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授業体験レポート:2017春【中国語編】第1回 「緊張の授業が始まりました!」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この春、12シーズンめを迎えます!

2017年春期では、英語翻訳クラスと中国語通訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第1回をお楽しみください。

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中国語通訳者養成コース通訳科1の授業ルポを担当することになりましたCと申します。稚拙な文章ですが、1学期間よろしくお願いします。

 

私は中国語学習歴が長いのですが、仕事で使う機会もあまりなく、授業が週1回の学校での勉強のみという、ゆるい環境で学んでいました。

 

今まで様々な学校に通いましたが、会社の業績が厳しさを増す中、会社に残るために中国語を仕事で使えるようにせねば!と思い、本格的に勉強しようと数年前よりISSで学び始め、この度通訳科1に進級し学ぶことになりました。

 

今期の受講生は6名で、語学学習には理想的な環境ですが、中国語母語者が多く、アウェー感を感じながら、新学期のスタートです。

 

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1回目授業の初めに日本語で1分間自己紹介をしました。この様子はビデオ録画し、長所短所をみんなで評価しあいます。声が小さい、話すときに体が動くなど、普段は自分で気づかない癖などが発見でき、通訳を目指す方や、人前で発表する機会が多い方にも役立つ練習方法なのではないでしょうか。

 

続いて中日通訳担当の先生から、


・通訳者の仕事
・中国語通訳業界について
・仕事の準備


等の話がありました。現場での体験を交えた話はとても面白く、興味の湧く話でした。

 

授業の最後に次回の説明と、その内容に関する資料が配られ、自分が通訳者ならどんな準備が必要か考えてくるように。と第1回目の授業が終了しました。

 

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第2週から本格的に授業スタートです。授業が始まる午前10時きっかりにヘッドセットをつけていきなりの通訳訓練が始まりました。


今までのクラスと違う授業形式に驚きですが、通訳の現場は雑談もなくいきなり会議が始まることが多いので、その雰囲気に慣れるためとのことです。

 

今回は台湾人工業デザイナーの講演会の中→日通訳訓練で、台湾と外国のデザインを比較しながら、台湾デザイン業界が抱える問題点や、デザインが子供の教育に与える影響を考える。という内容です。


日ごろ学習教材や先生の美しい標準語にしか触れていないので、一般の台湾人の中国語は癖が強く感じ、1度では全然聞き取れません。

 

基礎科2の時は流す音声も短く、聞き取れないと何度も聞かせてくれましたが、通訳科1は流す音声も長く、教材のビデオを見てから一斉に訳を吹き込みます。聞き取れないと、何も言えずに終わってしまいます。

 

訳出して録音した日本語訳は、先生がランダムに選んで聞いて、コメントしたり、他に相応しい表現があれば説明したりします。


今までの授業はクラスメイトが順番に当てられ、指された箇所を訳しましたが、このクラスでは先生がランダムに当てるので、自分の番が済んでも、気を抜くことはできません。連続で当たることもあり、緊張の連続です。

 

最後に次回授業について説明があり、初めての本格的授業が終わりました。


基礎科2とのレベルの差、クラスメイトたちとのレベルの差を痛感し、ついていけるか不安倍増ですが、次の日中通訳授業に備えて、気持ちを改めたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート ふりかえり:2016年 [秋期] レギュラーコース

 

2016年秋期の授業レポートも、大好評のうちに最終回を迎えました。

英語通訳者養成コース「準備科」クラスをレポートしてくださったSさんからは、実際の授業内容やご自身の自宅学習法、「通訳訓練を応用した英語力強化クラス」との違いについて等、また、中国語翻訳者養成コース「本科1」インターネットクラスをレポートしてくださったUさんからは、講師からの指摘ポイント、原文をどこまで分析していくのか、その訳語をどこまで吟味していくのか、などをご紹介いただきました。

英語編と中国語編を隔週更新で紹介してきましたが、もう一度ふりかえって読んでいただくとまた新たな発見があるはずです。皆さまが再読しやすいように、Indexを作成しました。再読の際にご活用ください。

ご担当いただいたSさん、Uさん、本当にありがとうございました!


丸授業体験レポート 2016秋 英語編Index
第1回「本格通訳訓練への第一歩
第2回「授業とそのサポート体制
第3回「通訳としての先生のお話
第4回「中間テスト
第5回「“まとめ”の授業
第6回「ユニークな授業の進め方
第7回「準備科と『通訳訓練を応用した英語力強化クラス』
第8回「後半戦

第9回「期末テスト、そして授業最終日


丸授業体験レポート 2016秋 中国語編Index
第1回「初回授業いよいよスタートです!
第2回「課題添削が始まりました!
第3回「一歩ずつ焦らずに
第4回「自分の言葉で表現することの難しさ
第5回「今期前半の講義を終えて
第6回「新たな気持ちで
第7回「反省点を次の課題へ生かそう
第8回「今期最後の課題を終えて
第9回「夢に向かって・・・

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2016秋【英語編】第9回 「期末テスト、そして授業最終日」

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、11シーズンめを迎えました!

 

2016年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきました。

 

今週のレポートが英語通訳クラスの最終回となります。どうぞお楽しみください!

