通訳・翻訳養成学校のISSインスティテュートでは、キャリアにつながるプロの語学力を養成します。

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【12月開講】集中コース [中国語] 「通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ」クラスのご紹介

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 四葉のクローバー【12月開講】集中コース 

  通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ
  [東京校] 12/8・15・22・1/5・12・19(土)※12/29は休講

       13:00〜15:00(全6回)
  [インターネット] 12/9〜1/29 スマートフォン、タブレット端末対応

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アイ・エス・エス・インスティテュートでは、多くの中国語ネイティブの方が学ばれています。

皆さんの学習目的の一つに、通訳、翻訳のスキルを身につけながら、更に日本語の表現力、理解力を磨いていきたい、というものがあります。

集中コースでは、引き続き中国語ネイティブの方向けに特化した、上級レベルの日本語を学ぶクラスをご用意いたしました。

日常生活や、仕事で使う専門用語はほぼ不自由しないけれども、日本語としての完成度をさらに高めたい方、もっと細かい部分まで日本語のニュアンスを学びたい方に是非おすすめです。

授業では日本語の表現力・構文力をつけるための中国語から日本語への翻訳演習、多くの中国語ネイティブの方が苦手としているカタカナ語を攻略する練習日本語に頻出するオノマトペ(擬態語)の練習などを取り上げ、効果的にレベルアップを図ります。

翻訳演習では、個別の添削および講評がありますので、受講生それぞれのレベルに合わせた指導が可能になっています。

イントネーションを確認したり、改まった正式な場で丁寧な日本語を話したりする練習も行いますので、通訳やビジネスシーンでの応用も可能です。

本クラスを通じ、ご自身の日本語をもう一度見直すとともに、どのようにすれば着実にレベルアップができるのかについての方法を学んでください。


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四葉のクローバー【12月開講】集中コース 

  通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ

  [東京校] 12/8・15・22・1/5・12・19(土)※12/29は休講

       13:00〜15:00(全6回)
  [インターネット] 12/9〜1/29 スマートフォン、タブレット端末対応

 

 集中コースは入学金・レベルチェックテストは不要です。
 受講特典あり!クラスの詳細、お申込みはこちらから:
 https://www.issnet.co.jp/courses/c_t_concentration.html#feature2

 

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<関連記事>
クラスを担当する本島玲子先生の関連情報もご参考にどうぞ!

丸ISSスクールブログ:
 「講師からの応援メッセージ」:本島玲子先生

 

 

| 【中国語翻訳コース】 | 10:00 |
【12月開講】集中コース [中国語] 「日⇔中翻訳基本訓練」クラスのご紹介

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 四葉のクローバー【12月開講】集中コース 
  「日⇔中翻訳基本訓練」
  [東京校] 12/8・15・22・1/5・12・19(土)※12/29は休講

      10:30〜12:30(全6回)

      [インターネット] 12/9〜1/29 ※スマートフォン、タブレット端末対応

 

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中国語の基礎は身についており、更なるレベルアップを図りたい

会社の業務で翻訳をやっているけれども、自己流なのできちんと意味が伝わっているのか心配

翻訳に興味がある、将来翻訳者をめざしている

そんな皆さんにおすすめのクラスです。

語学学習の延長の翻訳から、書き手の意図がしっかりと伝わる翻訳への転換を図ります。

意図を訳出するためには、単語の置き換えではなく、原文を徹底的に読み込んだ上で、翻訳に取り掛かる必要があります。

例えば、日本語の「よろしくお願いします」は、場面によって訳し方が異なります。「請多多関照」だけで済めばよいのですが、「何を」「どう」「よろしくお願い」するのかを中国語で訳出しなければ意味が通じません

授業では様々な実例を具体的に挙げて、翻訳についての理解を深めていきます。5回の提出課題があり、ご自宅で翻訳した課題を締切日までに提出していただきます。講師が添削し、次回授業で訳例と共に個別講評をします。

担当の王浩智先生は当校で長らく指導に当たられ、『中国語翻訳作法』、『日本語から学ぶ中国語・中国語から学ぶ日本語』などのご著書があります。高度な内容を分かりやすく、楽しく教授します。

また、授業は動画撮影しますので、通学が難しい方はインターネットでも受講していただけます。また、通学生の方も動画で復習や補講ができるようになっています。100%の受講が可能な本クラスで、翻訳者への扉をあけてみませんか?

