります。2017年1月から2018年12月までの2年間、失職中の約2000人に一律560ユーロ(約7万円)が支給されました。当初は延長予定だったようですが、結局は延長せずに終了し、実際にどのような効果があったか等の検証結果は2019年〜2020年に発表される予定です。これに対しては色々と個人的には思うこともありますが、書いていると長くなるのでそれはまた機会があれば…(ないか!)。

 

今回の授業での教材は生音声だったのですが、経済や金融のトピックは割とわかりやすいシンプルな英語表現が多い気がします。もちろんスピーカーの英語によっては聞き取りづらいところもありますが、経済や金融は英語ノンネイティブの通訳者でも知識があれば参入しやすいと昔、先生に聞いたことがあります。「知識があれば」ですけどね。

 

今回の授業では、4人1グループに分かれ、事前に下調べしてきた内容を1分間程度でプレゼンする、さらに、グループの代表者がクラス全員の前でグループ全員のプレゼン内容を踏まえて再度プレゼンをする、ということをしました。しっかりと下調べをして、それを自分のものにしておく、そして人にもわかりやすく説明ができるように、ということで次回以降も同じようにプレゼンを行うそうです。


他のクラスメイトに迷惑を掛けぬよう、むしろ何か役に立つような情報を提供できるように、準備にさらに気合が入ります
インフルエンザが流行ってますが、残り少ない授業を無駄にしないように体調管理をしっかりし、勉強に励みたいと思います!

 

 

| 授業体験レポート | 09:23 |
授業体験レポート:2018秋【中国語編】第6回 「ポイントを押さえる」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語翻訳者養成コース研究科1のAさんのレポートをお届けします。

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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 

11回目の授業になります。

今回は前回に引き続き、言葉や文章の羅列をどのように処理するかという問題について、履歴書形式の原文を使用し中日訳の演習を通じて学びました。以前別のクラスに在籍中、同じく中日訳の履歴書を扱った授業がありましたが、今回も同様に日本人の私には文章がひたすら長く感じました。先生もおっしゃるように訳出ポイントは、日本企業に提出し、日本人が読んで違和感のない、最後まで目を通してもらいやすい書き方にしたうえで、伝えたい事をきちんと伝えることです。この履歴書の人物を採用してもらうにはどうまとめるべきか、意味を変えずにどこを削ることで読みやすく最後まで目を通してもらえるのかに気をつけなければなりません。

 

また、履歴書という自分自身をアピールする場ですが、日中間で書き方に差があるようで、日本人の私から見ると、中国語の書類は自信たっぷりに全ての業務や詳細を書き並べているように感じます。 経験した職務とその結果を文字に表す中国語の書類は「自信」や「成功」の文字のオンパレードです。この文章の末尾をどうするかも大きなポイントだとアドバイスをいただきました。また、中国にはインターンの制度がありますが、その存在を知っていることも訳出の上で重要なポイントとなるようです。

 

そうした話題に触れている際、クラスメイトの皆さんが「私が中国にいたころは〜」という話をする声が聞こえてきました。そう言えば、皆さん前期、前々期から一緒に受講しているだけあり、最近は授業中もちょっとした声が聞こえてきます。密度の濃い授業の中でも和やかさがあり、積極的に、また自由に意見や会話ができ、時に笑い声の聞こえてくる心地のいい雰囲気だなと感じ、インターネット受講の私にはとても羨ましく思えます。

 

日中訳はついに苦手な文芸(小説)翻訳を取り上げることになりました。
毎回、 何行ずつかに分けて少しづつ訳出していきます。前回学んだ中国語によくみられる会話文前後の「ト書き」(発言者の状況や表情を言葉で表します)の処理方法や、情景を訳出する際の視点の高さが違えば訳出が変わってくるというポイントを学びました。今回、冒頭部分に情景描写がありましたが、何も考えず訳出した訳文を見て、先生は私の視点は低めに設定されているとおっしゃいました。改めて自分の訳出や先生の訳例、クラスメイトの訳文とを見比べた際、人の目線かそれより下くらいから見た情景と読み取れることに初めて気づき、驚きと共に大切なポイントであることを理解しました。

 

12回目の授業になります。

今回の課題は全て日中訳からなり、私にとってはとても難しく骨の折れる授業でした。前回からの小説の訳出を含め3種類の文章を用い、書かれている内容を適切に伝えるための言葉選びを順序だてて学ぶことができたと思います。

 

適切な言葉選びに関しては、今期初回から何度も繰り返して学んできましたが、新しい文章になるとつい訳す=中国語を書き出すことばかりに意識が傾いてしまい、書かれている内容ではなく文字を訳してしまいがちです。伝えたい内容を的確に読み解き、文章の隅々から情報を集め、それらを用いて推測することで適切な言葉を選ぶ判断材料とします。また、ここで大きなポイントとなるのは文章の一部の言葉が決まるとその言葉に見合った言葉、主語や述語などが決まり、更に修飾する言葉が決まりますどの言葉を選ぶかによって、文章に与えるイメージや情景を左右するので大変重要なポイントですが、このように一つ一つ順番に言葉を選択する方法を用いることで、伝えたい訳出に導くことができることを学びました。

 

3パターンの文章を使用し、それぞれポイントとなる箇所について例をいくつか挙げ、もし〜という言葉を選択したらどういうイメージになるのか、〜という言葉だったら話の筋がこのように変わってしまう等、なるほどなと納得する解説をいただきました。分かりやすく、またユーモアのある説明は頭に入りやすいので、密度の濃い授業ではありますが楽しく受講しています

 

また、今回は原文が全て日本語だったにも関わらず、文章の細部まで読み取ることができていなかったことは反省点でした。文字では書き表されていない文章の内容を読み解くことで、的確な言葉の選択の第一歩となるからです。このように特に出来ていなかった点に関しては、いつもの通りクラスメイトの訳出や考え方を知る事で次回へ繋げられればと思っています。

 

 

| 授業体験レポート | 09:16 |
授業体験レポート:2018秋【英語編】第5回 「2018年最後の授業」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポートをお届けします。

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あけましておめでとうございます。

あっという間に中間テストも終わり、後半戦突入です。年末になると毎年同じことを思いますが、一年あっという間でした!