5か月間にわたってお読みくださり、ありがとうございました。

 

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今回は、ついに迎えた学期末のテストと授業最終日について書かせていただきます。

 

丸クラスのご紹介〜期末テスト・まとめ編〜


秋学期の集大成ともいえる期末テストがやってきました。大きな流れは中間テストと同じですが、少し違う点もあります。


まず、期末テストのおおまかな内容は下記4つです。

 

1. 単語テスト

  これまで行った単語テストの範囲240題のなかから20題の筆記テスト
2. 構文テスト

  これまで行った構文テストの範囲160題のなかから20題の吹き込みテスト
3. 復習

  英日・日英既習教材

 (「時事」として行われた授業を除く合計13)のなかから抜粋された文章の

  訳出吹き込みテスト
4. 初見

  英日・日英の各初見教材から5センテンスずつ抜粋された文章の吹き込みテスト

 

このうち4の初見テストについては、中間テストでは音声を先に1〜2回を聞かせていただき、テスト前に3分ほど準備の時間をもらってテストに臨む流れだったのですが、今回はそれがなく、一度聞いたものをその場ですぐ訳す、完全初見という形式で行われました。
また、英日のテストの音声は、本来は普段の授業で使用するような長い教材で、そのうち後半部分の5センテンスが抜粋されてテストが行われることになりました。前半部分は全員で音声を聞き、先生がどのような内容なのか音声に沿って簡単に概要を解説してくださいます。出題箇所の直前まで解説が到達したところでいよいよテスト(訳出)の開始です。

 

私の場合、初見への苦手意識と緊張との戦いでした・・・。初心者ながら通訳は“冷静さが必要な仕事”であることを痛感します。
しかし、中間テストのとき、やみくもに勉強しまくったのと違い、今回はポイントを押さえながら事前準備に取り組むことができました。単語テストや構文テストは覚えなおすのではなく思い出すように取り組み、復習テストではキーワードとなる単語をしっかり覚えて、頭の中で情報を整理し、文章を組み立てる練習をすることなど、前回と試験への姿勢を少し変えて取り組んだおかげで自分なりにこの学期で取り組んだことをありのまま出すことができました。

 

翌週は授業の最終日ということで、この日の範囲として割り当てられている単語テスト・構文テストが行われたあと、先生からひとりひとりに対してテストのフィードバックが個別に5分〜10分程度で行われました。その間対象者以外の人は、別途教材が配られ、自習の時間です。自習は、時事のときに一部だけ使われた英日教材を、前回の授業で教えていただいたスラッシュリーディングという技法を使いながら読解するというものでした。これは英語を英語のまま頭から理解するために必要なトレーニングで、通訳にも有効なトレーニングとのことです。


それぞれ自習をし、自分の面談の番になったら呼ばれるので先生の席まで行き、英日・日英に対してコメントが書かれたシートをいただいてフィードバックやアドバイスをいただきました。
私の場合、フィードバックでは、特に苦手としていた日英の訳に対して、前置詞が抜けてしまっていることを指摘され、単語だけではなく前置詞までを含めた表現、コロケーションをひとまとまりとして覚えることを提案していただきました。
全員の面談後、自習教材で授業が進められてすべての授業が終了となります。教務スタッフの方からそのあとの流れとして、成績表が後日郵送されてくることの説明がありました。成績表で進級の可否が分かることとなります。

 

丸準備科秋学期まとめ


すべての授業を終え、一学期を振り返ると・・・
準備科の通訳訓練クラスは、初見の文章の50%を訳出できること、特に話の幹を取る(大筋の訳をする)ことがゴールなので、とにかく全部できなくても訳出にトライしてみることが大事だと感じました。
それと私はもともと暗記が苦手でしたが、単語テスト・構文テストに必死に取り組むうちに苦手意識が薄れていました。この1学期は、好きなアーティストの音楽を聴くのもほぼお休みにしてとにかく必死に教材の音声を聞き、必死になって学習に取り組みました。こんなに勉強したと実感するのは久方ぶりです。

 

通訳の訓練の一歩を踏み出すことは、間違いなく英語力強化にもつながっています。通訳の訓練ということに躊躇し準備科を受講することを迷っている方がいたら、多くの方がその動機として、“英語力強化のため”に授業を受けていますし、多くの知識や情報にも触れることができる準備科をぜひ受けてみていただきたいとお勧めします。新しい自分、新しい学習方法を見つけることができると思うからです。

 

最後に、忍耐強く教えてくださった先生、応援し続けてくださったスタッフの方、このルポを読んでくださった方に心からの感謝を申し上げ、英語通訳者養成コース準備科ルポを終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

 

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2016秋【中国語編】第9回 「夢に向かって・・・」

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、11シーズンめを迎えました!

 

2016年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきました。

 

今週のレポートが中国語翻訳クラスの最終回となります。どうぞお楽しみください!

