通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

ISSスクールブログ

アイ・エス・エス・インスティテュートが運営しています。


授業体験レポート:2017春【中国語編】第8回 「サイトラとボイスオーバー」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第8回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

日→中訳の通常授業は最後の回となりました。最後の授業はサイトトランスレーションボイスオーバーの練習です。

 

サイトトランスレーションとは、テキストを見ながら口頭で訳すトレーニングです。文頭から順送りに訳すスラッシュ・リーディングと似ていますが、サイトラはテキストを見ながら、1センテンスもしくは意味のかたまりごとに区切り、即座にかつ自然に訳していきます。

 

通訳コースなのにどうして文字による訓練が必要なのか?と疑問に思いますが、短時間で内容を理解し、文法、構文、語彙力を駆使して情報処理する練習を重ねることにより、読解速読やリスニング力の向上にもつながるそうです。

 

授業で使われた教材の内容はそれほど難しくありませんが、つい途中で考え込んだり、言い直したりしたりと、不自然な訳になってしまいました。しかしそのような時は、中国語母語のクラスメートのネイティブならではの自然な中国語訳を聞いていると、とても参考になります。

 

単語の選択や言い回しもなるほど!と思うことばかりで、中国語母語でも特に難しい表現をしているわけではなく、今まで習った構文と単語、そして少しの「調味料」を加えるだけで十分に自然な表現になるのがよく分かりました。


同じクラスに日中両方の母語者がいることは、お互いにとって、通訳の勉強には最大のメリットだと思います。

 

日→中訳最後の授業のもう1つの練習は、ボイスオーバーでした。ボイスオーバーとは、同時通訳やニュースのインタビューのように原音の音を小さな音量で残しながら、翻訳した音声を重ねる手法です。


今回はあらかじめどのような映像を使うのか先生から情報をいただいていたので、以下の準備をしました。


1. 映像を見て日本語の原稿起こしをする
2. 中国語に訳す
3. 映像の音声に合わせて収まるように、中国語訳と自分が話すスピードを調整する


今回は家で準備をする時間がありましたが、一般的にはボイスオーバーの仕事は、当日原稿を渡され(画も見せてもらえずいきなり本番もザラとか!?)短時間で収録をすることが多いので、実力が試されるそうです。


ボイスオーバーの難しいところは、映像と音声にきっちり合わせて中国語訳を重ねないといけないところです。映像の音声より早めに終わらせても、長すぎてもいけないので、尺の中に納まるように、何度も原稿を手直しして、自分の話すスピードも調整をするのが大変でした。


次回の授業は、中→日のボイスオーバーです。こちらは、本番さながら事前情報ナシ、当日原稿渡しのぶっつけ本番とのことなので、どんなテーマが出てくるのか授業が始まってみなければ変わりません。


そして最終日は通訳科2との合同授業。テーマはすでにいただいているので、下調べをしなければいけません。メーリングリストを活用して、みんなで協力し合いながら準備を進めようと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第7回 「英訳再び!邦銀MD&A、そして日本経済」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第7回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

こんにちは!夏本番を迎え暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。我が家では、子どもたちが通う学校の野球部が県大会を勝ち進み、連日嬉しいニュースが続きました。残念ながら、甲子園まであともう少し、準決勝で敗退となりましたが、お蔭様で7月は楽しい日々を過ごすことができました。

 

さて、「金融・IR翻訳クラス」は、学期末に向けて回を重ねてきておりますが、ミニテストを含め圧倒的に英訳課題が多く、相変わらず四苦八苦しながら取り組んでおります。今回レポートする11回目、12回目は、ともに日英課題で、主に日本経済に関する課題の訳出を行いました。

 

では、いつものように授業の様子をご紹介させていただきます。

 

 丸第11回目の課題


11回目の課題は、銀行のアニュアル・レポートの「経営成績の検討と分析」に関する英訳でした。具体的には、経済情勢、預金、融資、手形割引、総資産、および利益に関する内容を扱いました。

 

経済情勢の部分以外は、預入残高、融資残高、総資産額、経常収入、経常利益、純利益など各項目の前年度との比較など、似たような表現が並びましたが、数値表現を習得するいい機会になりました。

 