2019年[春期]4月レギュラーコースから本格的に学習を始めることを考えられている方にも是非おすすめです。


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 四葉のクローバー【12月開講】集中コース 
  「日⇔中翻訳基本訓練」
  [東京校] 12/8・15・22・1/5・12・19(土)※12/29は休講

      10:30〜12:30(全6回)

      [インターネット] 12/9〜1/29 ※スマートフォン、タブレット端末対応

 

 集中コースは入学金・レベルチェックテストは不要です。
 受講特典あり!クラスの詳細、お申込みはこちらから:
 https://www.issnet.co.jp/courses/c_t_concentration.html#feature1

 

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<関連記事>
クラスを担当する王浩智先生の関連情報もご参考にどうぞ!

丸ISSスクールブログ:
  「講師インタビュー」:王浩智先生

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| 【中国語翻訳コース】 | 10:00 |
2018サマーおすすめ:[中国語]「翻訳に挑戦!日⇔中翻訳はじめの一歩」クラスのご紹介

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 四葉のクローバー 短期コース2018サマー
   「翻訳に挑戦!日⇔中翻訳はじめの一歩」
 [東京校] 8/25(土)10:30〜13:30 ※1回完結

 [インターネット] 8/26〜9/4 ※スマートフォン、タブレット端末対応

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翻訳を初めて学ぶ方を対象としたクラスです。
1回3時間完結の授業で「翻訳とはどのような作業なのか」に ついて学びます。

 

語学学習の一環として行われる翻訳演習では、文中の単語を知っている、理解できていることを確認することが主な目的ですが、語学学習を終えた段階の実務翻訳では、単語を訳すのではなく、書き手が伝えたい意味を訳すことが求められます。


本講座では、単語レベルから、短文、文章単位で日本語と中国語の事象の切り取り方や表現方法の違いを認識し、両言語の本質的な差異がどこにあるのかを検証します。
その上で、どのようにその差異を乗り越えていけばよいのか=「翻訳」について具体的な方法を詳細に解説いたします。

 

以下は、単語レベルで両言語を比較した例です。授業ではさらに沢山の具体例を挙げ、分かりやすく説明していきます。

 

日本語の特徴:本質を露わにせず、周辺の情報で表現する。
例1)はさみ⇒挟む行為で終わっている。切る道具という本質が隠されている。
例2)おにぎり⇒握るという行為まで。ごはんという材料が隠されている。

 

中国語の特徴:どのような特性を持っているのか一目瞭然である。
例1)剪刀⇒切るための道具であることを明示。
例2)飯団⇒ごはんを丸めたもの。素材と形状が入っている。 


また、事前課題を提出していただき、みなさんが迷ったポイントを抽出し、授業に反映させますので、短い時間ながらもより効果的に翻訳について理解を深めていただけます。添削指導もつきますので、現時点でのご自身の翻訳力を客観的に知るとともに、今後どのようにして翻訳学習を進めていけばよいのか、一定の方向性と指針を見つけることができるでしょう。

 

本講座を受講して、翻訳キャリアのはじめの一歩を踏み出してみませんか?


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 四葉のクローバー 短期コース2018サマー
   「翻訳に挑戦!日⇔中翻訳はじめの一歩」
 [東京校] 8/25(土)10:30〜13:30 ※1回完結

 [インターネット] 8/26〜9/4 ※スマートフォン、タブレット端末対応

 ※インターネットクラスの授業動画は通学クラスの方もご視聴いただけます。
    復習や欠席された際の補講用としてご利用ください。


 短期コース2018サマーは、入学金・レベルチェックテストは不要です。
 受講特典あり!
クラスの詳細、お申込みはこちらから:
 https://www.issnet.co.jp/courses/c_t_short.html#feature1

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<関連記事>
クラスを担当する王浩智先生の関連情報もご参考にどうぞ!

