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授業体験レポート ふりかえり:2017年 [春期] レギュラーコース

 

2017年春期の授業レポートも、大好評のうちに最終回を迎えました。

英語翻訳者養成コース専門別翻訳科「金融・IR 翻訳」クラスをレポートしてくださったHFさんからは、課題への取り組みや、金融・IR分野ならではの表現、等、また、中国語通訳者養成コース「通訳科1」クラスをレポートしてくださったCさんからは、実際の授業内容や、講師からの指摘ポイント、などをご紹介いただきました。

英語編と中国語編を隔週更新で紹介してきましたが、もう一度ふりかえって読んでいただくとまた新たな発見があるはずです。皆さまが再読しやすいように、Indexを作成しました。再読の際にご活用ください。

ご担当いただいたHFさん、Cさん、本当にありがとうございました!


丸授業体験レポート 2017春 英語編Index
 第1回「緊張の初回授業!」 
第2回「2回目、3回目も日英課題!経済新聞等の記事から
第3回「経済記事の英日翻訳!そして、ミニテスト!?
第4回「IR関連の日英、そしてプロの訳出スピード
第5回「続・アニュアル・レポートの英訳
第6回「アニュアルレポートの和訳
第7回「英訳再び!邦銀MD&A、そして日本経済
第8回「続く英訳!銀行のリスク管理、そして金融論文記事

第9回「最後のクラス!経済雑誌の日英。そして全体の感想


丸授業体験レポート 2017春 中国語編Index
第1回「緊張の授業が始まりました!
第2回「いよいよ日→中訳授業開始です!
第3回「バランスの良い学習が大事です!
第4回「ノートテイキングと短期記憶保持能力
第5回「中間テスト
第6回「あっという間に前半終了
第7回「残すところ。。。
第8回「サイトラとボイスオーバー
第9回「継続は力なり?

 

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第9回 「最後のクラス!経済雑誌の日英。そして全体の感想」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました!

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきました。


今週のレポートが英語翻訳クラスの最終回となります。どうぞお楽しみください!

5か月間にわたってお読みくださり、ありがとうございました。

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こんにちは!9月に入りましたが、皆さま今年の夏は楽しく過ごされましたでしょうか?
 
さて、「金融・IR翻訳クラス」はとうとう全15回のクラスを終え、授業レポートも今回が最終回となります。今回は、最終クラスの様子に加え、全授業を受講しての感想もお伝えしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

丸第15回目の課題


15回目の課題は、経済雑誌の英訳でした。内容は、日銀の金融緩和策からの「出口」政策に関するもので、講師の先生によると、金融全体をカバーする課題を選ばれたとのことでした。

 

使われていた語彙や表現は、これまでの授業で扱った内容が多く含まれていましたが、訳出上、原文にはない説明を加える箇所等もあり、応用的な内容だったと思います。

 

丸全体を振り返って


全体的に言えるのは、金融関連の翻訳をするには、基本的な経済、金融の知識がないと適切に訳出できないということです。金融翻訳のクラスを受講する前に、経済、金融に関する入門書(外国為替、株式、債券、金利、マクロ・ミクロ経済)を読み、理解しておくと、より効果的に取り組めると思いました。

 

あと、日経新聞と英字新聞の経済記事を日常的に読み、新聞・雑誌記事の表現や、経済に関する知識を蓄えておく必要があるので、こちらも早めに読み始めると良いと思いました。

 

なお、私の場合は、これまで会社内で使われる実務文書のみ扱ってきたので、新聞や雑誌の翻訳には慣れておらず苦労しました。講師の先生からは、日英経済記事を大量に読むように指導されました。

 

IRに関するドキュメントでは、主にアニュアル・レポートを訳出しましたが、決まった項目や表現が多いので、アニュアル・レポートに多く触れて、慣れておく必要があると思いました。なお、会計の知識が必要になるので、基礎知識がない方は、こちらも事前に英文会計関連の書籍を読み、英文決算書が読めるようにしておくと良いと思いました。

 