なお、「経営成績の検討と分析」は、”Management Discussion and Analysis” と訳出され、略して、”MD&A” と広く使われているとのことでした。また、辞書によると、”MD&A” は米国では、米国証券取引委員会(SEC) が投資家への情報提供の一環として開示を要求しており、日本では、有価証券報告書に「財政状態及び経営成績の分析」の記載が求められているとのことです。

 

今回先生からは、訳出がだんだん良くなっているとのコメントをいただきましたが、まだ不自然な英語になっている箇所もあるとのことですので、しっかり復習していきたいと思います。

 

丸第12回目の課題


12回目の課題は、「国際金融基金(IMF) 」の記事の英訳でした。

 

今回は、週末外せない用事が入っていたので、課題に取り組む時間がなく、納得した訳出ができないままの提出となりました。

 

IMFに関する今回の内容は、前回の授業でも扱ったアニュアル・レポートの、「MD&A の世界情勢」に関する記述で使える表現が多く、また、IMFの記事は、日英対訳で揃っているので、参考になるとのことでした。

 

その他、定型、定番の表現も多かったので、こちらも復習して使える表現を増やしたいと思います。

 

丸ミニテスト


ミニテストは、11、12回ともに日英課題でした。11回目は、2015年度の経営実績、12回目は、日本経済に関する記述でした。ミニテストはここのところ、更に文字数が増えた上、難易度も上がってきました。

 

ミニテストに取り組む毎に、力不足を感じるこの頃ですが、授業は残すところあと3回ですので、ミニテストの内容も合わせて、できる限り復習していきたいと思います。

 

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【中国語編】第7回 「残すところ。。。」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第7回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------


授業も後半に入り、内容がますます難しくなってきました。今までの中→日訳授業では、使われる教材のテーマは文系のものが多く、全体的に比較的理解しやすく、興味が持てるテーマのものでした。

 

話者の話す中国語が多少早口であったり、訛り、アクセントがあったりしても、自分にある程度専門知識が蓄積されているテーマであれば、「こんなことを話しているんだな」と見当がつきやすいものもありました。

 

しかし、13、14回目の授業は、私が苦手とする理系の内容でした。
上海浦東新区に位置する超高層ビルの建築計画に関する学術大会の講演で、建設地の話から、デザインの特徴、建設工法、環境保護対策、フロア構成等、テーマは多岐にわたります。

 

事前に80ページ以上もあるパワーポイントの資料が配布され、クラス全員で分担して資料に出てくる単語を調べ、単語帳を作成することになりました。少人数だけあって、なかなか素晴らしいチームワークです。一人で全部の単語調べをすることは時間的に厳しいので、とても助かりました。
そして、資料にある単語を調べるだけでなく、添付されている写真や絵から、講演で出てくると思われる単語も想像して調べます。

 

今回は理系の内容であるからか専門用語も多く、辞書に載っていない単語があったり、パワーポイント資料で使われる表現が独特の標語のような言い回であったりして、頭や体ではなんとなく話者の言いたいことが分かっているものの、ピッタリくる日本語がなかなか見つかりません。語彙力も大事ですが、通訳のセンスも問われるようなテーマでした。

 

今回の通訳訓練を通して、中国の経済を牽引する最前線の都市である上海で進む超高層ビルの建築プロジェクト概要や、環境への配慮がなされた最新の建築様式について同時に理解を深めることができました。

 

今までの授業では、映画評論家や文化人類学者の講演や不動産投資説明会の通訳訓練もありました。どんな通訳でもできるようになるには、常日頃から幅広い知識を身に付ける必要があります。

 

先生も自分の体験からおっしゃっていましたが、英語の場合、特定の分野に限定して業務を請け負う通訳者もいるけれど、中国語通訳は様々な分野に対応しなければならず、幅広い知識が求められるのが特徴だそうです。

 

先日の授業ルポで前半終了と書いたばかりですが、気が付けば今期も残りあと1ヶ月となってしまいました。最後の週には、ゲストスピーカーをお招きしての通訳科2との合同授業で長時間の逐次通訳実演もあります。果たして自分がどこまでできるのだろうか?と心配になります。

 

そして期末テストもあります。今度は中間テストの反省点を踏まえ、今まで習ったことをきちんと復習をして、素早い反応ができるように練習をしたうえでテストに臨みたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第6回 「アニュアルレポートの和訳」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第6回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

