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中国語ビジネスコミュニケーションコース特別セミナーレポート「仕事でも使える中国語口語学習法」

 

3月17日、多くの方にご参加いただき「仕事でも使える中国語口語学習法」というテーマでセミナーを開催しました。

 

講師は中国語ビジネスコミュニケーションレベル2担当の張意意先生です。
具体的なアドバイスがたくさんありましたが、今回はその一部をご紹介いたします。

 

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まず最初に、中国語でのコミュニケーションでは、相手の言っていることを理解する必要があるため、中国語の方言の違い、発音の違いについて説明がありました。

 

丸中国人の話し方の特徴について把握する

 

今はネットの動画で色々な地方の発音を聞くことができるので、台湾の国語(標準語)は福建人の話し方に近いことや、東北地方の方言は二人転(東北地方の伝統芸能)を聞くと特徴が分かります。標準語との違いには規則性があるので、それを把握し、区別がつかない時は必ず確認するようにすれば心配ありません。


例えば標準語の「王(wang)さん」を上海人が発話すると「黄(huang)さん」に聞こえるので、「黄色の黄さんですか、横線三本に縦一本の王さんですか?」と確認します。

 

中国語の方言のリスニングは外国人にとって大変ですが、規則性を知り、自分で聞き取ったことが不明瞭であれば、恥ずかしがらずに必ず確認すれば、安心ということが分かりました。中国人同士でも確認が必要ならば、外国人にとっては必須といってよいですね。

 

丸言葉を学ぶということは、真似することでもあるので、音声教材を聞くだけでは不十分

 

中国語を話す時の口の形、どの筋肉を使っているのか、息の吐き方、吸い方など、顔を見て細かく観察することも必要です。


例えば、動画を見ながら自分の好きなタレントや、女優さん、俳優さんの真似をしてみます。この時はやや大げさに真似てみるとよいでしょう。


お手本を真似して勉強することは初級段階と言っていいので、さらに上級をめざすのであれば、次は自分の言葉で話せるように練習していくようにします。自分自身に合った発音、スピード、表現ができるようにすることが大事です。教材は、中国語って素晴らしいな、だから自分は中国語が好きなんだ、と思えるような素材を使えば、学習にも積極的に取り組め、かつ長く続けることができます。

 

覚えた言葉やフレーズは、実際にどんどん使ってみることが大事です。学校で学ぶメリットは、その言葉がどの場面で使えるのか、事前に教室で試したり、先生に確認ができたりすることです。

 

リスニング練習であれば、音声教材があればできますが、発話の練習は動画を活用する、ということは新鮮でした。まずはお手本になりきって、そっくりに話せるようになることをめざしてみましょう。自分に合った教材(素材)の選択も大事ですね。

 

丸文章の朗読が口語上達の秘訣

 

毎日少しずつでよいので、文章を朗読する練習を続けましょう。朗読することはアウトプットの練習になります。上手に話せるようになりたければ、沢山発話することです。朗読練習を通じ、中国語の四声、リズム、区切り方を身につけるとともに、中国人のロジックも理解できるようになります。


練習は毎日続けることを習慣づけ、結果を出すことを急がずに、着実にレベルアップすることをめざしましょう。

 

外国語学習に限らず、どのようなことでも同じかもしれませんが、結局は長く続けられる練習を積み重ねていくことが上達の秘訣ということが分かりました。

 

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参加者の皆さまからは次のような声が寄せられました。


・学習の要点を分かりやすく、楽しく教えていただいてありがとうございました。
・口語の学習は最近滞っていたのですが、有意義なお話を聞くことができ、改めて頑張ろうと思いました。
・とても興味深いお話しでした。今後のためになると感じました。
・先生のお人柄が伝わってきてよかったです。


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お忙しいところ参加された皆さま、ありがとうございました。

アイ・エス・エス・インスティテュートは今後も皆さまのお役に立つセミナーを企画してまいります。次回をお楽しみに!

 

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| イベントアルバム | 09:00 |
中国語通訳コース特別セミナーレポート「通訳者に学ぶ日本語デリバリーの方法」

 

3月10日、多くの方にご参加いただき「通訳者に学ぶ日本語デリバリーの方法」というテーマでセミナーを開催しました。
講師は現役通訳者で、中国語通訳者養成コース通訳科1クラス担当でもある徳久圭先生です。
当日は様々なお話があり、練習も行いましたが、その一部をご紹介いたします。

 

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まず最初に、「デリバリーの重要性について」説明がありました。

※「デリバリー」とは、話し方のことです。

 

丸通訳者は音声を聞き取って、理解し、言語を変換し、発話する。
丸クライアントは、聞き取り・理解・変換については評価することはできない。最終的には通訳者の発話のみで良し悪しが判断される。
丸デリバリーの質が通訳者の評価を決めるといってよい。
丸通訳した中身がどんなに素晴らしくても、デリバリーが悪いと、通訳者としての評価が下がる。

 

通訳訓練をしていると、どうしても訳出の方ばかりに神経を使ってしまい、デリバリーがおろそかになることがあります。先生のお話を聞いていて、クライアントの立場からすれば、最終的には通訳者の口から出てくる言葉の質で評価される、ということに非常に納得しました。次に具体的に悪い例をあげての説明が続きました。

 

丸声が小さい、聞こえない、声が高すぎる、低すぎる、語尾上げ、冗語が多い、速すぎる

 