5か月間にわたってお読みくださり、ありがとうございました。

 

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授業体験レポートをご覧の皆さん、こんにちは。いよいよ、今回が私の授業ルポの最終回となりました。昨年10月から講義が始まり、毎週の授業の視聴と課題に取り組んでいたら、あっという間に時間が経ってしまったという印象です。最後の授業ルポは、今期の授業を振り返った感想と、今後の抱負などについてまとめてみたいと思います。

 

丸本科1を受講して


私は前期の基礎科から受講していますが、今期の本科1では当然ながら、基礎科とのレベルの差、そして講師の先生方から求められる翻訳の水準が高いと感じました。逆に言えば、こうして段階的に勉強していくことで、「自分が今の段階でどれぐらいの実力を身につけているのか」、そして「更に次の段階へ進むにはどの部分を強化すべきか」を常に意識しながら勉強を進めることができるのだと思います。

 

■明確な目標の提示
本科1の最初の授業で、「トライアルに受かる訳文を作成できること」という今期の目標を先生が提示してくださいました。そしてその後の授業でも、折に触れてこの目標を私たちにリマインドしてくださり、明確な目標を意識しながら授業に取り組むことができたと思います。

 

■多様なジャンルの課題
課題は毎週中日翻訳、日中翻訳と交互に提出しますが、それぞれ課題となる文章のジャンルが幅広く、様々な内容の文章を翻訳することができました。原文は、エッセイや雑誌・ニュース記事、映像の字幕、取扱い説明、医療関係などの内容で、授業でも先生が翻訳する上で注意すべきポイントを指摘してくださり、とても勉強になったと思います。先生からも、中国語の実務翻訳の仕事では、色々な分野の仕事が来るため、どの分野でも対応できる力を身につけておいた方がよいというお話がありました。

 

■先生方のきめ細かい指導
毎回の授業では、先生が各受講生の訳文について、丁寧にアドバイスをしてくださいました。先生方の訳例を参考にしながら改めて自分の訳文を見直してみると、訳語の選び方が不適切であったり、表現が不自然になっていたりする所がよく分かりました。

 

丸反省点と今後の抱負


■中国語の能力を更にレベルアップすること
今期の課題の中で、中日翻訳では、原文の中国語を間違えて解釈してしまったり、意味の理解に自信がないところなどがありました。また日中翻訳では、訳語の選び方や表現の仕方など、毎回先生からご指摘をいただきました。読解、訳出ともに、より高い中国語の能力が求められますので、これからもできるだけ書籍やニュースなどで生きた中国語に触れ、語彙から文法、文章の構成と、全体的な中国語の能力を向上していきたいと思います。

 

■日本語の表現力を高めること
中日翻訳の授業では、先生からは「全体の訳語のバランスに気を付ける」、「自分の言葉で表現する」ことをよく指摘していただきました。毎回の課題ではできるだけこの部分に注意をしながら訳文を作成し、自分でも少しづつ上達してきたように感じていますが、やはりまだ表現が不自然だったり、冗長な文章になってしまったりという問題があるので、日本語の表現力を高められるような練習をしていきたいと思います。

 

この他、先生方からは毎回の授業の中で「翻訳者としての姿勢」を教わりました。翻訳の技能は一朝一夕で身につくものではなく、日々の努力の積み重ねがとても大事です。今期の授業を通じて、翻訳に対する自分の意識が変わってきたように感じます。これからも自分の長所は引き続き伸ばし、短所を克服して更にレベルアップしていきたいと思います。

 

最後になりましたが、今まで授業ルポをご覧いただき、ありがとうございました!拙い文章で読みづらい所も多かったと思いますが、ISSでの受講を検討されている方々や、中国語翻訳に興味をお持ちの方々にとって少しでも参考になることを願っています。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2016秋【英語編】第8回 「後半戦」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、11シーズンめを迎えました!

2016年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第8回をお楽しみください。

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さて、早いものでもう2月。今回は、ふたたび授業の様子についてご紹介させていただきます。

 

丸クラスのご紹介 〜コース後半の様子編〜


年末年始を経て2016年秋期レギュラーコースは15回目・16回目の授業を迎えます。期末テストを控えていることもあり、15回目の授業の日(期末テスト2週間前)、「テストの告知」として先生と教務スタッフの方から期末テストの説明がありました。テストの様子は次回ご紹介させていただきますが、中間テストの告知のときはクラスメイトから多くの質問が挙がったものの、今回は特に質問もなく説明を受け入れ、「あとはテストのための勉強をやるだけ」というクラスの雰囲気です。

 

さて、第16回目の授業では、日→英教材で証券取引所の紹介がトピックスとして扱われました。


この教材には証券取引所の固有名詞がいくつか登場するため、先生が証券取引所の簡単な紹介映像を用意し、固有名詞もイメージがしやすいように、訳出に入る前に見せて説明をしてくださいました。

 

たとえば仕事で外国人をどこかに案内するようなシーンがあった場合、自分も同行して英語で施設などを説明しなければならない状況に遭遇することもあるかもしれません。先生は、証券取引所のような公の施設を案内する場合、今回映像を見たように事前に自分自身がインターネットなどで動画を見たり、下見などをしたりして、一度体験しておくことが良いとアドバイスをしてくださいました。

 

その後行われたこの日の英→日教材は、「時事」というテーマだけが事前に明かされており、当日どのような内容の授業が行われるか分かりませんでした。どうやら先生のほうでそのときに合った英語音声を選んで用意してくださっているようです。この回では、通訳の紹介がされたアニメーション映像付きの動画が英語教材として使われました。
この動画は音声スピードが速く、効果音も入り交じり、特に細かい箇所の聞き取りに苦労をしました。

 