こんにちは。7月は猛暑や豪雨など変わりやすい天気が続きますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?「海の日」が過ぎ、関東は梅雨明け間近、まさに夏到来ですね。一方、我が家は、週末は毎週何かと外せない用事が入り、課題に取り組む時間が限られ苦労しているこの頃です。

 

さて、「金融・IR翻訳クラス」は、早いもので全15回授業のうち、三分の二を終了しました。初めの5回は金融・経済関連記事を扱い、6回目以降はIR 関連の課題に取り組んでおります。第9、10回目はアニュアルレポートの和訳を行いましたので、簡単ですがいつもの通りご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

丸第9回目の課題


第9回目の課題は、米自動車メーカーのアニュアルレポートの和訳でした。IR 関連は、個人的には理解しやすく、更に英訳よりも和訳の方が取り組み易いため、いつもより余裕のある回でした。

 

今回の内容は、事業展開上起こり得る重大な「リスク要因(Risk Factors) 」に関するもので、具体的には、金融危機、景気後退、地政学的事由によるもの、市場の支持や為替、価格、金利の変動事由によるものなどを扱いました。

 

自動車業界に関しては知識が限られるため、当然調査の上、訳出いたしましたが、更なる調査が必要な部分もありました。例えば、”fixed structural cost” についてですが、自動車産業の原材料は、約47%が鉄で、全コストの約22%にあたるという背景から、「高固定費構造」と訳出すると講師の先生から説明を受けました。使い慣れない専門的な語彙については、可能な限り十分な調査を行う必要があると感じました。

 

丸第10回目の課題


第10回目も引き続き、米自動車メーカーに関するアニュアルレポートの和訳を行いました。今回は「自動車産業に影響を及ぼす主な経済要因・トレンド(Key Economic Factors and Trends Affecting the Automotive Industry )」について、具体的には、為替変動、設備余剰、価格圧力、貿易政策を扱いました。

 

今回の授業では、講師の先生より、特に、不自然な日本語の言い回しについての指摘がありました。例えば、”erect or intensify barriers to import” の訳ですが、「輸入障壁を確立、強化する」、ではなく、「輸入障壁を導入(または「構築する」か「設ける」)、強化する」、と訳出すべきとの説明がありました。

 

講師の先生からは、合わせて、「日本語コロケーション辞典」のご紹介もありました。和訳の際、英語に引っ張られて不自然な日本語になってしまうこともありますので、参考にさせていただきたいと思います。

 

今回は、個人的には、残念ながら課題に取り組む時間が通常の半分位しか取れませんでしたので、質的には不十分な回となってしまいました。今後は翻訳プロセスの見直しを行い、更なるスピードアップに繋げたいと思います。

 

丸ミニテスト


第9回目は「ストック・オプション」について、第10回目は「リスク要因」について、10分間の英訳テストが行われました。

 

回を追うごとに、より難しい課題が与えられているとはいえ、残念ながら限られた時間内で満足な訳出が出来ていない状況です。復習が不十分であることは明らかだと思います。中間フィードバックの際、先生からご助言いただいたとおり、毎週300語程度の英文を暗記するよう努め、自由に使いこなせる英語 (先生曰く、”Active English” )を増やしていきたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【中国語編】第6回 「あっという間に前半終了」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第6回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

中→日訳の前半最後の授業が終わったのもつかの間、日→中訳もあっという間に中間テストと前半最後の授業の日が来てしまいました。

 

テスト前にスクリプトを見て練習していた時は何となく訳せていたのですが、実際にテストで音声を聞くと焦ってしまい、完璧な訳出をすることができませんでした。

 

出来る限りの準備をしたつもりでも、肝心な時に正確なパフォーマンスにつながらないのは、「音声を聞いて瞬時に口頭で訳す」この練習が足りていないのでしょう。

 

11回目授業日→中訳テストと通常の授業を行いました。


1. 単語テスト:今までの授業内容から15題
2. 逐次通訳テスト:今までの授業内容から長文逐次通訳15題
3. 筆記テスト:最近のニュースから長文翻訳2題(初見)
4. 授業:日本人映画監督のインタビュー

 

逐次通訳の試験範囲は、これまでに学習した4テーマから15題となかなかのボリュームです!しかも、授業の練習では、音声を流す時間はあまり長くなかったのですが、テストでは短いものでも30秒程度、長いものは1分半くらいあったような気がします。