どれも聞き手にストレスを与えるものですが、特に語尾上げは、その箇所が気になってしまい、話の内容に集中できなくなるとのことでした。また、音声について気を使う人はあまり多くないが、非常に大事であるということを強調されていました。
また、日本語母語者にとっては日本語訳を磨くことが重要であり、中国語母語者は聞き手にストレスを与えない日本語を話すことが大切とのお話がありました。

 

次に、上記の説明を踏まえ、参加者全員で話し方ナレーションの練習を行いました。

 

架空のCMにナレーションをつけるという練習です。
まず最初に原稿が配られ、どのように話すか考えてもらいます。
内容は「介護用品」「スポーツ用品」「食品」の3種類です。種類が全く違うので、それぞれに合った話し方を工夫する必要があります。


先生から15秒程度で話し終えられるようにとの指示があり、ヘッドセットを付けて全員一斉にナレーションを録音しました。
それから、隣の人同士席を交換して音声を聞き、お互いに評価し合いました。
この日初めて会った人同士でも、和気あいあいと話し、かなり盛り上がりました。

 

18春_中通セミナー1.jpg

 

最後に先生のお手本が披露されました。
「通訳者は役者でもなければならない」とのことで、BGMも流して本格的にナレーションをつけます。さすがに先生です!それぞれの商品に合わせた見事なナレーションで、参加者席からは拍手や笑い声が起きていました。

 

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参加者の皆さんからは次のような声が寄せられました。


・ユーモアあふれた素晴らしい内容でした。
・デリバリーの重要さを具体的に意識したことがなかったので、大きな気づきになりました。
・自身の問題点を改めて意識させました。
・自分が考えていた通訳に必要なスキルとは違う幅広さが求められていることを知り、目からウロコが落ちました。


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セミナーにご参加いただき、ありがとうございました。
次回もご期待ください!

 

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| イベントアルバム | 11:31 |
英語翻訳コース特別セミナーレポート「プロ翻訳者が教える英文法強化トレーニング」

3月6日(火)、東京校にて、英語翻訳者養成コース春期特別セミナー「プロ翻訳者が教える英文法強化トレーニング」を開催いたしました。


講師は今野由紀子先生。30年以上にわたって、幅広い分野の翻訳を手がけてきたベテランのプロ翻訳者です。当校で総合翻訳科・基礎科1、基礎科2クラスの講師をご担当されています。

 

このセミナーでは、翻訳者になるために英文法がいかに重要か、また英文法強化トレーニングの具体的な方法について、お話しいただきました。

 

 


丸翻訳者にとっての英文法は、スポーツにおける基礎体力!


「翻訳」は、世間一般的に言われる「英語力」とはまた別物。


TOEIC高得点、英会話がペラペラ、英文もスラスラ読める…というだけではなく、原文の意味を一語一語正確に、緻密に理解し、忠実に再現するという非常に高度な正確性が求められます。


実は、英語が得意という方でも、多くは「なんとなく大体意味がわかる、通じる」というレベルで、翻訳するにはスキルが不足しているのだそう。


翻訳は単なる知識ではなく、技能。職人技ともいえます。


今野先生は、翻訳はスポーツに近いと考えているそう。一人前になるためには、長く厳しく辛いトレーニングが必要。地道に一歩一歩積み上げていかなくてはいけません。そして、スポーツにおける「基礎体力づくり」は、翻訳では「英文法強化」になります

 

トップアスリートを目指すには当然、日々の基礎体力づくりと技術トレーニングが必要ですよね。小手先の技術だけでどうにかなるものではありません。


同様に、プロ翻訳者になるためにはまず、徹底的に英文法を勉強し、基礎体力を上げる必要があります。並行して翻訳技術の訓練を行い、訳出スキルを磨いていきます。


今野先生が言うには、英文法の重要性をないがしろにすると、ある程度のレベルまでいくと必ず伸び悩むのだそう。「いまさら英文法はいいから、はやく翻訳技術を学びたい!」「はやく訳出スピードを上げたい!」という受講生も多いのですが、やはり基礎力がないとスキルアップ、スピードアップはできないので、焦らずじっくり基礎固めをするように指導しているそう。すると案外、基礎が完成すると実力が飛躍的に伸びるそうです。急がば回れということですね。

 


丸おすすめの英文法書のご紹介


今野先生おすすめの英文法書や辞書を多数ご紹介いただきました。
その中から一例をご紹介します。


「英文法解説」(江川泰一郎,金子書房)
今野先生が大学受験のときから愛用しているという、昔からある定番の1冊です。
解説が詳しく、豊富な例文が載っており、非常に信頼できる参考書。


「表現のための実践ロイヤル英文法」(綿貫陽 マーク・ピーターセン,旺文社)
こちらは「ロイヤル英文法」よりも上級者向けの本です。マーク・ピーターセンによるネイティブ感覚での文法解説が充実しており、ライティングの際に非常に参考になります。レギュラーコースの「総合翻訳科・基礎科1」クラスでテキストとして使用しています。


「日本人の英語」シリーズ(マーク・ピーターセン,岩波新書)
今野先生が文法書の中で一番衝撃を受けたという一冊が「日本人の英語」。


この本を読むまでは、「名詞に冠詞がつく」と思っていて、a なのか the なのかで迷っていたそう。おそらく、ほとんどの方がそういう認識だと思います。しかし、マーク・ピーターセンによると、その考え方はナンセンスで、根本的に概念が異なるそう。