丸講師紹介:王浩智先生

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| 【中国語翻訳コース】 | 09:00 |
2018サマーおすすめ: [中国語] 「中⇒日翻訳トライアル合格テクニック」クラスのご紹介

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四葉のクローバー 短期コース2018サマー 
   「中⇒日翻訳トライアル合格テクニック」
   [東京校] 9/15, 22, 29, 10/6(土)13:00〜15:00(全4回)

   [インターネット] 9/16〜10/16 ※スマートフォン、タブレット端末対応


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中国語翻訳者デビューへの第一歩となる、翻訳会社のトライアル(プロ翻訳者として登録するためのテスト)を突破するための様々なテクニックを学ぶクラスです。


合格後は実際にお仕事がまわってくるため、翻訳会社のトライアルでは訳文の正確さの他に、様々なポイントをチェックし、翻訳者としての適性もあわせて判断します。このため本講座では、通常の語学学習では触れることのできない、細かな点についても指導していきます。


本講座を担当する望月暢子先生からのメッセージです。

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「中国語の翻訳トライアルは専門分野が細かく分かれていないため、なじみのない分野から出題される可能性があります。授業では毎回違う種類の文書を取り上げて、どんな内容でも手早く調べて正確に読み取るトレーニングをしていただきます。また、正確な訳出はもちろん、商品にする時に留意すべき細かな点についても確認します。原文に忠実であることと読みやすさとのバランス、固有名詞の処理の仕方、注釈の入れ方、どうしてもわからない単語の処理など具体例を挙げながら説明していきます。」


「実際に翻訳作業をしていると様々なケースに出会います。自分で判断に迷う場合、どのように乗り切ればよいか、予め知っておくと安心です。普段から気になっていることがあれば、この機会にどんどん質問してください。レギュラーコースの授業では、普段は触れることの無いテクニックを伝授しますので、一緒にがんばりましょう!」

 

望月先生は硬軟様々な分野で活躍中の現役翻訳者です。すでにお読みになった方もいらっしゃると思いますが、共訳本『しあわせ中国』も出版されています。レギュラーコースでは基礎科クラス(+インターネットクラス)をご担当いただいています。

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翻訳チェッカーもされている先生は、完璧な仕事目線で添削をしてくださいます。


トライアル受験の前に、訳文の個別添削指導が受けられ、更に訳出以外の細かな点について確認できる本講座は本当にお勧めです!

 

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四葉のクローバー 短期コース2018サマー 
 「中⇒日翻訳トライアル合格テクニック」
 [東京校] 9/15, 22, 29, 10/6(土)13:00〜15:00(全4回)

 [インターネット] 9/16〜10/16 ※スマートフォン、タブレット端末対応

 

※インターネットクラスの授業動画は通学クラスの方もご視聴いただけます。
 復習や欠席された際の補講用としてご利用ください。

 

短期コース2018サマーは、入学金・レベルチェックテストは不要です。
受講特典あり!
クラスの詳細、お申込みはこちらから:
https://www.issnet.co.jp/courses/c_t_short.html#feature6

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<関連記事>
クラスを担当する望月暢子先生の関連情報もご参考にどうぞ!