最後に、やはり全ての基本となる英語力、特に文法力と正確な語彙知識が必要になると実感しました。文法に不安のある方は、文法をもう一度見直し、語彙については、良い辞書を揃えて適切な語彙選びを行う必要があると思いました。私も英文法を見直し、辞書も活用してよりネイティブの英語表現に近づけていきたいと思います。(辞書については、英英辞典、英語のビジネス辞典、日本語のコロケーション辞典、英語の類義語辞典、冠詞辞典など、講師の先生からご紹介いただき大変参考になりました。)

 

今後も英語力を強化しながら、金融・IR翻訳分野の勉強を続け、本分野の翻訳者を目指したいと思います。


さて、全9回にわたり、「金融・IR翻訳クラス」の授業の様子などをレポートしてきましたが、如何でしたでしょうか?今後、金融・IR関連の翻訳の勉強を考えられている方の一助となれれば幸いです。

 

では、皆さまの今後の更なるご活躍をお祈り申し上げます!ありがとうございました。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【中国語編】第9回 「継続は力なり?」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきました。


今週のレポートが中国語通訳クラスの最終回となります。どうぞお楽しみください!

5か月間にわたってお読みくださり、ありがとうございました。


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4月から始まった通訳科1の授業もアッと言う間に最終回となりました。

 

中→日訳最後の授業は、ボイスオーバーの訓練でした。前回の日→中訳授業のボイスオーバーと違うのは、今回は事前の情報は全くなく、授業の時に初めて音声を聞きながらメモを取り、それを簡単なスクリプトに仕上げ、最後に映像にあわせてボイスオーバーをする点です。

 

短時間で原稿起こしから本番まで行うので、リスニング力だけでなく、語彙力、要約力、表現力等の総合的な力が求められます。

 

分からない単語は辞書やタブレットを駆使して意味を調べ、クラスメイトと協力し合いながら、自然ないい訳になるように原稿を作成しましたが、練習時間が少ないので、映像の音声に合わせて、原稿や自分が読むスピードを調整するのが難しかったです。

 

そして、今期最後の授業は1つ上のレベルの通訳科2との合同授業でした。外部から異文化コミュニケーション学や通訳翻訳学を専門とする大学講師をお招きし、「日中通訳者の規範意識とその背景」をテーマに日本語で講演、それを中国語に逐次通訳をするという内容でした。そしてこの合同授業は、期末テストの通訳試験を兼ねています。

 

3週間ほど前に資料が配られましたが、内容がとても専門的で日本語を読んでも意味がよく分からず、資料に出てくる単語や文献名、人名等を片端から調べて単語帳を作ったり、関連する論文を探したりなどの準備を進めました。


日本語の意味もよく分からないのに、本番で本当に訳せるのだろうか?と心配しながら準備を進めていると、なんと前々日の夜遅くに追加の資料がメールで届いていました。

 

それに気づいたのが前日の昼過ぎだったため、慌てて追加分の単語調べをしたものの時間が足りず、最後まで調べることができませんでした。

 

合同授業の本番では、講演者の横に座り、聴衆に向かって通訳を行いました。
通訳中は緊張の連続で、訳が漏れてしまったところ、端折ってしまったところ、全然違った訳出になってしまったところ、反省点はたくさんありますが、クラスメイトの通訳を聞いていると、とても分かりやすい訳で、参考になることがたくさんありました。

 

今期を振り返ると、1回目授業からクラスメイトのレベルの高さと自分との差に愕然としたものでした。中国語母語者の日本語は素晴らしく、日本語母語者の中国語レベルもとても高く、半年間みんなについて行けるのか?といつも悩んでいました。

 

しかし、それがまた自分への刺激にもなり、授業の復習や予習も頑張ろうと思えました。半年間でどのくらい進歩できたのか?自分ではあまり実感はありませんが、合同授業後の個別面談(*)で先生から頂いた講評と温かいお言葉を糧に、これからも勉強を続けたいと思います。

 

1学期間最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

お世話になった先生方、クラスメイトの皆様に感謝申し上げます。

 