あえて言えば「冠詞に名詞がつく」としか言いようがないのだとか。それってどういう意味?と思った方は、ぜひ、一読してみるとよいでしょう。


英文法書を選ぶポイントは、自分の目的に合っているか内容を確認すること。

たとえば、「自動詞と他動詞の違いを知りたい」など具体的な目的を持って、解説を比較してみると、どの本が自分に合うか判断しやすくなります。書店に足を運んで、実際に解説を比較してみることをおすすめします。

 


丸英文法の勉強法


マル英文法書を常に手元において、毎日のように読む習慣をつける
英文法書は1回読めば終わり、というものではなく、辞書のように何度も繰り返し引いて読むものです。今野先生は今でも、翻訳の仕事の際に英文法書を確認するそうです。


マル紙辞書を読む習慣をつける
辞書は文法解説と用例が充実しているので、知らない単語の意味を調べるだけでなく、読み物としても優れています。たとえば、ライティングの際に助動詞や前置詞で迷ったときなど、あやふやな知識の補強に役立ちます。


電子辞書は携帯に便利ですが、画面が小さいので、例文をすべて確認するには、何度もボタンを押す手間がかかります。その点、紙辞書は一覧性が抜群。解説と用例を読むには、紙辞書の方が圧倒的に使い勝手が良いです。


マル対訳本を使って精読の訓練をする
精読とは、一語一語緻密に読み込んでいくこと。翻訳に欠かせないスキルです。
今野先生のおすすめは、講談社のバイリンガル・ブックスシリーズ。見開きで左右に英語と日本語で対訳が書かれています。新渡戸稲造の「武士道」や、「英語で話す日本の文化」など、勉強になるテーマが充実しています。使えそうな表現はノートに書き出しておくと参考になります。


マル英文の構造分析の訓練をする
英文を構造として理解するために、どのような文型で成り立っている文なのか分析する訓練です。下記のように、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)、修飾語(M)のどれにあたるのか、また修飾語がどこにかかっているか、関係代名詞の先行詞はどれか、などを緻密に分析します。


Advanced technology of communication

                  S   

has enabled us to enter global markets
        V         O            C
    that      have been previously  inaccessible.
関係代名詞        V          M(修飾語)       C
   (主格)


「総合翻訳科・基礎科1」クラスでは、この構造分析のトレーニングを、翻訳訓練とあわせて毎週行っています。修了生からは、「今まで単語の羅列にしか見えなかった英文が、単語ひとつひとつの関係性が浮き立って見えるようになった」、「英文を構造として理解できるようになったことで、読むスピードが上がった」という声をいただいています。構造分析ができないときは、英文法知識があいまいな証拠。自分の弱いところが明確になるので、知識補強が効率よく出来ます。

 


丸その他翻訳に役立つ勉強法


マル新聞を使って、毎日コラム記事などを要約し、それをさらに訳す
文章の内容を整理し、要旨をつかむ訓練と、訳出訓練の他、語彙や表現を増やす訓練にもなります。


マル良い本をたくさん読む
語彙・知識を増やすためには、やはり多読が必要。手軽に読める新書本などをたくさん読み、知識の幅を広げておくと、翻訳する際の助けになるとのこと。すばやく大意・要旨をつかむ訓練にもなります。

 


丸英文法力チェック・クイズ


英文法の重要性を皆さまが理解したところで、英文法力をチェックするクイズを行いました。簡単な短い英文の文法構造を正確に理解しているかどうかを確認します。皆さま、文章自体の意味は理解されていますが、細かい文法の質問をされると、詰まってしまうようです。


たとえば、この一文。


 You like that musician? I tell you, he is anything but an artist.


意味としては、「あのミュージシャンが好きなの?いいかい、彼はアーティストだなんて言えたものじゃないよ。」で、皆さま大体そのように訳されていました。


しかし、「この文章中の but の品詞は何でしょう?」と質問されると困ってしまう方がほとんど。接続詞の but ではないようだけど、何だろう…と一瞬沈黙が。正解は前置詞です。「artist」という名詞の前にある、前置詞の but です。辞書にも解説と用例がたくさん載っていますが、今まで気にとめたことがなかった、という方もいらっしゃいました。


他にも仮定法の would や could を過去形と間違えてしまったり、a と the の冠詞の違いや、コロンの有無の違いだけで、文章の意味が全く異なってしまう例を紹介しました。


クイズを通して、参加者の皆さまも、翻訳する際に、原文をいかに細部まで正確に理解する必要があるか実感したようです。文章が長く、構造が複雑になればなるほど、意味を正確に理解するのが難しくなってきます。そのよりどころとなるのが、英文法の知識なんですね。

 

 

丸英文法強化に近道なし


英文法を強化するためには、やはり大量に読む、書くといった地道な訓練が欠かせません。ただ読むだけでは身につかないので、ノートにポイントをまとめる、英文の構造分析を行うなど、何かしら手を動かしながら、知識を自分のものとして吸収していかなくてはいけません。一朝一夕には身につきませんが、鍛えた文法力は翻訳のよりどころとなり、自分の訳出の自信につながります。翻訳をしながらも、いまいち自分の文法力に自信がない、原文の解釈に迷いや不安がつきない…という方は、じっくり腰を据えて、基礎体力づくりに取り組みましょう!