丸講師紹介:望月暢子先生

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| 【中国語翻訳コース】 | 09:00 |
2018サマーおすすめ: [中国語] 「日⇔中翻訳基本訓練」クラスのご紹介

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 四葉のクローバー 短期コース2018サマー
   「日⇔中翻訳基本訓練」
 [東京校] 9/1・8・15・22(土)10:30〜 12:30

 [インターネット] 9/2〜10/3 スマートフォン、タブレット端末対応

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中国語の基礎は身についており、更なるレベルアップを図りたい。会社の業務で翻訳をやっているけれども、自己流なのできちんと意味が伝わっているのか心配翻訳に興味がある、将来翻訳者をめざしている

そんな皆さんにおすすめのクラスです。

語学学習の延長の翻訳から、書き手の意図がしっかりと伝わる翻訳への転換を図ります。

意図を訳出するためには、単語の置き換えではなく、原文を徹底的に読み込んだ上で、翻訳に取り掛かる必要があります。

例えば、日本語の「よろしくお願いします」は、場面によって訳し方が異なります。「請多多関照」だけで済めばよいのですが、「何を」「どう」「よろしくお願い」するのかを中国語で訳出しなければ意味が通じません

授業では様々な実例を具体的に挙げて、翻訳についての理解を深めていきます。3回の提出課題があり、ご自宅で翻訳した課題を締切日までに提出していただきます。講師が添削し、次回授業で訳例と共に個別講評をします。

担当の王浩智先生は当校で長らく指導に当たられ、『中国語翻訳作法』、『日本語から学ぶ中国語・中国語から学ぶ日本語』などのご著書があります。高度な内容を分かりやすく、楽しく教授します。

また、授業は動画撮影しますので、通学が難しい方はインターネットでも受講していただけます。また、通学生の方も動画で復習や補講ができるようになっています。100%の受講が可能な本クラスで、翻訳者への扉をあけてみませんか?

2018年[秋期]10月レギュラーコースから本格的に学習を始めることを考えられている方にも是非おすすめです。

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 四葉のクローバー 短期コース2018サマー
   「日⇔中翻訳基本訓練」
 [東京校] 9/1・8・15・22(土)10:30〜 12:30

 [インターネット] 9/2〜10/3 スマートフォン、タブレット端末対応

 ※インターネットクラスの授業動画は通学クラスの方もご視聴いただけます。
    復習や欠席された際の補講用としてご利用ください。


 短期コース2018サマーは、入学金・レベルチェックテストは不要です。
 受講特典あり!
クラスの詳細、お申込みはこちらから:
 https://www.issnet.co.jp/courses/c_t_short.html#feature2

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<関連記事>
クラスを担当する王浩智先生の関連情報もご参考にどうぞ!

丸講師紹介: 王浩智先生


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| 【中国語翻訳コース】 | 09:00 |
2018サマーおすすめ: [中国語]「通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ」クラスのご紹介


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 四葉のクローバー 短期コース2018サマー
  「通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ」
  [東京校] 9/5・12・19・26・10/3・10(水)19:00〜21:00
  [インターネット] 9/6〜 10/20 スマートフォン、タブレット端末対応

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アイ・エス・エス・インスティテュートでは、多くの中国語ネイティブの方が学ばれています。

皆さんの学習目的の一つに、通訳、翻訳のスキルを身につけながら、更に日本語の表現力、理解力を磨いていきたい、というものがあります。

サマーコースでは、引き続き中国語ネイティブの方向けに特化した、上級レベルの日本語を学ぶクラスをご用意いたしました。

日常生活や、仕事で使う専門用語はほぼ不自由しないけれども、日本語としての完成度をさらに高めたい方、もっと細かい部分まで日本語のニュアンスを学びたい方に是非おすすめです。

授業では日本語の表現力・構文力をつけるための中国語から日本語への翻訳演習、多くの中国語ネイティブの方が苦手としているカタカナ語を攻略する練習日本語に頻出するオノマトペ(擬態語)の練習などを取り上げ、効果的にレベルアップを図ります。

翻訳演習では、個別の添削および講評がありますので、受講生それぞれのレベルに合わせた指導が可能になっています。

イントネーションを確認したり、改まった正式な場で丁寧な日本語を話したりする練習も行いますので、通訳やビジネスシーンでの応用も可能です。

本クラスを通じ、ご自身の日本語をもう一度見直すとともに、どのようにすれば着実にレベルアップができるのかについての方法を学んでください。

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 四葉のクローバー 短期コース2018サマー
  「通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ」
  [東京校] 9/5・12・19・26・10/3・10(水)19:00〜21:00
  [インターネット] 9/6〜 10/20 スマートフォン、タブレット端末対応