この日だけでなく1月に入ってから、教材の難易度が上がったように感じていました。スタッフの方によると、中間テスト以降徐々に入門科寄りの教材レベルになってきていてレベルも上がってきているとのことです。私自身何度も同じところでつまずくため、自身の学習方法を見直して少しずつやり方を変えて試しています。クラスメイトの中には体調を崩して欠席されたり、お仕事などの諸事情があって続けられなくなったりした方もおり、全18回を日々の生活のなかでやり抜くことが大変なことであることを実感します。ひとごとではなく、私自身も一週間の課題をこなすことで精いっぱいです。そんななかで徐々に難易度があがり、なかなかうまくできない…と思ってめげそうになることもありますが、間違ったり難しいと感じたりしたときはそう感じる原因を俯瞰的に見直すことや、シャドウイング・リプロダクションといった基本に戻って学習することが大切であるとスタッフの方からアドバイスもいただきました。授業の内容は、不安なところを授業のあとに先生に伺って確認したりしています。せっかく授業を受けるのですから、しっかり身になったといえるようになりたいと考える今日この頃です。

 

丸私の勉強方法(授業の予習編)


コースの初回の授業で、各日程の授業内容の「タイトル(トピック)」が一学期分配布されました。このタイトルをヒントに次回の授業内容を予測し、概要や単語を調べてくるというのが「予習」です。が、私自身、事前に調べたことと授業の内容がなかなか一致しないため、授業の当日に少し早めに学校へ行き、教室の入り口に置かれている「前出単語」リスト(※教材内容に沿った単語のリスト)を授業が始まる前に簡単に調べて授業に臨むようにしています。


準備科では予習に手が届かなくても、まずは復習を行うことのほうが大切ということですので、復習に力を入れ、余裕があれば通訳訓練として出来るだけ下調べをして授業に臨むのが良いかと考えております。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2016秋【中国語編】第8回 「今期最後の課題を終えて」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、11シーズンめを迎えました!

2016年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第8回をお楽しみください。

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授業体験レポートをご覧の皆さん、こんにちは。今回は15回目(中日翻訳)16回目(日中翻訳)の授業の内容をレポートいたします。

 

15回目(中日翻訳)の課題は、2008年北京オリンピックのエンブレムの紹介文と、芸能ニュースの記事の翻訳でした。先生からも事前にお話がありましたが、中国語はこのような紹介文ではとても豊かな表現で、日本人の感覚からすると多少着飾ったような印象を受ける文章になっているので、それを日本語訳した時に、日本語としてできるだけ読みやすく書くことがポイントとなります。

 

このような文章の場合、分からない単語の意味を調べただけでは翻訳できず、単語の意味をおさえた上で、一つの文、そして更には一つの段落でどのような事を言いたいのか、というのを理解しなければならないため、この作業にとても時間がかかりました。また理解できた後も、さて自分が理解した内容を日本語でどう表現するか、という作業にも大変時間がかかってしまいました。

 

授業では、先生から以下のようなご指摘をいただきました。

 

1.辞書で単語の意味を調べるのは、あくまでも意味を理解するためであり、辞書に載っている言葉をそのまま使うのではなく、自分の文章で書くようにする。

 

2.このような文章では、文字を訳すというより、全体の雰囲気を訳すことを意識する。

 

3.全体の訳語のバランスに注意し、訳しにくいと感じた所や、悩んだ所は、表現が浮いてしまっていないか(文章の流れが変わってしまっていないか)をよく確認する。

 

4.一つの単語に対して一つの訳で解決してしまうのではなく、いろいろな訳語を出してみる。そして、それぞれの訳語のニュアンスの違いを検証し、最適な訳語を選ぶことで翻訳の精度を上げることができる。

 

今回の課題は訳すのに時間がかかり、とても難しいと感じましたが、原文をじっくり読み、その意味を自分の中で消化し、それを自分の言葉で表現するという練習ができてとても良かったと思います。


さて、次に16回目(日中翻訳)の授業内容をお伝えします。
今回の課題は、「東北観光博」の外国語版ホームページの翻訳ミスに関するニュース記事でした。私の訳文の場合、原文の意味に適した訳語を使えているか、というところで今回も問題があったと思います。

 

先生からは様々なご指摘をいただきましたが、特に重要だと感じたものは以下の通りです。

 

1.「网站」と「网页」:この文章では、東北観光博の外国語版ホームページに翻訳ミスがあったということなので、東北観光博のホームページが「网站」、そこから派生する外国語版のページが「网页」ということになります。原文はそこまで詳しい記述がなかったため、私は全て「网站」と訳してしまいました。

 

2.「错译」と「误译」:日本語では「翻訳ミス」というように一つの言葉で表現でき、私は「翻訳ミス」は「誤訳」だから、中国語は「误译」だという考えで訳していましたが、実際はミスにも違いがあり、「错译」は原文の理解が間違っていることによる翻訳ミスで、「误译」はどちらかと言えば不注意から起こるようなミスなので、使い分けが必要です。

 

3.「鲜语/鲜文」と「韩语/韩文」:「韓国語」の中国語と言えば、一般的には「韩语/韩文」を使いますが、実は「韩语/韩文」は韓国人(大韓民国)の言語という限定された意味になってしまうため、ここでは、北朝鮮や中国大陸の朝鮮族も含めた朝鮮民族の言語という意味で「鲜语/鲜文」を使うほうが良いとのことでした。私は恥ずかしながら「鲜语/鲜文」という言葉を初めて聞きました。確かに日本語でも「韓国語」、「朝鮮語」という言葉の違いがあり、それぞれの言葉の使い分けは重要だと思いました。