お忙しい中、特別セミナーにご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
本日のお話が、皆さまの勉強法の参考になりましたら幸いです。

 

 

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| イベントアルバム | 15:00 |
英語通訳コース特別セミナーレポート 「通訳を仕事にするための勉強法」

 

東京校では3月7日(水)、横浜校では3月3日(土)に、英語通訳者養成コース春期特別セミナー「通訳を仕事にするための勉強法」を開催いたしました。


講師は、放送通訳者としてご活躍の傍ら当校で入門科の講師を務める、柴原早苗先生です。
このセミナーでは柴原先生より、通訳者になるために続けてきた勉強法、そしてプロ通訳者になった現在も続けている勉強法について、お話しいただきました。

 

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丸キッチンタイマーで時間管理

 

当日の会場は満席。参加者の緊張をほぐすため、最初にアイスブレーキングとして、隣の人とペアで20秒自己紹介を行いました。
実は「限られた時間内に相手に情報を伝える」ことは通訳の現場でも大切なこと
これは逐次通訳、同時通訳、そして放送通訳でも共通です。
時間管理の為に柴原先生が愛用しているものは、なんと、どこの家庭にもあるキッチンタイマー!
特別な道具を使わなくても、身近なものでトレーニングできるのですね。

 

丸通訳者に必要な力とは

 

通訳者に必要な力と聞いて思い浮かぶのは、「語学力」そして「知識力」という方が多いと思います。
それでは、それぞれの力がどれくらいの割合で必要だと思いますか?
さまざまな意見がありますが、柴原先生のご経験によると、「語学力」30%、「知識力」50%、残りは「度胸」10%、「体力」10%とのこと!
「語学力」の割合が意外と小さいことに、参加者からは驚きの声が上がりました。

 

丸英語を見たら音読!聞いたらシャドーイング!

 

語学の習得には、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能をバランスよく身につけることが大切と言われます。
筋トレの際に「この筋肉を鍛えている」と意識しながら行うことが効果的なように、通訳力トレーニングでは、「音読」や「シャドーイング」を日頃から意識的に行うことが重要だそうです。

 

丸紙媒体を上手に利用する

 

デジタルの時代になりましたが、あえて紙媒体を利用して活字に親しむことが、表現力アップにつながるというのが柴原先生の実感。
例えば、通訳の現場では携帯に便利な電子辞書を利用するものの、ご自宅で愛用しているのは今でも「紙辞書」だそうです。
電子辞書やインターネットの場合は、自分からアクセスしない限り情報は得られませんが、紙媒体の場合は開くだけで自然と情報が目に入ってくるというメリットがあります。
紙辞書の他に、新聞や、子供向けの百科事典なども、知識力をつけるのにとても役立つそうです。

 

丸モチベーションを維持するには

 

さまざまな方法がありますが、コツは無理をしないで、細く長く続けること。
また、本の著者やラジオ講座の講師、時には勉強と直接関係のない人であっても、自分と相性の良い人、自分に元気をくれる人を見つけると、勉強が楽しくなります。
そして、通訳学校を活用し、仲間と励まし合いながら勉強を続けることも効果的です。

 

丸反省しても後悔はしない

 

放送通訳者として活躍されている柴原先生ですが、自分のパフォーマンスが「100点満点」と思えたことは一度もないとのこと。
現場からの帰り、電車の中で反省しては、どうすればもっと力をつけられるのかを考え、行動する日々だそうです。
柴原先生のお話から、プロ通訳者になることは決してゴールではなく、どこまでも上を目指して努力し続けることが大切なのだと学びました。

 

お忙しい中特別セミナーにご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
本日のお話が、皆さまの勉強法のヒントになりましたら幸いです。

 

 

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四葉のクローバー短期コース 2018ウィンター 

 

英語通訳者養成コース通訳力に効く!数字の表現攻略法クラス

担当講師:柴原早苗先生

東京校 4/7(土)10:00−15:00(休憩1時間) 

 

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| イベントアルバム | 15:52 |
中国語翻訳コース特別セミナーレポート「目的に合った訳語選択のポイントとは〜中文和訳を例に」

 

3月4日、多くの方にご参加いただき、特別セミナー「目的に合った訳語選択のポイントとは〜中文和訳を例に」を開催しました。


講師は現役翻訳者で、中国語翻訳者養成コース本科2担当でもある椙田雅美先生です。今回のセミナーでは、翻訳の最後の段階で、どのように最適な訳語を選べばよいのか、について具体的なポイントをご紹介いただきました。一部、ご紹介いたします。


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まず、訳語選択の前段階の流れや、仕事としての翻訳の原則についてお話がありました。

 

丸翻訳の目的と方向性を決める
原文が書かれた目的や書き手の意図、文書の用途などを読み取る。
どのような読み手を想定した文書なのかも考える。

 

丸プロ翻訳者に求められる訳文
依頼者の要望、訳文の用途にあわせた「仕事としての翻訳」⇒自ずと翻訳の方向性が決定される。
翻訳の目的と方向性をしっかりと決めていないと、最終的な訳語の選択はできない。

 

丸翻訳の方向性5W1H
いつ:時期設定 原文との違い
どこ:どこで使うのか
誰が:誰が書いたのか、誰が読むのか
何を:何に訳すのか
どのように:堅いか柔らかいか、ネガティブかポジティブか

 

丸足さない、引かない、変えない
ただし、文章全体の意味を等しく伝える、依頼者の要望に沿って訳す際には、一語一句の意味を足す、引く、変えることもある。一字一句ではないことに注意。

 

ここまでが訳語選択をする上での前段階となる。


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ここから実例の説明に入ります。意味は等しく、一語一句は違うという例です。
まず、中国語原文と直訳を見てみます。

 