    ※インターネットクラスの授業動画は通学クラスの方もご視聴いただけます。
       復習や欠席された際の補講用としてご利用ください。


短期コース2018サマーは、入学金・レベルチェックテストは不要です。
受講特典あり!
クラスの詳細、お申込みはこちらから:
https://www.issnet.co.jp/courses/c_i_short.html#feature6

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<関連記事>
クラスを担当する本島玲子先生の関連情報もご参考にどうぞ!

丸講師紹介:本島玲子先生

 

 

| 【中国語翻訳コース】 | 09:00 |
「北京から見る日中翻訳業界」 最終回 「訳すべきか、訳さざるべきか」


中国では春節を迎え、新たな一年が始まったところではありますが、始まりがあれば終わりもやってきます。長らくお付き合いいただきました当ブログですが、今回にて最終回とさせていただきたく思います。


さて、筆者と中国の腐れ縁は20年を過ぎましたが、中国について凄いなぁと思うのは雄大な景色や文化遺産でもないし、経済発展の速度でもないし、高速鉄道の速さでもないし、中国人が日本で爆買いする金額でもありません。

個人的に啓蒙されるのは、中国の医学であり、風水であり、武術であり、思想であり、そしてそれらの根本になっている中国語そのものであり、そして中国語の根幹となる漢字であります。中国語と言えば狭義には北京語(普通話)もしくは国語ということになるのでしょうが、本来は様々な方言のある中国において、長らく首都が置かれた北京で使われていた北京語が、官吏の使用する「官話」になり、やがて官吏以外も使用するようになって「国語」になり、「普通話」に制定されたという歴史があります。

日本に漢字が伝わったころとは事情が異なるわけで、それゆえに日本の音読みは現在でも「呉音」と呼ばれます。筆者の駐在する北京は日本でも「ペキン」と読まれますが、呉音の法則で読むならば本来は「ホッケイ(ホクケイ)」もしくは「ホッキョウ」になるはずです。「ペキン」と読むのは「唐音」であります。ちなみに、北京を日本古来の大和言葉で読むならば、「きたのみやこ」あたりが妥当じゃないかと思います。唐音も呉音も中国語の発音ですから、日本はそもそも中国語の音で読んでいたわけです。

漢字と同じくらい古くに中国から日本に伝わったものに「囲碁」があります。中国語では「囲棋(ウェイチー)」となりますが、実は同じものです。いや、なにを当たり前のことをと言われるかもしれないので説明すると、「碁」と「棋」は本来同じ漢字だということです。漢字の発祥は殷代と言われていますが、その後周代の末期から春秋戦国時代を経て各地で字体に変化が生じ、やがて秦の始皇帝によって統一されるに至りました。「碁」と「棋」は字体の異なる同じ漢字であったということになります。そして、「ゴ」という発音は「呉音」であり、「キ(中国ではqi=チー)」は唐音であるということでもあります。

さて、文武両道(中国語では文武双全)などと言われるように文と武は対極的に扱われることが多いなか、筆者は上述にて一括りにしました。そして武術の根本に漢字があるとしたのですが、漢字を見ればそこにイメージが生じます。筆者はとある武門に内弟子として入門しましたが、教わる多くの動作は成語(四字熟語)のような漢字で表されます。それを翻訳して理解することはできますが、翻訳したあとに元の漢字のもつイメージの強さを、理屈を覆さずに表現できるのかということになると、筆者にすればその技法を習得するよりもより難しいことに感じるものであり、中国武術をしてこれほど胡散臭く思えるまでの深みを持たせることになった背景には、漢字の存在があるに違いないと筆者は勝手に考えています。