 

テストが終わった後にクラスメートは「長すぎてメモが追いつかなかった」、「焦って頭が真っ白になって途中で訳が止まった」等々感想を言っていましたが、先生は涼しい顔で「皆さん、全部授業で練習した内容ですよね〜」となかなか厳しいことをおっしゃいます。

 

筆記テストの長文翻訳問題(初見)は最初「最近のニュースから」というヒントのみで、あまりにも漠然としていて事前準備の際どこから手をつけていいものやら途方に暮れてしまい、先生に出題されるテーマを教えていただきました。

 

まずインターネットでテーマに関するニュースを探し、核となる単語を調べ、次にニュースの内容を理解したうえで、どう翻訳するかを考えました。この事前準備のおかげで、なんとかテストを乗り切ることができましたが、この準備がなければ、即時に翻訳することはできなかったので、準備と背景知識の大切さを実感しました。

 

前半最後の授業は、報道情報番組の通訳練習を行いました。現在中国では日本文学ブームが起きており、ある芥川賞受賞作家が、中国語版が出版されたことをきっかけに初めて中国を訪れ、現地の大学で日本語を学ぶ学生たちと人生観や価値観を語り合った様子を紹介するという内容でした。

 

前回授業の映画監督の逐次通訳も同じですが、インタビューの通訳は、話者の話があちこちに飛んでまとまりがなく、結局何が言いたいのか分かりにくいので、独特な表現や語感を話者の意図に沿って上手く訳出するのが難しいと思いました。

 

前半の一番の反省点は、復習が十分にできずに消化不良だったことです。それでも、テスト講評で褒めていただいた分は、とても励みになりました。後半は授業内容も更に高度になります。先生方からいただいたアドバイスを参考に、苦手な分野は克服できるように、褒めていただいた分野は、更に伸ばせるように頑張りたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第5回 「続・アニュアル・レポートの英訳」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第5回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

みなさん、こんにちは!7月に入り梅雨明けを思わせるような暑さが到来し、早くも夏を感じる今日この頃ですが、みなさん夏休みの計画は既に立てられましたでしょうか?

 

私は、季節の中で一番夏が好きなので、夏休みの計画を立てるだけでもわくわくします。仕事、勉強、家の用事など、みなさんも毎日お忙しいかと思いますが、是非少しでもお休みを取り、リフレッシュして今後に繋げていただければと思います。

 

さて、「金融・IR翻訳」クラスは、都合により一週お休みが入りましたので、今回は第8回目授業のみご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 

丸第8回目の課題


今回は、前回に引き続きアニュアル・レポートの財務諸表の注記に関する英訳でした。会計分野ですので、個人的には理解しやすく、対応しやすい課題でした。

 

具体的には、前回の課題は、会計基準、連結方針、外貨建て勘定の換算などに関する内容でしたが、今回は、外貨建て財務諸表の換算、有価証券、棚卸資産、有形固定資産の減価償却、圧縮記帳、貸倒引当金、希薄化後一株当たりの純利益、ファイナンス・リースなど個別の会計処理を扱いました。

 

授業では、会計上の知識として、例えば、有価証券(Securities) については、移動平均法や低価法、棚卸資産(Inventories) については、仕掛品と半製品の違いや貯蔵品の定義、個別法や総平均法についてといったキーワードに関する意味と英語表記について先生から説明がありました。あと、希薄化一株当たりの純利益(Diluted Net Income Per Share)についてですが、この項目は原文で計算方法が説明されているので、分母と分子をきちんと理解して、英訳するようにとのことでした。

 

丸ミニテスト


今回のミニテストは、ストック・オプション(Stock Option) と新株予約権(Stock Acquisition Rights) に関する英訳でした。今回の課題も英訳でしたが、いつもより倍以上長い日本語の文章を10分で英訳するというものでした。回を追うごとにより難しい課題が与えられ、またもや最後まで訳し終えることができませんでした…

 

財務諸表の注記は、定型的な文章が多く、インターネットで似たような文章を見つけることができますが、各社記載内容が異なる分野ですので、基本的な会計知識とその英語表現の方法について習得しておく必要があると思いました。個人的には、以前学習した会計処理について、見直すよい機会を得ました。今後は更に、国際会計基準を含め、最新の会計基準に関する知識を増やし、また主要企業のアニュアル・レポートについてもなるべく多く目を通して、さまざまな表現に慣れておくようにしたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【中国語編】第5回 「中間テスト」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第5回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