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原文:
昨天下午,我市举行纪念周恩来同志诞辰120周年座谈会。

直訳:
昨日午後当市周恩来同志生誕120周年記念座談会挙行した。

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次に、具体的にこの文が何のために翻訳されたのかを示しました。

 

中国のニュース記事を翻訳して、日本の新聞に掲載することが目的


When  いつ:記事は3月に掲載される
Where どこに:日本の新聞に掲載
Who 誰が:一般日本人読者が読む
What  何のために:中国紹介記事の前段として

 

調べたところ、原文は2月26日に中国の新聞(江蘇省淮安市の機関紙)に掲載された。
一般の日本人読者が対象なので、ある程度情報を足さないと理解できない。

 

そして、上記の諸条件を踏まえた訳例とポイントを示しました。

 

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訳例:
先月25日中国江蘇省淮安市で、故周恩来首相の生誕120周年を記念するシンポジウムが開催された。

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■3月に日本の新聞に掲載されるので、「先月25日」を補う
■原文の「我市」を「当市」と訳したのでは、どこの市か分からないので、「中国江蘇省淮安市」とする。
■「周恩来同志」は日本の呼称の慣例に合わせ「故周恩来首相」とした。
■大規模なイベントなので、「座談会」を「シンポジウム」とする
■原文は市が主語になっているので「挙行」だが、日本の新聞に掲載する目的は中国でこのようなイベントが行われた、という紹介記事なので、視点を一人称から三人称に転換し、「開催された」とする。

 

原文にない情報が加えられています。例えば「当市」の2文字が「中国江蘇省淮安市」と8文字に増えているのですけれども、意味するところは全く同じですね。こんなに文字を勝手に加えて大丈夫なの?と思うかもしれませんが、これがなければ日本の一般の読者には伝わりませんね。

 

次に読み手の認識の違いについてのお話がありました。

 

丸中国の常識をどこまで知っているかによって、用語や言い方を使い分ける

春節⇒旧正月
解放前⇒新中国建国前
開放後⇒改革開放政策実施後

 

その他、ネガティブ・ポジティブな表現や、専門用語、俗語の表現などについて紹介があり、まとめに入ります。

 

丸目的に合った訳語選択のポイントとは
原文を正確に読解
翻訳の目的により方向性を決定
常に方向性を確認しながら、一語一句を丁寧に選択する。

直訳か意訳かは結果であって方針ではない。


いってみれば翻訳は意味を訳すことなので、全て意訳と言ってもよい。よくある質問の「意訳」は意味を変えてもよいのですか、ということかと思うので、意味は変えてはいけないが、言葉ひとつひとつは変えてもよいので、同じ意味が伝わるように翻訳するようにしてください。

 

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参加された方からは次の声が寄せられました。


・訳そのものではなく、背景を考慮して訳すなど、大変参考になりました。
・ただ単純に訳せばよいというものではない、という認識はありましたが、どのような形で進める、考えるのかという基本が分かり、とても参考になりました。


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ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
アイ・エス・エス・インスティテュートでは、今後もみなさまのお役にたつ魅力的なセミナーを企画してまいります。

 

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| イベントアルバム | 10:00 |
英語翻訳コース特別セミナーレポート「『翻訳チェッカー』に求められる資質とは - 分野別解説編 - 」

 

アイ・エス・エス・インスティテュートでは、総合翻訳科、ビジネス英訳科、専門別翻訳科の各コースで「実務に近い、仕事につながる」クラスを開講しています。


4月コースの開講を前に、英語翻訳者養成コースの特別セミナー「翻訳チェッカーに求められる資質とは - 分野別解説編 -」を開催しました。

 

今回のセミナーでは、前半、ISSインスティテュートのグループ会社、株式会社翻訳センター金融・法務営業部で品質管理業務に携わる渡辺亜美から、「翻訳チェッカー」に求められる資質を「スキル」「対応」の2つの側面からお伝えしました。後半は、短期コース「翻訳チェッカートレーニングクラス」担当講師の豊田実紗先生に、業務の説明と、実例を挙げて作業内容を具体的にご紹介いただきました。


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丸「翻訳チェッカー」に求められる資質とは

まずは、渡辺から「翻訳チェッカー」の業務、役割についてお知らせし、続いて「翻訳チェッカー」の資質について「スキル」と「対応」の2つの側面からご説明しました。

 

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「翻訳チェッカー」に求められる資質として、みなさんはどのようなスキルが必要とお考えですか。翻訳者と同じように、「語学力」、「表現力」、「緻密さ・正確性」、「調査力」、「専門性」といろいろ思い浮かびますね。この中で、「翻訳チェッカー」に求められるのは3つ、「語学力」「緻密さ・正確性」「調査力」であると思っています。翻訳チェッカー採用のトライアルでも、この点を重視しています。では、一緒に挙げた「表現力」「専門性」は必要ないのでしょうか。

 

基本的に「専門性」については翻訳者にお任せしており、翻訳者採用のトライアルでも翻訳力と併せて評価のポイントとなっています。また「表現力」については、翻訳者、翻訳チェッカー以外の作業者に依頼することが多いです。高度な表現力が求められる案件については、翻訳やチェックの作業とはプロセスを別にして対応しています。

 

豊田先生の「翻訳チェッカートレーニングクラス」では、上にある翻訳チェッカーに求められるスキルを理解していただき、そのスキルを効率よく習得していただくことを目標としています。

 


丸柔軟な対応が安定した受注につながる

 

前半の「スキル面」に続いて、「対応面」について講演が続きます。

 