2019年は少し仕事も落ち着くはずなので、しっかりと気を引き締めて勉強に取り組みたいと思います。…と言いつつ、年末年始は帰省等で思うように勉強がはかどりませんでした。


それでは早速、中間テスト後、2018年最後の授業レポートから始めたいと思います。

 

●第9回 日英

中間テスト後の初授業です。今回はひとりひとりテストのフィードバックをいただけるので、楽しみにしていました。ひとり約10分弱、授業時間中に順番にフィードバックをいただきます。

 

その間は今回のトピックである「食品ロス」についての訳出を自習で行います。ちなみに、世界で生産された食料のうち3分の1が廃棄されているそうです。なんてもったいない!


さて、フィードバックですが、あまりにテストがボロボロだったので、もはや評価に値せずだと思っておりました。フィードバックなんていうほどのコメントもないのでは、と思っていましたが、厳しい言葉だけでなく温かい言葉もかけていただき、ちょっと泣きそうになりました。

 

まずはやはり日本語の理解力が不足していることを指摘されました。私は日本語ネイティブですが、にも関わらず日本語力不足を指摘されます…。以前のクラスから指摘されているのですが、通訳をするということが表面的な理解ではいけないことが身に沁みます。また、クラスの予習については、ネットで調べるのではなく本を読んで準備をすること、特に論文等を読みなさいと言われました。今年の目標にたくさん本を読むことを入れましたが、なかなかハードル高めです。唯一いただいたお褒めの言葉は、時々きれいな表現が出ているとの事


プロ科に入り一気にレベルが上がって、英語が喋れるだけでは通訳ができないということをさらに痛感しています。

 

●第10回英日

実はこの回、2018年最後の授業は急な仕事が入りお休みをしてしまいました。中間テスト後のクラスで先生からのフィードバックをいただける大切な機会だったのに…ガッカリ。過去に授業レポートを書いていた方の中でこんなにお休みしてしまっているのはきっと私だけでしょう…。読んでいただいている皆様に大変申し訳ない思いでいっぱいです。

 

今回は急遽お休みせざるを得なかったため恩恵を受けられなかったのですが、実は今期から違う曜日に授業を振り替えることができるようになりました(※プロ1東京校のみ)。年始最初の授業が1月5日の予定だったのですが、帰省等の都合で参加が難しそうだったため、このシステムを初体験する予定です。今期は土曜日のクラスなので、通常はお仕事が入ることはほぼないのですが、たまにこういうことがあるので大変ありがたいシステムです。(※この振替システムは学期中に1度しか使えないのですが、今回は私用で使ってしまいました。)

 

授業を休んでしまうと、復習は全て自分で訳出を行わなければいけない(クラスメートの訳出が聞けないので)、先生が説明する予習の詳細が聞けない、という大きなディスアドバンテージが課せられます。授業で使用した教材や音源は、所属クラスの受講生だけがアクセスできるサイトにアップロードされるので、そこからダウンロードして確認し、一人黙々と復習するという、普段3時間の授業で行うことを一人でやると、これがまた大変です。ちなみに私は結構カフェで通訳訓練をしているので、カフェでぶつぶつ言っている怪しい人がいれば、それは私かもしれません。(笑)

 

通常の復習は、クラスで行ったパフォーマンスの録音(自分の声です)を聞いて、落ち込んで、そこから磨きをかけていく、というプロセスを取ります。前回はテストでしたので、いつも以上に落ち込みましたが、それでも自分の声を聞くことは本当に大切です。自分で聞いていて聞き心地の悪い訳出を人様に聞かせるわけにはいきません

 

私の課題は日英も英日もやはり日本語力が著しく乏しいことのような気がします。もちろん英語力もまだまだ足りませんが、毎回自分の日本語を聞いていて嫌になります。また、英語もかなりカジュアルなので、品格のある英語を話せるようになるのが今後の課題です。

 

予習の詳細に関しては、今期はありがたいことにクラスメートがメーリングシステムで詳細を送ってくれるので大変助かっています。そこから私は基本的にネットで予習をしています。Wikipediaを始めとし、海外ネタなら外務省のサイト等、なるべく確実なサイトを使って準備をしています。しかし、つい先日、日英の授業で本や論文を使って準備をしなさいと言われたので、今後は近所の図書館を活用しようと計画中です。

 

今回聞けなかったテストのパフォーマンスに対してのコメントは次回いただけると思うので、その際にまたこちらでご報告できればと思います。


**********

平成も残り少し、私事ですが今年は厄年が明けたので良いことばかり起こると期待しています。
色々と今年やるぞ!と思っていることが3日坊主にならないように気を引き締めつつ頑張りたいと思います!
今学期もあっという間に残り半分ですが、しっかりと頑張っていこうと思いますので引き続きよろしくお願いします。

 

| 授業体験レポート | 09:22 |

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