(*)学期の最後に受講生と担当講師との個別面談を行っています。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第8回 「続く英訳!銀行のリスク管理、そして金融論文記事」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第8回をお楽しみください。

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こんにちは!8月下旬に入り、夏休みもあと一週間で終わろうとしていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

さて、「金融・IR 翻訳クラス」は、あと3回を残すのみとなり、こちらも終盤に差し掛かってきました。課題については、クラスメートから、英訳の方が勉強になるという意見が多く、当初の予定より多く英訳課題が出されることになりました。

 

丸第13回目の課題


13回目は、IR 関連で、邦銀のリスク管理に関する日英課題でした。具体的には、「統合的リスク管理、信用リスク、および信用リスク管理」に関して訳出しました。

 

今回新たな金融用語として、「ALM (Asset Liability Management )」や、「ストレステスト」などを扱いました。「ALM 」は、金融機関が行うリスク管理手法の一つで、総合的な資産・負債管理であり、「ストレステスト」は、 米連邦準備委員会(FRB )が大手銀行に対して年一度実施する資本の健全性テストで、邦銀の現地法人も対象とのことです。

 

個人的には、リスク関連の業務を担当していたことがあるので、リスク管理については、ある程度知識がありましたが、金融業界特有のリスク管理については、扱ったことがなかったので大変勉強になりました。

 

また、”independent from 〜”と”independent of 〜”の使い方の違いなど、細かいニュアンスの違いについても教えていただきました。ネイティブの英語表現に近づけるため、先生に教えていただいたような、良い辞書を使って一語一語確認する必要性を改めて感じました。

 

丸第14回目の課題


14回目の課題は、国際通貨基金(IMF)の論文記事の英訳でした。論文形態記事の訳出は、初めてでしたが、一文が長く、また論文特有の言い回しもあり、難易度が高い課題だと感じました。例えば、「論文は〜を報告している」の「報告している」は、”report” ではなく、”find” が使われ、また、「統計的に有意」は、”statistically significant” と訳出されるとのことでした。

 

用語については、これまで扱ってきた用語も多かったので、何とか訳出しましたが、原文に沿った細かいニュアンスを正確に訳出するのが難しかったです。

 

丸ミニテスト


13回目のミニテストは、授業時間が足りず行われませんでしたが、14回目は、引き続き日英課題で、13回目の課題に関連したリスク管理に関する内容でした。


英訳は、個人的には苦手な分野ですが、本クラスでは、特に後半に入り毎週英訳課題が出され、まさに英訳漬けの日々となっています。苦労しながらも、以前よりも少しずつ良くなってきているので、扱った内容を忘れないように、繰り返し復習したいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【中国語編】第8回 「サイトラとボイスオーバー」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第8回をお楽しみください。

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日→中訳の通常授業は最後の回となりました。最後の授業はサイトトランスレーションボイスオーバーの練習です。

 

サイトトランスレーションとは、テキストを見ながら口頭で訳すトレーニングです。文頭から順送りに訳すスラッシュ・リーディングと似ていますが、サイトラはテキストを見ながら、1センテンスもしくは意味のかたまりごとに区切り、即座にかつ自然に訳していきます。

 

通訳コースなのにどうして文字による訓練が必要なのか?と疑問に思いますが、短時間で内容を理解し、文法、構文、語彙力を駆使して情報処理する練習を重ねることにより、読解速読やリスニング力の向上にもつながるそうです。

 

授業で使われた教材の内容はそれほど難しくありませんが、つい途中で考え込んだり、言い直したりしたりと、不自然な訳になってしまいました。しかしそのような時は、中国語母語のクラスメートのネイティブならではの自然な中国語訳を聞いていると、とても参考になります。

 

単語の選択や言い回しもなるほど!と思うことばかりで、中国語母語でも特に難しい表現をしているわけではなく、今まで習った構文と単語、そして少しの「調味料」を加えるだけで十分に自然な表現になるのがよく分かりました。


同じクラスに日中両方の母語者がいることは、お互いにとって、通訳の勉強には最大のメリットだと思います。

 