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ISSインスティテュートの修了生で、現在、私たちが頼りにしている翻訳チェッカーさんを例に、「対応面」についてお話しします。

 

このチェッカーさんは、フルタイムで会社勤務をされているので、お電話をしてもすぐにお話しすることができないのですが、お問い合わせのメールをお送りしておくと、お昼休み、そして終業後に確認をして必ずご連絡をくださいます。コーディネーターも時間の余裕があまりない状況でお問い合わせをするので、きちんとご返事をいただけるのは大変ありがたいのです。前半でお話しした「スキル」とともに、こうした「対応」もお仕事を依頼する際のポイントになります。

 

通常とは異なる作業プロセスや納期でお仕事をしていただくことも多々あります。こんな時も、コーディネータ、そしてその先にあるお客様のニーズを理解して柔軟に対応していただけると、その方の信頼も高まります。

 

さらに、翻訳チェッカーのお仕事を経験され翻訳者となられた方は、作業開始から納品までの過程をご存知なので、各作業に配慮した対応をしてくださいます。翻訳会社にとって、大変ありがたいことです。

 

 

 

丸「基礎的なチェック事項」をもれなく確認する


後半は、豊田実紗先生にチェッカー業務の実務をご説明いただきました。翻訳の質を左右する基礎的なチェック事項とは何か?豊田先生はいくつか例を挙げて説明してくださいました。

 

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訳抜け、スペルミス、数字の転記の誤り、単位の間違い、下線や斜体などスタイルの変更もれなど確認すべきところはたくさんあります。限られた時間(=納期)の中で、最善のやり方を考え、対応しています。

 

そして、「あくまでも翻訳者の翻訳が正しい」という前提で作業します。「修正しすぎないこと」この言葉をいつも考えながら、必要最小限の修正のみにとどめ、作業をしています。


豊田先生が、いろいろな例を挙げてわかりやすくお話しくださったので、みなさん、翻訳チェッカーのお仕事を、より深く理解されたようでした。
 

 

 

セミナーの最後に、豊田先生担当の短期コース「訳文品質アップの新アプローチ 翻訳チェッカートレーニング」クラスのご案内をいたしました。こちらのクラスは、ISSインスティテュートと翻訳センターが共同でカリキュラムを開発し、今回ご紹介しましたチェックのルールに基づいた内容となっております。今回、チェッカー業務にご興味を持たれた方におすすめのクラスです。

 

 

これからも、グループのメリットを活かして、いろいろな視点から翻訳に関する情報発信を続けていきます。

 

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四葉のクローバー 豊田実紗先生ご担当 短期コース2018ウィンター
 (株)翻訳センター/ISSインスティテュート共催
  「訳文品質アップの新アプローチ 翻訳チェッカートレーニング」

  [東京校B] 4/7・14(土)15:00〜17:00(全2回)

 

    [インターネット] 4/8〜 4/24 スマートフォン、タブレット端末対応

   ※インターネットクラスの授業動画は通学クラスの方もご視聴いただけます。
      復習や欠席された際の補講用としてご利用ください。


 短期コース2018ウィンターでは、入学金・レベルチェックテストは不要です。
 受講特典あり!クラスの詳細、お申込みはこちらから:
 https://www.issnet.co.jp/courses/e_t_short.html#feature12
 

 

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| イベントアルバム | 12:00 |
中国語ビジネスコミュニケーションコース特別セミナーレポート「ビジネス中国語のネゴシエーションフレーズを覚えよう!」

 

9月16日、多くの方にご参加いただき「ビジネス中国語のネゴシエーションフレーズを覚えよう!」というテーマでセミナーを開催しました。

 

講師は中国語ビジネスコミュニケーションレベル2担当の張意意先生です。
以下はセミナーの概要です。

 

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まず最初に、中国人から見たネゴシエーションとは、についての説明があり、事前に行っておくべき重要なポイントや、効果的な表現・話し方などについてお話がありました。

 

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丸ネゴシエーションに先立ち、良好な人間関係を築いておくこと

 

例えば、共通の先輩、友人や、知人の紹介、趣味、生活したことがある場所、などで共通の話題を探します。また、事前に一緒に食事をするなどして、自分と地位が対等な人を探しておきます。辈分、缘分、乡情(世代の序列、縁・ゆかり、地縁)を大事にするのが中国人です。

 

丸実際に話を始める際の定番の言い方

 

「我们两家公司有着长久的友好交往,有什么事情好商量。」
われわれの会社は長いお付き合いがあるので、どのようなことでも相談しましょう。

 

「吃水不忘挖井人,前辈们为我们建立了坚不可摧的友好合作关系,我们一定要把它发扬光大下去。」
水を飲むときは井戸を掘った人のことを忘れない、と言います。先代たちが我々のために築いてくれた固い友好関係を、さらに発展させていきましょう。

 

丸条件を提示する際の、誠実で説得力のある言い方


「这是我们经过多方研究,根据我们的实力提出的最好条件。希望您满意。」
こちらは当方が様々な角度から検討を重ね、御社のお力に見合った最適の条件です。いかがでしょうか。


「我(们)负责xxx,请你(们)负责xxxx,怎么样?」
弊社はxxxを担当しますので、御社はxxxを担当ということでいかがでしょうか?