例えば、「放鬆(放松)」という武術の要訣があります。普通に翻訳すれば「リラックス」とか「力を抜く」です。しかし力を抜けばそれは「脱力」であり中国武術の禁忌の一つであります。「放」とは「置く」であり、「鬆」とは「弛む」でありますが、さらに言えば「放」は伸び広がることであり、「鬆」は型を維持することであります。厄介なのは、これで終わらず、解釈の仕方はあたかも詩を味わうかのように広がるということです。

翻訳においては、イメージの再現と、内容の正確性とでジレンマが生じることも多くありますが、中国武術や中国医学の日本語訳において、日本語の漢字に直すだけでそのまま使われることが多いのは、イメージを優先されており、解釈の幅の広さを保持するためであり、中国語のままで理解せよということなのかという気もしています。上記の例ならば「放松」という中国語は「放鬆」という日本語の漢字に置き換えられるし、その詳しい解説でもある一側面をもって断ずることは誰もが避けたいと考えるところだというわけです。以前のコラムで取り上げたことのある中国医学なら、「上火」をそのまま「上火」としてしまうようなことだろうとも思います。

ただ、これは中国武術や中国医学を学んだり研究したりする人に向けての考え方であり、一般人にこれらを紹介するなら、イメージよりも内容をわかりやすい日本語に組み直すことの方が肝心なわけで、一つの例としてでも誤解を恐れずに説明を加えなければ誰にも理解してもらえません。「放鬆とは『鬆』を『放』することだ」なんて禅問答は、武術に入門したい人にしかまじめに聞いてもらえません。翻訳家がこんな訳語をだせば二度と仕事はこなくなるでしょう。

このあたりが一字に相当深い意味をもたされているような中国語を外国語に翻訳するときの難しさであり、また面白さでもあるのだろうと思う次第です。


最終回で書きたいことが多く、まとまりの悪くなったところではありますが、これまでご愛読いただきましてありがとうございました。

 
| 【中国語翻訳コース】 | 10:00 |
「北京から見る日中翻訳業界」 第17回 「伝える言葉、伝わる心」


今年で3回目になるのですが、北京の日本大使館において、北京日本人会主催の日中友好都道府県対抗歌合戦が開催されました。

これは日本の各都道府県を代表して一人もしくは一チームが出場し、各組持ち時間は3分でカラオケの機器をつかったり生演奏をしたりしながら歌唱力や演出、演技で競うというものです。昨年度は筆者も出演者として参加したのですが結果は残念ながら鳴かず飛ばず。本年は応援団として参加してきました。

日中友好とは読んで字のとおりで、参加資格には国籍が関係ありません。今年も多くの中国人が参加され、なんと優勝したのも中国人の青年、王頴さんでした。日本に留学して帰国し、現在は日系企業で働いているという彼は実は出演前に筆者は面識があり食事も一緒したことがあるのですが、当日は着物を来て下駄を履いての出場となりました。

彼が歌ったのは三波春夫の『大利根無情』、こぶしを聞かせ、袖口から取り出した扇子をかかげながら最後には梵鐘が鳴ったあとに朗々とした語りで会場を湧かせ、最前列に座っていた木寺大使がおもわず立ち上がって駆け寄り握手を求めるという一幕もありました。

彼のように日本語で歌う中国人、逆に中国語で歌って踊る駐在員ユニットが特別賞をもらったり、タイムリーにスターウォーズのコスプレで演出賞をもらうユニット、また、毎年替え歌で北京の駐在員の悲哀を歌って会場多くの日本人の共感と笑いで沸かせ、今年も大使賞をもらって大使からハグされている歌合戦の常連さんの姿もありました。

さて、このような形で日本人と中国人が一緒に歌合戦などでもりあがればさぞかし日中友好になるのだろうというようにも見えますが、個人的には参加している人同士が仲良くなって、その人がたまたま日本人だったり中国人だったりしたというだけのことでしかないような気もします。中国人が日本の歌を歌っても、日本人が中国の歌を歌っても、その歌を好きなだけなんじゃないかと思ってしまうのです。