時間が経つのは早いもので、前半最後の授業と中間テストの時期になりました。基礎科1クラスから何度もテストを受けているにもかかわらず、毎回とても緊張して気が重くなります。

 

9回目の授業中間テストを行いました。
筆記問題は成語の単語テスト(中→日訳)、通訳問題は今まで習った教材の授業でやり残した部分と成語を用いた短文会話の中→日訳の初見問題が出ました。

 

成語は事前に日本語と中国語が対訳になっているリストが配られました。誰もが知っているようなものから、聞いたことのないものまで、その数は500以上にも上ります。
膨大な数の成語をひたすら暗記して試験に臨みましたが、覚えたはずなのにいざとなると意味が思い出せず、会話を聞いてもすぐに日本語に訳出することができませんでした。やはり成語は用例の中で意味を理解しながら覚えるのがよいようです。
中国人は会話の中で成語を多用すること人が多いので、日本人も成語を効果的に使えれば、まさに血の通ったコミュニケーションが出来るのではないでしょうか。

 

中→日訳前半最後の授業は、中国人映画評論家が最近公開された香港映画と監督・主演の俳優を紹介しながら、香港のカンフー映画やカンフー喜劇映画について概観するという内容でした。

 

事前に単語リストが配られ、以下の準備をして授業に臨みました。


丸テーマとなっている映画を実際に見に行き、あらすじを頭に入れる。
丸単語リストの映画俳優と映画名の中国語読みと日本語読みの両方を覚える。
丸単語リストの映画のあらすじをネット等で調べる。

 

授業で使われた映像は、テレビ番組の中で評論家が一人で話す形式で、内容は自分が学生時代に見た香港映画の話から、映画俳優の生い立ちや外国映画にまで広範囲にわたり、俳優名や作品タイトルはもちろん、あらすじも頭に入れていないと、瞬時に訳出するには難しい場面がたくさんあります。

 

しかし、今回私が一番悩まされたのは、映画評論家の発音でした。ネイティブ曰く「標準的な北方の発音で聞きやすい」とのことなのですが、私には何を言っているのかさっぱり分からず、全く聞き取れないのです。
前の部分が聞き取れないと、それに関連する後ろの部分も聞き取れないため、集中力が途中で切れて聞くことを諦めてしまい、結局ほとんど聞き取きとれないという散々な出来でした。

 

私は話者の発音やテーマによって訳出の出来にムラがあるので、この差を少なくすることが課題なのですが、それと同時に集中力、途中で聞くのを諦めないこと、十分な下調べが大事だと痛感した授業でした。

 

来週も引き続き中間テストです。次の授業に向けて準備もあります。とても大変ですが、クラスメイト同士が協力して単語リストを作ったり、メールで質問したりなど、とても励みになるクラスです。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第4回 「IR関連の日英、そしてプロの訳出スピード」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第4回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

こんにちは。梅雨に入り不安定な天気が続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

 

私事ですが、私には中高生の子どもが二人おります。この時期は特に、塾や学校の保護者会や三者面談、学校行事のお手伝い、部活の試合や保護者会など、毎週の様に週末の日程が詰まっており、課題に取り組める時間は、残念ながら限られておりますが、何とかがんばっております…

 

ちなみに、「金融・IR翻訳」クラスの課題配信は金曜日の午後、提出は日曜日じゅうなので、課題に取り組める時間は週末のみです。先生の話ですと、私たちが課題に取り組む時間をあえて短くしているそうです… 翻訳の仕事をするのであれば、800字の日本語を約一時間半で英訳できるようにならないと、見直しの時間が取れなくなり、品質が保てなくなるとのことです。プロの翻訳者のスピード感に慣れるための練習とはいえ、今はまだ大変ですが、引き続き今後の課題も集中して取り組んでいきたいと思います。

 

さて、金融・IR翻訳クラスの6、7回目は、IR関連の日英翻訳を行いました。私は以前会計・監査の勉強をした経験があり、IR関連は経済専門記事に比べ取り組み易い課題でした。翻訳する内容の基礎知識があることは、やはり大きなメリットであり、誤訳の回避に繋がると思いました。

 