 

丸価格交渉時に言いにくい場合の効果的な表現

 

「恕我直言,你们的价格有些过分。」
率直に申し上げて、この価格は高すぎると思います。


「请听我解释一下。」
私からご説明させてください。


「你的条件很好,但是〜」
とても良い条件だと思います。しかしながら〜

 

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最後に日中のネゴシエーションの違いについてお話がありました。

 

中国では契約は出発点という理解ですが、日本では終点という意味に捉えられているのではないでしょうか。


中国人の考え方はどこか水墨画を描くようなイメージです。濃淡があり、太い線、細い線があります。契約においても大体の大枠を決めて、後は細部を詰めていく傾向があります。

 

ネゴシエーションの原点はコミュニケーションにあります。文化、考え方の違いをいかに理解し、うまく利用して、よい結果を出すかが大事ですね。交渉の際には中国語の細かいニュアンスを使い分け、成功することを願っています。

 

お忙しいところご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。


アイ・エス・エス・インスティテュートは今後もみなさまのお役に立つセミナーを企画してまいります。

 

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| イベントアルバム | 17:30 |
英語翻訳コース特別セミナーレポート「新たなニーズへの対応が、お仕事への近道!映像字幕翻訳者をめざす!」

 

アイ・エス・エス・インスティテュートでは、総合翻訳科、ビジネス英訳科、専門別翻訳科の各コースで「実務に近い、仕事につながる」クラスを開講しています。レギュラーコースの開講に先がけて、各コースの魅力やコースを取り巻く業界の最新動向などをご紹介しておりますが、今回は、映像字幕翻訳者で英語翻訳者養成コース講師の佐久間公美子先生による特別セミナー「新たなニーズへの対応が、お仕事への近道!映像字幕翻訳者をめざす!」を開催いたしました。

 

市場拡大による人材不足が続く映像字幕翻訳市場の最新情報をお知らせするとともに、みなさんが高い関心をお持ちの、業界参入のポイントとなる新たなニーズへの対応について佐久間公美子先生がお伝えしました。

 


丸 映像字幕翻訳市場を取り巻く現状

 

「動画ネット配信サービスプロバイダからの字幕翻訳および関連業務の依頼、問い合わせは、引き続き増加していて、この状況は、しばらく続くといわれています。前期同様、春期コースでも、映像字幕翻訳の上級クラス『ワークショップ』の生徒さんや修了生のみなさんに授業の一環として字幕作成、および関連業務をお手伝いいただきました。新人さんが業界に参入できるチャンスが今年も引き続き増加していることを実感しています。」

 


丸 映像字幕翻訳者が現場で求められる理由

 

映像字幕制作業務ですが、新たな動きとして高品質へのシフトが挙げられます。「以前に比べて細かな対応が求められることが多くなり、配給元によっては、かなり厳密なルールを定めて作業が依頼され、高品質なものが求められることが多くなりました。スポッティングのタイミングや表記・スタイルの統一、字幕のつながりなど、ここで提示されるルールは、映像字幕翻訳クラスで私がお伝えしている内容にかなり共通しているのですが、現場でお仕事をされている方でこのレベルをクリアされている人は、まだ少ないようです。そのため、訓練を通じてルールの大切さを理解しているレギュラーコースの受講生には、積極的にOJTに参加するようおすすめしています。前回のセミナーで分業化が進んでいると言いましたが、字幕翻訳とあわせて関連するスキルを高め、活かすことで、お仕事の幅の広がりが期待できるのです。」

 

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続く、体験レッスンでは、みなさんに「翻訳力」を駆使して字幕を作成していただきました。教材の映像(ドキュメンタリー:アニメーション)のスクリプト(台本)に書かれている英語は難しい文章ではありませんが、限られた字数の中で効果的に伝わる字幕を作成することの難しさを感じながら、訳出作業に取り組んでいらっしゃいました。その字幕は、字幕制作ソフトを使って映像とともに投影され、全員で確認しました。

 

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これからも、翻訳訓練のスタートをお考えの方、また、翻訳訓練中の方に役立つ情報をいろいろなかたちで発信し続けてまいります。

 

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双葉ISSスクールブログで読む「よくわかる映像字幕翻訳クラス

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| イベントアルバム | 16:10 |
英語翻訳コース特別セミナーレポート「プロ翻訳者になるための勉強法」

 

9月7日(木)、東京校にて特別セミナー「プロ翻訳者になるための勉強法」を開催しました。
講師は、社内通翻訳者として活躍されている西山耕司先生です。英語翻訳者養成コース「総合翻訳科・本科」および「ビジネス英訳科・本科」クラスで日⇒英訳の授業を担当されています。

 

西山先生が通訳・翻訳の道を目指された経緯のご紹介に始まり、翻訳者になるために必要なスキルとその勉強方法、モチベーション維持の秘訣についてお話しいただきました。


さらに、通訳・翻訳両方の訓練を行う相乗効果についてのお話もありました。スピードが求められる通訳訓練は翻訳のスピードアップに役立ち、緻密さ・正確さが求められる翻訳訓練は通訳の訳出スキルアップにつながるそうです。通訳・翻訳の両方を経験された西山先生ならではのアドバイスだと思います。

 

 

17秋英翻セミナー?.JPG

 

 

丸翻訳者に必要なスキルとその勉強法


ボキャブラリービルディング
単語集やフレーズ集など、暗記したい参考書の全体を7つのパートに分け、月曜から日曜まで1パートずつ取り組み、1週間かけて1冊全体を読み通す。
● 毎日わからなかった単語・フレーズにチェック「✔」をつける。2週目以降も同じように繰り返し、覚えられない、または忘れてしまった場合は「✔✔✔」とチェックを増やす。
● どうしても覚えられない単語・フレーズだけをポストイットやノートに書き出し、オリジナルの単語帳をつくり、それを常に持ち歩いて、電車の中や信号待ちなどの隙間時間に見る。