 

4.「要求」と「请求」:原文の中で、県の観光課が観光庁に対し、翻訳ミスがないように「注文を付ける」という表現がありました。私は、「注文を付ける」は「要求する」という意味なので、そのまま中国語の「要求」を使って訳しました。しかし、中国語の「要求」はとても直接的な強い意味であり、一般的には「上から下」に要求する場合に使われます。今回のように「」から「」(下から上)に対して要請するような状況では、「请求」を使わなければいけないとのことでした。

 

一見とても細かい事のように思えますが、こういった所に、原文をどこまで分析しているか、そしてその訳語をどれだけ吟味しているか、ということが表れてくるのではないかと思いました。

 

いよいよ授業も残り2回となりました。学期の最後は期末テストが行われます。期末テストも通常の課題と同じように、自分で訳した回答を先生に送付し、添削をしていただきます。今まで先生から注意を受けた所を意識しながら頑張りたいと思います!

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2016秋【英語編】第7回 「準備科と『通訳訓練を応用した英語力強化クラス』」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、11シーズンめを迎えました!

2016年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第7回をお楽しみください。

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今回は、準備科と「通訳訓練を応用した英語力強化クラス」の違いについて、一受講生の立場でご紹介させていただきます。

 

丸クラスのご紹介 〜準備科と「通訳訓練を応用した英語力強化クラス」って何が違うの?編〜


第1回目のルポでも書かせていただきましたが、私は前学期まで「通訳訓練を応用した英語力強化クラス(Advanced Comprehension & Listening、以下ACL)」を受講させていただいておりました。このクラスは英語を素早く正確に、詳細まで理解できるようになるために、日本人通訳者の講師とネイティブ講師の2名体制で、様々な教材やアクティビティを通してそのコツを学んでいく、といったカリキュラムになります。


まずは簡単にACLについてご紹介させていただきます。


ACLは週1回2時間、全15回で授業が行われます。奇数回は日本人講師、偶数回はネイティブの先生が授業を担当します。東京、横浜校あわせて3クラスありますので、都合が悪く授業に出席できない場合は、事前に申し出て空きのある他の曜日のクラスに振り替えて授業を受けることが可能です。


教材はISSオリジナルの音声教材が使われることがほとんどですが、ライブ教材が用いられることもあります。音声教材の中には、小説や昔話などが題材として使われている場合もあり、さまざまなトピックが扱われています。その日の音声教材を聞いて、当日配布されるプリントの空欄を埋めたり、適切な英文を考えたりするのですが、そのような個人向けタスクのほかに、回答について近くの席の方と意見交換をするペアワークを行うこともあります。また、簡単なプレゼンやスピーチを行う授業もあります。


毎回の授業の最後には次回に向けた課題も出され、これもバラエティに富んでいます。いわゆる、次回の授業内容に関連した予習・準備のような内容です。


また、日本人講師の2回目以降の授業では、冒頭で英語構文のテストが行われます。日本人講師・ネイティブ講師の授業が1回ずつ終わるとこれが1セットとなり、各授業で扱った英文が計20題ほど抜粋されたプリントが、ネイティブ講師の授業の最後に配布されます。この英文に対し、適切な日本語の訳文を考え、次の日本人講師の授業の冒頭で行われる吹き込みによるテストに臨みます。この構文テストは1度学んだことをきちんと復習し、重要表現を定着させるというのが目的とのことです。

 

前学期、クラスメイトは15名前後でしたが、さまざまな職業や年齢の方がいて、クラスメイトの英語力の高さに驚くことが多く、大変触発されました。また、日本人講師の方は通訳を生業とされており、時折出てくる通訳現場の話が大変興味深かったです。英語力強化を目的として入学した私が準備科に進んでみようと思ったきっかけのひとつが、この先生の面白い話だったことも事実です。

 

私自身これまで、英会話スクール、オンライン英会話、カフェでの英会話などさまざまなかたちで英会話を学び続けてきて、どのスクールでもレベルチェックをすれば上位のレベルに振り分けられるものの、難しい内容の英語やナチュラルスピードのすべての会話の詳細がなかなか理解できないでおりました。しかし、ACLで多くの教材に触れ、以前より難しい文章を以前より一歩深く理解することができるようになりました。また、毎回の課題はしっかり時間を確保して取り組む必要がありましたので、日常のなかで「勉強をする」習慣を取り戻すことができるようになりました。

 

ACLは多くの場面における英語を、あらゆる角度で学ぶクラスですが、準備科は通訳訓練を毎回しっかり行うクラスです。


ACLでは扱う教材や授業の進め方がさまざまでしたので、毎回新鮮な気持ちで授業に臨んでおりました。内容も幅広く、英語力を高めるだけでなく知識を広げることもできたように思います。準備科は通訳の訓練ですので、教材の内容は毎回異なるものの、「通訳」という同じ作業を繰り返してスキルの定着を図るクラスです。準備科の授業の流れは毎回ほぼ同じで、とにかく的確に訳すことができるようになるカリキュラムだと思います。