日→中訳最後の授業のもう1つの練習は、ボイスオーバーでした。ボイスオーバーとは、同時通訳やニュースのインタビューのように原音の音を小さな音量で残しながら、翻訳した音声を重ねる手法です。


今回はあらかじめどのような映像を使うのか先生から情報をいただいていたので、以下の準備をしました。


1. 映像を見て日本語の原稿起こしをする
2. 中国語に訳す
3. 映像の音声に合わせて収まるように、中国語訳と自分が話すスピードを調整する


今回は家で準備をする時間がありましたが、一般的にはボイスオーバーの仕事は、当日原稿を渡され(画も見せてもらえずいきなり本番もザラとか!?)短時間で収録をすることが多いので、実力が試されるそうです。


ボイスオーバーの難しいところは、映像と音声にきっちり合わせて中国語訳を重ねないといけないところです。映像の音声より早めに終わらせても、長すぎてもいけないので、尺の中に納まるように、何度も原稿を手直しして、自分の話すスピードも調整をするのが大変でした。


次回の授業は、中→日のボイスオーバーです。こちらは、本番さながら事前情報ナシ、当日原稿渡しのぶっつけ本番とのことなので、どんなテーマが出てくるのか授業が始まってみなければ変わりません。


そして最終日は通訳科2との合同授業。テーマはすでにいただいているので、下調べをしなければいけません。メーリングリストを活用して、みんなで協力し合いながら準備を進めようと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第7回 「英訳再び!邦銀MD&A、そして日本経済」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第7回をお楽しみください。

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こんにちは!夏本番を迎え暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。我が家では、子どもたちが通う学校の野球部が県大会を勝ち進み、連日嬉しいニュースが続きました。残念ながら、甲子園まであともう少し、準決勝で敗退となりましたが、お蔭様で7月は楽しい日々を過ごすことができました。

 

さて、「金融・IR翻訳クラス」は、学期末に向けて回を重ねてきておりますが、ミニテストを含め圧倒的に英訳課題が多く、相変わらず四苦八苦しながら取り組んでおります。今回レポートする11回目、12回目は、ともに日英課題で、主に日本経済に関する課題の訳出を行いました。

 

では、いつものように授業の様子をご紹介させていただきます。

 

 丸第11回目の課題


11回目の課題は、銀行のアニュアル・レポートの「経営成績の検討と分析」に関する英訳でした。具体的には、経済情勢、預金、融資、手形割引、総資産、および利益に関する内容を扱いました。

 

経済情勢の部分以外は、預入残高、融資残高、総資産額、経常収入、経常利益、純利益など各項目の前年度との比較など、似たような表現が並びましたが、数値表現を習得するいい機会になりました。

 

なお、「経営成績の検討と分析」は、”Management Discussion and Analysis” と訳出され、略して、”MD&A” と広く使われているとのことでした。また、辞書によると、”MD&A” は米国では、米国証券取引委員会(SEC) が投資家への情報提供の一環として開示を要求しており、日本では、有価証券報告書に「財政状態及び経営成績の分析」の記載が求められているとのことです。

 

今回先生からは、訳出がだんだん良くなっているとのコメントをいただきましたが、まだ不自然な英語になっている箇所もあるとのことですので、しっかり復習していきたいと思います。

 

丸第12回目の課題


12回目の課題は、「国際金融基金(IMF) 」の記事の英訳でした。

 

今回は、週末外せない用事が入っていたので、課題に取り組む時間がなく、納得した訳出ができないままの提出となりました。

 

IMFに関する今回の内容は、前回の授業でも扱ったアニュアル・レポートの、「MD&A の世界情勢」に関する記述で使える表現が多く、また、IMFの記事は、日英対訳で揃っているので、参考になるとのことでした。

 

その他、定型、定番の表現も多かったので、こちらも復習して使える表現を増やしたいと思います。

 

丸ミニテスト


ミニテストは、11、12回ともに日英課題でした。11回目は、2015年度の経営実績、12回目は、日本経済に関する記述でした。ミニテストはここのところ、更に文字数が増えた上、難易度も上がってきました。