では、いつもの様に授業の一部をご紹介したいと思います。

 

丸第6回目の課題


6回目は、「新株予約権(株式オプション)の発行」に関する企業から株主への通知の英訳でした。今回の課題では、同じような内容の通知をインターネット上で見付けることができ、訳出の参考にしました。先生によると、IR関連の情報は、インターネット上で見付け易いとのことです。

 

今回の課題を取り組むにあたり、数社分の通知を読みましたが、様々な翻訳があることが分かりました。同じような表現を見つけても、そのまま使うのではなく、より読み易く、分かりやすい表現ができないか考えて訳出する必要があるようです。

 

なお、今回の様な通知では、shall が使われることが多いとのことです。shall は義務的な意味がある所で使われ、機械的に表現する部分や付随する部分については、shall を使う必要はなく、will を使い、状況をただ表している部分については、is/ are を使うとのことでした。


丸第7回目の課題


7回目の課題は、「アニュアル・レポートの財務諸表の注記に関する英訳」でした。財務諸表作成における、会計基準、連結方針、通貨などについての記述でしたが、今回の課題の様な財務諸表の注記は、定型的な文なので、慣れておく必要があるとのことでした。

 

なお、会計基準の取り扱いで使われる「償却する」ですが、有形固定資産については、depreciate 、無形固定資産については、amortize が使われるので、注意が必要とのことでした。あと、「重要な子会社」、「重要な連結会社間の取引」などで使われる際の「重要な」は、significant を使用。また、通貨の記載で使われる「日本円」は、the Japanese yen とthe を入れるので、これも注意が必要とのことでした。

 

丸ミニテスト


6、7回目も授業の最後にミニテストがありました。いつものように、約100字の日本語を10分で英訳するという課題でした。課題は、一度授業で扱った内容に近いとはいえ、残念ながら、時間内に終わらせることができませんでした。


訳出スピードを上げるためにも、今後は、授業で触れた内容については、できる限り毎週暗記して、実際に使える表現を増やしていきたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【中国語編】第4回 「ノートテイキングと短期記憶保持能力」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第4回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

前回の中→日訳の授業ルポで「中国語のリスニングが苦手」「ノートテイキングは永遠のテーマ」と書きましたが、日→中訳なら何も問題がないのか?というと、そういうわけでもありません。

 

中→日訳は、聴いている間にメモを取りながら、話の内容を理解すること自体が難しく、中国語を聞いてその時は分かっていたのに、訳出時に内容が思い出せないのは、一度聞いた時点の理解が不十分なのかもしれません。
日→中訳では、話の内容は理解しやすいが、メモをもとに自然な訳出をするのが難しいと思います。

 

どちらにも共通する悩みは、聞いているときは理解しているつもりでも、あとでメモを見返すと、話の内容を思い出すことができないことがあることです。

 

先生曰く、ノートテイキングは確固たる手法がある訳ではなく、自分独自の方法を編み出してやればいいとのことで、手法にはいくつか基本的なことがあります。

 

 

1. 聞こえてくる音を書き留めるのではなく、

   理解した重要なポイント、キーワードや数字、固有名詞を残す。

    ※数字だけに集中せずに、

       単位・通貨単位や重さ・長さ・面積等の単位のメモも忘れない。


2. 一部の「接続詞」もメモを取る。

   ※順接、逆説、転換、因果関係、等

 

 

なぜ接続詞が大切なのかというと、スピーカーの話がどのように展開しているのかを表す言葉で、重要な接続詞を押さえてあれば、話の内容を比較的思い出しやすいそうです。

 

しかし、ノートテイキングはあくまでも記憶の補助であり、通訳するには、スピーカーの話を聞いて正確に内容を理解したうえで訳すというプロセスが必要なので、まずは短期記憶保持能力とリスニング力を高めてから、ノートテイキング練習をする方が効果的とのことでした。

 

7、8回目の日→中訳授業では、中国で行われた一帯一路サミットと安倍首相のイタリアG7サミット出席に関連するニュース映像を用いたシャドーイング、サマライズ、ノートテイキング及び日→中訳と、安倍首相新年年頭記者会見のノートテイキングと通訳練習を中心に行いました。

 

ノートテイキングの練習では、一人ずつ前に出て、30秒程度に区切った映像を見ながらホワイトボードにメモを取り、日本語でリプロダクションした後に中国語に訳出する実演も行いました。