 

難易度ですが、ACLは、特にライブ教材のときに難しいと感じることも多くありました。英語力の強化のために、授業だけでなく教材もいろいろな角度でとてもよく考えられていると感じます。準備科はライブ教材が使われることがほとんどないのですが、一文一文を適切に訳す、言葉に対して向き合うという違う意味での難しさがあります。ACLから進級した直後は、準備科の教材の内容が少し易しく感じて戸惑うことがありましたが、ACLではライブ教材も多く、ネイティブの早いスピードや独特な表現や訛りなども含まれていたので、難しく感じたのかもしれません。準備科は通訳訓練の入り口のクラスなので、「通訳すること」に慣れるまでは、教材として作成された、明瞭な発音の聞きやすく且つ短いもので訓練していたのだと気づきました。準備科の授業が後半に入った今、準備科の教材もとても難易度が上がり、振返ってみるとACLで難しい教材を勉強しておいて良かったと思います。

 

私は単純に英語力を強化したいという目的でACLを受講していましたが、先にご紹介したACLの構文の取り組みは、文章の量は違いますが準備科での授業の「復習」と似ているところがあり、準備科に進級したときに「復習」にすんなりと取り組むことができました。ACLで培った自己学習の習慣も、準備科の大量な課題をいきなり取り組むよりはACLで定着させておいてよかったと思います。また、ACLでは数字の授業もあったので、もっとしっかり取り組んでおけば準備科で役立ったのに・・・と少し後悔もしていますが、基本的にACLで学んだことはあとから振り返っても準備科で役に立っていると実感しております。

 

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2016秋【中国語編】第7回 「反省点を次の課題へ生かそう」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、11シーズンめを迎えました!

2016年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第7回をお楽しみください。

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授業体験レポートをご覧の皆さん、こんにちは。今期の授業も徐々に終わりに近づいてきました。残り少ない授業ですが、最後までがんばってレポートしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!

 

今回は第7回のレポートということで、13回目(中日翻訳)14回目(日中翻訳)の授業の内容をお届けします。

 

13回目(中日翻訳)の課題は、動画のナレーションの翻訳でした。この動画はある日本人の芸術家の作品や作風について紹介したものです。課題として指定された箇所は、約4分ぐらいの長さでした。ナレーションの翻訳ということで、先生からは特に映像字幕のようなルールは意識せず、ナレーションの内容をそのまま訳してよいという指示がありましたが、「字幕として使われる原稿を作る」ということ、つまり、音声で聞いた時に分かりやすい言葉や表現を使うということをできるだけ意識しながら翻訳をしました。

 

まず先生からご指摘があったのが、原文の読み間違いについてでした。原文に「安静得听得到柔和的风・・・」という文があり、私はこの部分を「静かに聞こえてくる」と訳してしまったのですが、ここの意味は「安静」がポイントで、後ろの部分はそれを修飾しているので、正確には「・・・が聞こえるほど静かだ」という表現にしなければなりません。これは本当に不注意で猛反省しました!この文法をしっかり頭に入れて、今後同じような間違いをしないように気を付けていきたいと思います。

 

この他、原文には比較的抽象的な表現をしているところもあり、そのまま訳すと不自然になってしまうため、どのように表現するか悩んだところもありました。例えば、原文に「这是一位生活化的艺术家」という文が出てきます。日本語もそうですが、中国語でも「〜化」という言葉がよく使われるのですが、いつもこの類の単語の訳し方に悩んでしまいます。私はこの部分を「生活感に溢れた芸術家」と訳したのですが、先生のご指摘では、「生活感に溢れる」という表現だと、「主婦のような所帯じみた雰囲気」という感じがしてしまうということで、確かにその通りだと思いました。おそらく、原文の意味をしっかり把握しないまま訳してしまったせいだと思います。原文の「生活化」が指しているのは、「生活に根差した」や、「生活を題材にする」ということなので、私の訳では全く違う意味になってしまいます。原文の読み込みが足りないことももう一つの反省点となりました。

 

さて、次に14回目(日中翻訳)の講義のレポートです。今回の課題は、高齢者の雇用対策に関する内容の文章でした。特に専門的な内容というわけではありませんでしたが、主語のない箇条書きの表現や、修飾節の長い文など、日本語特有の文が多く、中国語に訳した時の文の構造を考えるのに時間がかかりました。

 

また授業で先生からご指摘いただいた問題点として、以下の2点を挙げたいと思います。

 

1)訳文と原文の意味のずれに注意する。
原文に「60歳未満の定年の禁止」という文があり、私はこれを「禁止未滿60歲之員工退休」と訳したのですが、原文の意味は行政が事業主に対して禁止することであり、私の訳では60歳未満の社員に対して禁止するという意味になってしまいますので、原文と意味がずれてしまいます。先生からは、「禁止規定未滿60歲之員工退休」とすることで、事業主に対して禁止しているという表現になると修正していただきました。

 

2)単語の選び方
今回の課題に限ったことではありませんが、適切な訳語を選択できていないため、原文の意味が訳文に十分に反映されないという問題がありました。例えば、原文に「相談」という単語が2か所出てきましたが、私は両方とも「諮詢」と訳していました。しかし、この2つの「相談」はそれぞれ異なる状況においての相談を表しているため、単純に両方とも同じ単語で訳してしまってはいけないとのことでした。例えば、行政と事業主との間の「相談」は、「磋商」という表現ができます。「磋商」は日本語では「折衝」、「協議」といった意味があります。これに対して「咨询(諮詢)」は、分からない事を聞くという意味ですので、状況によって使い分けをする必要があります。

 

これ以外にも様々な注意点について授業でご指摘いただき、自分の訳文と先生の訳例を比較すると、文の作り方から一つ一つの単語に至るまで、まだまだ日本語を引きずった訳になってしまっていると思いました。今回の注意点を次回の課題に生かしていきたいと思います。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2016秋【英語編】第6回 「ユニークな授業の進め方」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、11シーズンめを迎えました!