 

ミニテストに取り組む毎に、力不足を感じるこの頃ですが、授業は残すところあと3回ですので、ミニテストの内容も合わせて、できる限り復習していきたいと思います。

 

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【中国語編】第7回 「残すところ。。。」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第7回をお楽しみください。

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授業も後半に入り、内容がますます難しくなってきました。今までの中→日訳授業では、使われる教材のテーマは文系のものが多く、全体的に比較的理解しやすく、興味が持てるテーマのものでした。

 

話者の話す中国語が多少早口であったり、訛り、アクセントがあったりしても、自分にある程度専門知識が蓄積されているテーマであれば、「こんなことを話しているんだな」と見当がつきやすいものもありました。

 

しかし、13、14回目の授業は、私が苦手とする理系の内容でした。
上海浦東新区に位置する超高層ビルの建築計画に関する学術大会の講演で、建設地の話から、デザインの特徴、建設工法、環境保護対策、フロア構成等、テーマは多岐にわたります。

 

事前に80ページ以上もあるパワーポイントの資料が配布され、クラス全員で分担して資料に出てくる単語を調べ、単語帳を作成することになりました。少人数だけあって、なかなか素晴らしいチームワークです。一人で全部の単語調べをすることは時間的に厳しいので、とても助かりました。
そして、資料にある単語を調べるだけでなく、添付されている写真や絵から、講演で出てくると思われる単語も想像して調べます。

 

今回は理系の内容であるからか専門用語も多く、辞書に載っていない単語があったり、パワーポイント資料で使われる表現が独特の標語のような言い回であったりして、頭や体ではなんとなく話者の言いたいことが分かっているものの、ピッタリくる日本語がなかなか見つかりません。語彙力も大事ですが、通訳のセンスも問われるようなテーマでした。

 

今回の通訳訓練を通して、中国の経済を牽引する最前線の都市である上海で進む超高層ビルの建築プロジェクト概要や、環境への配慮がなされた最新の建築様式について同時に理解を深めることができました。

 

今までの授業では、映画評論家や文化人類学者の講演や不動産投資説明会の通訳訓練もありました。どんな通訳でもできるようになるには、常日頃から幅広い知識を身に付ける必要があります。

 

先生も自分の体験からおっしゃっていましたが、英語の場合、特定の分野に限定して業務を請け負う通訳者もいるけれど、中国語通訳は様々な分野に対応しなければならず、幅広い知識が求められるのが特徴だそうです。

 

先日の授業ルポで前半終了と書いたばかりですが、気が付けば今期も残りあと1ヶ月となってしまいました。最後の週には、ゲストスピーカーをお招きしての通訳科2との合同授業で長時間の逐次通訳実演もあります。果たして自分がどこまでできるのだろうか?と心配になります。

 

そして期末テストもあります。今度は中間テストの反省点を踏まえ、今まで習ったことをきちんと復習をして、素早い反応ができるように練習をしたうえでテストに臨みたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第6回 「アニュアルレポートの和訳」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第6回をお楽しみください。

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こんにちは。7月は猛暑や豪雨など変わりやすい天気が続きますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?「海の日」が過ぎ、関東は梅雨明け間近、まさに夏到来ですね。一方、我が家は、週末は毎週何かと外せない用事が入り、課題に取り組む時間が限られ苦労しているこの頃です。

 

さて、「金融・IR翻訳クラス」は、早いもので全15回授業のうち、三分の二を終了しました。初めの5回は金融・経済関連記事を扱い、6回目以降はIR 関連の課題に取り組んでおります。第9、10回目はアニュアルレポートの和訳を行いましたので、簡単ですがいつもの通りご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

丸第9回目の課題


第9回目の課題は、米自動車メーカーのアニュアルレポートの和訳でした。IR 関連は、個人的には理解しやすく、更に英訳よりも和訳の方が取り組み易いため、いつもより余裕のある回でした。

 