そんなひねくれたことを考えながら最後の表彰式、王さんの優勝が発表され、トロフィーが授与され、王さんにコメントが求められた時に彼がいいました。「日本に留学し、日本のアニメと演歌にはまり、日本の歌を歌って日本の心と、(一息飲んで)義理と人情を中国に伝えていきたいと思います」

会場は拍手に包まれ、観客も応援席も立ち上がって喝采をあげました。彼が中国人だからとか日本の歌を歌ったとかではなくて、彼の歌に込められた心が聞く人の心を動かし、彼の最後の言葉が会場の人全員の心を震わせたのだと思います。

会場にいない人がこのイベントを表層だけ聞いたとしたら、ほう、中国人が日本の演歌で優勝するなんてさぞ「日中友好」に配慮したのだろうねって感じになるのではないかという気がします。いや、これは筆者がひねくれているということも多分にあると思いますが、いいたいのは、互いの心や気持を理解して楽しくやってれば、「友好」なんてのは結果として出てくるものであって、看板にのせるようなものではないのかもしれないなんて思ったということです。

翻訳でも綺麗な文章と用語とかも大事ですが、心が肝心、そういうことかもしれません。

 
| 【中国語翻訳コース】 | 10:00 |
「北京から見る日中翻訳業界」 第16回 「北京で整体が流行るわけ」


最近、中国のモバイルアプリはもしかすると日本よりも便利になったのではないかと思う時があります。コンビニやレストランではバーコードにかざすだけで支払ができるし、買い物の前に商品のバーコードにあてたら値段が分かったりもします。

以前にモバイルで手配するタクシーを紹介したことがありますが、これも発展進化を続けており、出発地と目的地、出発時間を設定すれば、システムが登録されている車を出発地付近で探し始め、手配されるとその車の現在地が地図上に表示されます。「あと何分であなたのところに到着します」というメッセージとともに、車の番号と運転手の名前、運転手の携帯電話番号が表示されるので、希望した時間に車がくるかどうか、自分の感覚で確認することも可能です。

支払についても、携帯アプリで紐付けられているので、現金を支払う必要もありません。降車後に運転手への評価を送信したら一件落着です。この評価が低いとアプリが配車する時の優先順位に影響されるので、運転手のサービスも格段にあがり、客が忙しそうなら邪魔をせず、退屈そうなら話を振るなど評判になっています。旧態依然とした従来のタクシーは逆に運転席に監視カメラをつけたせいで、かつては名物だった地元ドライバーとのよもやま話なども聞けなくなり、乗車から降車まで行き先を告げる以外一言も会話がないのと対照的ですね。

北京のレストランなら席につけばホールスタッフが注文をとりにきますが、軽食やファーストフードなどカウンターに並ばなければならない店も多くあります。一部のお店では携帯アプリを導入して店内にWiFiを用意し、席についてアプリで注文、アプリで支払できるようにしましたら、誰かが席をとって、誰かが並んでなんて手間がなくなり大好評になったそうです。

有名な人気レストランでは予約を受けないところや、日本式のラーメン店などで店の前に行列が出来るお店も予約を受け付けてないところが多くあります。本来は早めに行って並ぶしかなかったわけですが、そこで登場した携帯アプリのサービスが、「並び屋」ってもので、携帯で並んで欲しい店と時間を登録したら、その近くの並び屋が手配され、あなたの代わりに並んでくれます。タクシーチャーターの応用ですね。

そもそも北京で生活するのに、場合によっては自分自身がまるで動くことがなく怠惰な生活ができる環境がありました。レストランの宅配はもとより、クリーニングのピックアップ、コンビニからのミネラルウォーターやソフトドリンク、ビールやお酒におつまみなんでも配達できますし、部屋が汚れれば清掃サービスを呼べば1時間500円程度、万歩計をつければ1日に100歩も歩いてない北京人もいるのではと思います。