2016年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、英語の授業ルポ第6回をお楽しみください。

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冬の寒さも厳しくなり、年末年始のあわただしさのなか第11回の授業が、新しい年が明けて第12回の授業が行われました。

 

丸クラスのご紹介〜インタビュー形式の教材編〜


第11回目の教材の内容は「医学」でした。英→日の教材は、テレビやラジオで医学研究の専門家を招いてインタビューをしている場面設定の教材です。これまでの授業では、実は、話者1名が原稿を淡々と読んでいるものがほとんどで、この授業で使われたインタビュー形式の教材は珍しいものでした。

 

教材には、immune system、gamma interferonといった医学用語が出てくるものの、全体にわたって会話形式のためそれほど難しい文章ばかりではない教材です。今回は、毎回授業で進められる「先生が文章をスピーカーから1文ずつ流し、クラスメイトがひとりずつ先生に当てられて該当文章を訳出し、先生がそれに対して解説する」のではなく、一度全体の音声を全員で聞いたあと、ヘッドセットを使っていきなり各自が訳出を吹き込むことになりました。


先生が一文ずつ音声を流して、文の終わりで止めてくださるので、そのあとに今聞いた英語の文章に対して訳を日本語で吹き込みます。


全文の訳出が終了したら、今度は先生が授業の解説をするためにスピーカーから音声を流してくださいますが、このとき英文一文ずつ流されたあとに、先ほどクラスメイトが吹き込んだ音声が順番に流されます。いつも当てられる要領で、一文ずつ、座席の順に吹き込んだ訳出音声がスピーカーから流されるのです。


順番が来ればどこかの文章で自分の訳もスピーカーから流されてしまうので、順番(文章)が難しくないところであることを祈るような気持ちもありますが、その場で当てられて訳出するのとは異なり、落ち着いて先生の解説が聞けます。

 

また、年が明けた第12回の授業では、11回で行った教材の「復習」も普段と少し違った進められ方で行われました。


受講者の中から2名が役割を演じるというもので、ひとりが教室の前方に立って「スピーカー役」として原稿(前回の教材スクリプト)を英語で一文ずつ読み、それに対してもうひとりがその隣に座って「通訳者役」として通訳をするという方法です。


普段の授業では、「復習」は全員がヘッドセットをつけて、先生が一斉に流す音声一文一文に対して吹き込みを行うのですが、今回はリアルな場面で通訳を行っているような雰囲気で復習が行われます。しかも原稿には、ところどころに前回の授業ではなかった文章(アドリブ)が含まれています。アドリブはそれほど難しい文章ではありませんが、前に出てみなさんの前で通訳をするだけでも少し緊張感が違うなかで、通訳できるか不安がよぎります。緊張などで文章が分からなくなった場合に「通訳」は、「スピーカー」に、英語でもう一度言っていただくように依頼することもできます。


教材は3つに分けられて行われ、私は2番目のパラグラフで「通訳者」となり、聞き返すこともなくアドリブも含めて無事乗り越えることができました。


終了後「スピーカー役」と「通訳者役」に対し、クラスメイトや先生からフィードバックがいただけます。私の場合、通訳をしているときに聴衆に対してアイコンタクトをしたほうが良い、というアドバイスをいただきました。


このように、通訳を行っている雰囲気を想定しての授業が行われると、実際にどのように通訳が仕事として行われているのかイメージをすることができます。通訳を職業とされている先生から教わるメリットでもあると思います。

 

丸私の勉強方法(授業の「復習」編)


授業で行われた教材は、次の授業で「復習」として、毎回かならず吹き込みの場が持たれます。授業での解説をノートに取り、次の授業までにスムーズに訳出できるよう準備をしてくるのが「復習」です。


私の場合、日本語・英語教材ともに教材の文章を一度すべてノートに写します。英文教材は授業の最後にスクリプトが配布されるためそれを見てノートに書き写すのですが、日本語教材はスクリプトが配布されないため、配布される音声を聞いてノートに書き込みます。その後、授業のメモをもとに文法や表現の適切さに気を付けながら訳文を考えます。その時点で複数の表現候補がある場合や不安な箇所は、次の授業で先生に個別に質問をし、アドバイスをいただきます。その後、考えた訳が出せるように一文ずつ音声を止めて練習します。口に出してみるとあとからより適切と思われる文章が出てくることもあり、何度もノートのメモを修正することもあります。


先生から「とにかく復習が大事」と言われているため最初からしっかり復習を行ってきたのですが、以前のルポでもご紹介したように「通訳クラスは翻訳クラスではないので、ノートは整理するためだけに使い、考えた訳文通りでなくてもいいので何も見ずに訳出できる練習をすることが大事」と教務の方からアドバイスもいただいたこともあり、丁寧に訳を考えるものの、口に出してスムーズに出せる練習のほうに力を入れて行うようにしています。

 

| 授業ルポ | 09:00 |
授業体験レポート:2016秋【中国語編】第6回 「新たな気持ちで」

 

スクールブログで人気の連載、レギュラーコースの授業ルポ。この秋、11シーズンめを迎えました!