今回の内容は、事業展開上起こり得る重大な「リスク要因(Risk Factors) 」に関するもので、具体的には、金融危機、景気後退、地政学的事由によるもの、市場の支持や為替、価格、金利の変動事由によるものなどを扱いました。

 

自動車業界に関しては知識が限られるため、当然調査の上、訳出いたしましたが、更なる調査が必要な部分もありました。例えば、”fixed structural cost” についてですが、自動車産業の原材料は、約47%が鉄で、全コストの約22%にあたるという背景から、「高固定費構造」と訳出すると講師の先生から説明を受けました。使い慣れない専門的な語彙については、可能な限り十分な調査を行う必要があると感じました。

 

丸第10回目の課題


第10回目も引き続き、米自動車メーカーに関するアニュアルレポートの和訳を行いました。今回は「自動車産業に影響を及ぼす主な経済要因・トレンド(Key Economic Factors and Trends Affecting the Automotive Industry )」について、具体的には、為替変動、設備余剰、価格圧力、貿易政策を扱いました。

 

今回の授業では、講師の先生より、特に、不自然な日本語の言い回しについての指摘がありました。例えば、”erect or intensify barriers to import” の訳ですが、「輸入障壁を確立、強化する」、ではなく、「輸入障壁を導入(または「構築する」か「設ける」)、強化する」、と訳出すべきとの説明がありました。

 

講師の先生からは、合わせて、「日本語コロケーション辞典」のご紹介もありました。和訳の際、英語に引っ張られて不自然な日本語になってしまうこともありますので、参考にさせていただきたいと思います。

 

今回は、個人的には、残念ながら課題に取り組む時間が通常の半分位しか取れませんでしたので、質的には不十分な回となってしまいました。今後は翻訳プロセスの見直しを行い、更なるスピードアップに繋げたいと思います。

 

丸ミニテスト


第9回目は「ストック・オプション」について、第10回目は「リスク要因」について、10分間の英訳テストが行われました。

 

回を追うごとに、より難しい課題が与えられているとはいえ、残念ながら限られた時間内で満足な訳出が出来ていない状況です。復習が不十分であることは明らかだと思います。中間フィードバックの際、先生からご助言いただいたとおり、毎週300語程度の英文を暗記するよう努め、自由に使いこなせる英語 (先生曰く、”Active English” )を増やしていきたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【中国語編】第6回 「あっという間に前半終了」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第6回をお楽しみください。

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中→日訳の前半最後の授業が終わったのもつかの間、日→中訳もあっという間に中間テストと前半最後の授業の日が来てしまいました。

 

テスト前にスクリプトを見て練習していた時は何となく訳せていたのですが、実際にテストで音声を聞くと焦ってしまい、完璧な訳出をすることができませんでした。

 

出来る限りの準備をしたつもりでも、肝心な時に正確なパフォーマンスにつながらないのは、「音声を聞いて瞬時に口頭で訳す」この練習が足りていないのでしょう。

 

11回目授業日→中訳テストと通常の授業を行いました。


1. 単語テスト:今までの授業内容から15題
2. 逐次通訳テスト:今までの授業内容から長文逐次通訳15題
3. 筆記テスト:最近のニュースから長文翻訳2題(初見)
4. 授業:日本人映画監督のインタビュー

 

逐次通訳の試験範囲は、これまでに学習した4テーマから15題となかなかのボリュームです!しかも、授業の練習では、音声を流す時間はあまり長くなかったのですが、テストでは短いものでも30秒程度、長いものは1分半くらいあったような気がします。

 

テストが終わった後にクラスメートは「長すぎてメモが追いつかなかった」、「焦って頭が真っ白になって途中で訳が止まった」等々感想を言っていましたが、先生は涼しい顔で「皆さん、全部授業で練習した内容ですよね〜」となかなか厳しいことをおっしゃいます。

 

筆記テストの長文翻訳問題(初見)は最初「最近のニュースから」というヒントのみで、あまりにも漠然としていて事前準備の際どこから手をつけていいものやら途方に暮れてしまい、先生に出題されるテーマを教えていただきました。