 

政治ニュースや首相の演説は、ニュース独特のフレーズや政治家が好んで使う難しい言い回しをいかに自然に中国語らしく通訳するかが難しかったです。

 

また、日本語は修飾語が長いので、そのまま訳すと聞き手にとって意味の通りにくい訳になる場合は、二文に分けて訳したり、日本語のままでは伝わらない単語は、説明を付け加えて訳したりする必要があり、文法的に正しいだけではなく、より洗練された中国語らしい訳出が求められます。

 

この授業が終わると、いよいよ中間テストで折り返し地点です。
私はインプットもアウトプットも未熟なので、並行して練習を行いたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第3回 「経済記事の英日翻訳!そして、ミニテスト!?」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第3回をお楽しみください。

----------------------------------------------------------------------------

 

こんにちは。5月は記録的な暑さが続きましたが、皆さんはお元気でお過ごしでしょうか?

 

さて、「金融・IR翻訳」クラスは、早いもので三分の一の授業を終えました。経済・金融に関する記事には、特有の言い回しや表現が多く、まだまだ苦労しています。日本語でも内容の理解に苦しんでいる状態ですが、竹内先生からご推薦いただいた書籍等を通して、経済・金融に関する知識が増えるにつれ、授業で扱われる内容も少しずつ理解できるようになってきました。

 

今回は、4、5回目の授業の内容と、新たに始まったミニテストについて、一部ご紹介したいと思います。

 

丸第4回目の課題


4回目の課題は、経済専門誌記事の和訳でした。これまでの課題は、3回連続、経済金融関連の日英翻訳でしたので、「金融・IR翻訳」クラスで初めての英日翻訳課題でした。英日は、日英よりも比較的訳出しやすいと思いましたが、先生の添削や訳例を見ると、思っていたほど容易なものではないと思いました。

 

今回は、「トランプ大統領選勝利が国債市場に与える影響」について訳出しました。先生からのコメントで一番多かったのは、訳文が長すぎるということでした。見出しは勿論のこと、本文も余分な言葉を削る努力が必要とのことでした。

 

例えば、short- and long-term interest rates は、「短期及び長期金利」、と訳するのではなく、「長短金利」と訳出する。また、the yield on the ten-year Treasury bond は、初めて訳出する際は「10年物米国債利回り」とフル表記し、二度目以降は、「10年債利回り」と、できる限り一語でも多く削って表記するとのことでした。

 

あと、今回の課題では、death という言葉が何度か出てきました。先生によると、death という言葉は英語ではよく使用されるとのことですが、比喩表現にて、「死」という日本語にはせず、「終焉(しゅうえん)」と訳出するとのことです。

 

丸第5回目の課題


5回目は、経済専門紙記事で、前回に引き続き英日課題です。内容は「米国株価と高値材料指数」についてでした。

 

今回も、余分な言葉を一語でも削るようにとの指導が続きました。年代表記は、初めて訳出する際は、例えば、「2014年」とフル表記し、二度目以降の年代は、20を削り「13年」や「09年」と簡略表記するのが通例とのことでした。また、low and stable US market は、「低水準かつ安定した米国市場金利」ではなく、「低位安定の米国市場金利」と訳出するとのことでした。一語一語、細部まで気を使う必要があると思いました。

 

丸ミニテスト


第3回目の授業より、授業の最後にテストが行われるようになりました。100文字程度の日本文を10分で英訳するというものです。これまでの授業で扱った内容で、辞書等を利用して良いとのことでしたが、時間がなく、辞書を引いている時間はありませんでした。

 

実際に翻訳の仕事を受ける場合、この程度のスピード感で訳出しないと、見直しの時間が取れず、品質を保つことができないとのことです。ミニテストは、私にとって、プロの厳しさを実感する時間となり、このテストを受けて以降、これまで以上に復習のため時間を割くようになりました。

 

経済・金融に関する知識を更に増やして、英訳、和訳の訳文の品質と訳出スピードの向上をめざします。

 

 

| 授業ルポ | 09:00 |

☆好評連載中!
『柴原先生のワンランクアップの英語表現』
banner_shibahara.jpg

CATEGORIES

RECOMMEND BOOKS


SELECTED ENTRIES

CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>

リンク

モバイル
qrcode