2016年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!

ISSの教室では実際にどのような授業が行われているのでしょうか?

毎週金曜更新、英語・中国語を交互にお届けします。それでは、中国語の授業ルポ第6回をお楽しみください。

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授業体験レポートをご覧の皆さん、こんにちは。
新しい年を迎え、新たな気持ちで授業に取り組んで行きたいと思います。

 

今回は第6回のレポートということで、11回目(中日翻訳)12回目(日中翻訳)の講義についてお伝えします。

 

授業も後半戦に入り、課題の内容が徐々にレベルアップしてきているように感じます。また、11回目と12回目の課題は、ちょうど両方ともが医療に関する内容で、それほど専門的ではないものの、少しハードルが高いなと感じました。

 

これは基礎科の時にも先生がおっしゃっていたことですが、英語翻訳の業界では通常、例えば金融、医療、機械など専門分野に特化して、自分の得意とする専門分野のみの翻訳を行うのですが、中国語翻訳の市場は英語翻訳に比べてかなり規模が小さいため、分野を限ってしまうと仕事の量も限られてしまうそうです。そのため、中国語翻訳者はできるだけ幅広い分野について、ある程度のレベルで翻訳ができる能力を身につける必要がある、とのことでした。

 

本科1の課題は様々な内容を取り扱っているので、それぞれの分野やスタイルの原文をどのように訳すかという点でもとても勉強になると思います。

 

11回目(中日翻訳)の課題は、免疫力に関する内容でした。原文は専門用語もあまりなく、比較的読みやすい文章でしたが、日本語に訳す際に工夫が必要な所が多くありました。

 

まず、授業の中で受講生のみなさんも質問されていたのですが、中国語の「;」(分号)の記号は私たち日本語ネイティブにとってあまり馴染みがなく、この記号を使って書かれた中文を解釈したり、実際にこれを使って中文を作文するのがなかなか難しいと感じています。

 

ちょうどこの回の課題では文中に「;」が多く使われていて、先生からも詳しい説明がありました。基本的に、「;」は文中で節を並べて示す並列の意味で使われます。これに対して「,」(逗号)は、節を時系列的に並べて示す意味があるので、前後の順序の関係が示されるそうです。先生からは、中国語の文章を読むときには、先に記号をチェックして、文の構造を確認した方がよいというアドバイスもいただきました。

 

また、私の訳文の中で日本語としてぎこちない表現になってしまっている所もいくつか指摘をしていただきました。まず、原文の中で「过度疲劳透支健康」という表現があったのですが、確かに私は訳した時にここの意味をあまり理解しないまま訳していたと思います。先生の説明によると、この「透支」は本来は金融関係の単語で、あるべき物がマイナスになる、目減りするといった意味があります。ですから上の中国語は、「過度の疲労が健康を害する」のように訳すのが適切なのですが、私は「体が負担できないほどの疲労」と訳してしまいました。この他、原文の「科学的生活方式」という表現を、私は「科学的根拠に基づいた生活スタイル」と訳したのですが、本来の原文は、例えば「健康的な」や「規則正しい」といったことを「科学的」という言葉で表しているので、この「科学」に引っ張られてしまうと、日本語として分かりずらい文になってしまうとのことでした。


また12回目(日中翻訳)の課題は、リハビリテーションに関する文章でした。こちらも特に専門的な内容というわけではありませんでしたが、やはり中国語での表現の仕方や語句の選び方などに注意を要しました。

 

先生からは、日本語の「機能」という単語の訳し方について注意がありました。原文には「機能訓練」という単語が出てくるのですが、ここの「機能」は中国語の「功能」に相当するものなので、直接「机能」を使って訳してはいけないとのことでした。中国語で「功能性的障碍」と言うと、例えば腕を挙げられない、動くと痛いと言った運動機能の障害を意味するそうです。これに対して中国語の「机能」は、例えば糖尿病はインスリンを分泌する機能が阻害されるといったような機能障害を表す時に使われます。

 

また日本語は主語が示されていない文や、受動文で表現する文が多いのですが、訳出する時はあえて主語を入れて分かりやすくしたり、受動文を能動文に変えて表す方が分かりやすいということもあります。

 

例えば、原文に「・・・心筋梗塞で入院すると・・・安静が命じられたものです。」という文があります。原文では主語が示されていないのですが、訳例では主語を加えてさらに能動文で表現しています。(・・・对于心肌梗塞住院的患者医生一般都要求其卧床静养・・・)確かにこの方が中国語としてとても分かりやすい文になっていると思います。

 

今回の2回の課題では、やはり自分の中国語に対する理解がまだ十分でないと実感しました。もう一度訳例や他の受講生の皆さんの訳文を参考にしながら復習したいと思います。

 

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