 

まずインターネットでテーマに関するニュースを探し、核となる単語を調べ、次にニュースの内容を理解したうえで、どう翻訳するかを考えました。この事前準備のおかげで、なんとかテストを乗り切ることができましたが、この準備がなければ、即時に翻訳することはできなかったので、準備と背景知識の大切さを実感しました。

 

前半最後の授業は、報道情報番組の通訳練習を行いました。現在中国では日本文学ブームが起きており、ある芥川賞受賞作家が、中国語版が出版されたことをきっかけに初めて中国を訪れ、現地の大学で日本語を学ぶ学生たちと人生観や価値観を語り合った様子を紹介するという内容でした。

 

前回授業の映画監督の逐次通訳も同じですが、インタビューの通訳は、話者の話があちこちに飛んでまとまりがなく、結局何が言いたいのか分かりにくいので、独特な表現や語感を話者の意図に沿って上手く訳出するのが難しいと思いました。

 

前半の一番の反省点は、復習が十分にできずに消化不良だったことです。それでも、テスト講評で褒めていただいた分は、とても励みになりました。後半は授業内容も更に高度になります。先生方からいただいたアドバイスを参考に、苦手な分野は克服できるように、褒めていただいた分野は、更に伸ばせるように頑張りたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2017春【英語編】第5回 「続・アニュアル・レポートの英訳」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えました。

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第5回をお楽しみください。

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みなさん、こんにちは!7月に入り梅雨明けを思わせるような暑さが到来し、早くも夏を感じる今日この頃ですが、みなさん夏休みの計画は既に立てられましたでしょうか?

 

私は、季節の中で一番夏が好きなので、夏休みの計画を立てるだけでもわくわくします。仕事、勉強、家の用事など、みなさんも毎日お忙しいかと思いますが、是非少しでもお休みを取り、リフレッシュして今後に繋げていただければと思います。

 

さて、「金融・IR翻訳」クラスは、都合により一週お休みが入りましたので、今回は第8回目授業のみご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 

丸第8回目の課題


今回は、前回に引き続きアニュアル・レポートの財務諸表の注記に関する英訳でした。会計分野ですので、個人的には理解しやすく、対応しやすい課題でした。

 

具体的には、前回の課題は、会計基準、連結方針、外貨建て勘定の換算などに関する内容でしたが、今回は、外貨建て財務諸表の換算、有価証券、棚卸資産、有形固定資産の減価償却、圧縮記帳、貸倒引当金、希薄化後一株当たりの純利益、ファイナンス・リースなど個別の会計処理を扱いました。

 

授業では、会計上の知識として、例えば、有価証券(Securities) については、移動平均法や低価法、棚卸資産(Inventories) については、仕掛品と半製品の違いや貯蔵品の定義、個別法や総平均法についてといったキーワードに関する意味と英語表記について先生から説明がありました。あと、希薄化一株当たりの純利益(Diluted Net Income Per Share)についてですが、この項目は原文で計算方法が説明されているので、分母と分子をきちんと理解して、英訳するようにとのことでした。

 

丸ミニテスト


今回のミニテストは、ストック・オプション(Stock Option) と新株予約権(Stock Acquisition Rights) に関する英訳でした。今回の課題も英訳でしたが、いつもより倍以上長い日本語の文章を10分で英訳するというものでした。回を追うごとにより難しい課題が与えられ、またもや最後まで訳し終えることができませんでした…

 

財務諸表の注記は、定型的な文章が多く、インターネットで似たような文章を見つけることができますが、各社記載内容が異なる分野ですので、基本的な会計知識とその英語表現の方法について習得しておく必要があると思いました。個人的には、以前学習した会計処理について、見直すよい機会を得ました。今後は更に、国際会計基準を含め、最新の会計基準に関する知識を増やし、また主要企業のアニュアル・レポートについてもなるべく多く目を通して、さまざまな表現に慣れておくようにしたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |

☆好評連載中!
『柴原先生のワンランクアップの英語表現』
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