そうなると万年椅子に張り付いているオフィスワーカーなどから大きな需要が出るのがマッサージとか整体とかになるのですが、実はこちらも出張サービスが人気だそうです。便利過ぎるのも健康にはよくないかもしれませんね。翻訳などを生業にしていると職業病になっている人は日本でも多いかもしれません。かくいう私も腰痛持ちですから歩けるところは歩く、自分で出来ることは自分でするということを今年の目標にしますかね。

 
| 【中国語翻訳コース】 | 20:00 |
「北京から見る日中翻訳業界」 第15回 「おいしい中国」


12月になっても街にクリスマスの飾りはなく、年末の雰囲気もなく、北京に暮らす日本人はせめて気分を出すためにクリスマスには洋食レストランに行ったり、年越しに日本料理店でそばを食べたりするわけですが、中国の物価が高くなったおかげで美味しいものを食べるのも結構な散財になります。

北京といえば世界各国の駐在員へのアンケートで物価の高い都市ランキングが7位になり、アジアでは上海が1位、北京が2位という高順位につけています。おそらく、北京で日本と同じもの、たとえば日本食レストランや日本食スーパーなどを常用するなら日本より高くなるのは当たり前ですが、中国人が日本に旅行してなにを食べても安くて美味しいというのならやはり北京は高いのだろうという気がします。

日本食は中国ではすでに珍しいものでも、特段高級な料理でもありませんが、それでも日本食は中華料理より割高ではあります。例えば北京でも日本風ラーメンは人気ですが、ラーメンと餃子やご飯物のセットにしたら軽く1000円を超えます。割りと人気の日本食レストランがあってお昼に握り定食を出しているのですが、これが2000円くらいですからやっぱり高いですね。味は日本の回転寿司が美味しすぎるのでしょうけど、残念ながらこれに負けています。それが結構繁盛しており、お客は大半が中国人だから、中国に美味しいレストランはないのかという気になってしまいます。

中華料理のレストランで美味しい店も、日本人駐在員はちゃんと把握しておかなければ日本からの出張者や顧客の接待などにも間に合いません。中国のレストランは相対的にリーズナブルですが、たとえば北京ダックを食べて美味しかったと喜んでもらえるレベルのお店ならやっぱり一人5000円くらいはかかります。ちなみに中国の高級料理店などは桁が変わりますが、昨今の反腐敗キャンペーンのために経営困難になっているところも多いようです。

お客様をもてなすなら多少お金を使ってでも、それなりの店構えのレストランに行きたいものですが、北京に住んでいて日常的にこんなところでばかり食べていては破産します。自炊すればいいのですが、一人暮らしの若者や単身赴任のサラリーマンなら面倒くさいですよね。日本ならコンビニ弁当なんていうところ、中国の場合はリーズナブルな食堂も多くあります。私も通りがかった小さい店にいきなり入る勇気はありませんが、北京で1年以上も営業しているような店ならまずは大丈夫かなと考えています。安全を気にしたら本当にきりがないし、大きい店や高い店だから安心というわけでもありませんから。

私がよく利用するのは陝西麺の専門店で、名物の酸っぱくて辛い麺が1杯280円、膜という中華風のバンズにトロトロに煮込んだ肉を挟んで食べる中国バーガーは130円、地元の燕京ビールは1本100円で出してくれるのですが、一番嬉しいのはお勘定って言った時、店主がニコって笑って「腹いっぱいになったか?」って必ず聞いてくれることです。こういうリーズナブルでおいしくて心が暖まるようなお店も実はたくさんあります。

ただ、高いものでも安いものでも、北京で美味しいものを食べるにはコツがいります。チェーン店でも場所によって値段も味も変わるし、人気が出れば偽物だって現れます。また同じ店でも注文の仕方でも値段と満足度ががらりと変わりますから、北京の外食は1つの技術と言ってもいいかもしれません。

 
| 【中国語翻訳コース】 | 10:00 |

☆好評連載中!
『柴原先生のワンランクアップの英語表現』
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