 

多読
 新聞や雑誌、小説、何でもいいので英語の文章をたくさん読んで、覚えた語彙を記憶に定着させる。自分の好きなジャンルで、面白くて楽しく読める本を見つける。
 ボキャブラリーが増えることで読むことが苦じゃなくなり、多読が楽しくなる、良い循環に入る。
 新聞記事を使って毎日サイトトランスレーション(※)をするのもおすすめ。特に、英字新聞の経済・時事欄はビジネス英語の自然な表現を学ぶのに最適。
※サイトトランスレーション(Sight Translation):原稿の文章を、一文最後まで読んでから訳すのではなく、文章を速読しながら意味のかたまり毎に短く切って、頭から訳していく訓練です。

 

英文法
 英文法書「マーフィーのケンブリッジ英文法-中級編」は英語初心者から上級者まで幅広くおすすめ。この本の例文を、リテンション(※)を使って書き起こすトレーニングが効果的。
 一字一句書き写すのではなく、例文を一瞬パッと見てすぐに隠して、記憶を頼りに例文を書き起こす。
 元の例文と見比べて、どこが間違っているかチェック。冠詞が抜けていたり、単数形や複数形のミスがあったり、自分の文法の弱点に気づくことができる。
 この方法で1冊丸ごと例文を書き起こすと、文法とリテンションが強化できる。
 その他、英文法の理解の助けとして、マーク・ピーターセン日本人の英語シリーズもおすすめ。前置詞と冠詞の理解が深まる。
※リテンション:短期記憶保持能力。見た・聞いた情報を短期的に記憶することです。

 

人に教える
 人に教えることによって、基本に立ち返ることができ、自分の理解が深まる。自分のお子さんや親戚、あるいは同僚など、英語を教える機会があったら積極的に活用すべき。

 

 

丸モチベーションの保ち方


「実力はずっと右肩上がりに伸びるものではありません。どれだけ頑張っても全然成果が感じられない伸び悩みの時期があります。そうしたときに諦めて脱落してしまう方が多いのですが、絶対に諦めてはいけません。ある日突然、ブレークスルーを必ず経験するからです。そうすると一気にボンと実力が上がります。しかし、また伸び悩みの時期に入ります。そのサイクルの繰り返しです。そういうものだと理解して、伸び悩む時期に、ブレークスルーを信じて続けることが大事です。」

 

丸スクールに通うメリット


「スクールは、独学で高めたスキルを先生とクラスメイトの前でお披露目する場です。プロからフィードバックを受けて、自分の学習法の方向性を確認し、微調整をしていくことができます。自身の強化すべきポイントがわかるので、効率よくスキルアップできます。」

 

 

17秋英翻セミナー?.JPG

 


丸頑張る皆様へ励ましのメッセージ


最後に、西山先生から皆様への熱いメッセージをいただきました。

 

「点と点がつながる日を信じて、一生懸命勉強してください。何を最優先すべきか自分に問いかけ、それ以外は全部二の次にして打ち込んでください。応援しています。」

 

今回のセミナーでは、具体的な英語の勉強法をご紹介いただいたので、ぜひ参考にしていただければと思います。西山先生のお話にもありましたが、「やることがわかったら、後は量をこなすだけ」です。頑張ってください。

 

アイ・エス・エス・インスティテュートでは、今後もモチベーションアップにつながるようなセミナーを企画し、情報発信いたします。

 

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| イベントアルバム | 13:26 |
中国語通訳コース特別セミナーレポート「短期記憶力増強法〜リプロダクション」

 

9月9日、多くの方にご参加いただき「短期記憶力増強法〜リプロダクション」というテーマでセミナーを開催しました。
講師は現役通訳者で、中国語通訳者養成コース通訳科1クラス担当でもある徳久圭先生です。


以下はセミナーの概要です。


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まず最初に、「リプロダクションとはどのような訓練なのか」という説明から始まりました。

 

● 逐次通訳の基礎訓練として、短期記憶保持能力を身につけるために行われる。
● 音声を聞き、そのまま同じ内容を同じ言語で繰り返して発話する。この時メモはとらない。
● 最初は単語レベルに短く区切って行い、徐々に長さを伸ばしていく。
● 外国語のリプロダクションは難しいので、スクリプトがある場合は練習の前に読んでおいて、話の内容を理解してから取り掛かるとやりやすい。

 

聞いた音を正確に再現するリプロダクションの効用として次の項目が挙げられました。

 

● リプロダクションは日中両言語の語学力向上に効果のある訓練でもある。
● 語彙力、文法力がつく
● 集中力、分析力、予測力がつく
● 様々な教材を使うことによって、一般知識、専門知識、雑学も身につく

 

これらを踏まえ、実際に参加者の皆さんにリプロダクションを体験していただきました。
教材は東京ディズニーランドに関する中国語の説明です。
全員ヘッドセットを付け、最初は音声を2秒程度に短く切って流し、練習していきます。
開園年月日、延べ来場人数などの数字も出てきます。
徐々に区切る間隔が長くなり、5-6秒になってくると全て記憶しきれない人も出てきますが、だんだん慣れてくることにより、またペースを取り戻し発話できる人が増えてきました。
4分弱で1回目の練習が終わりました。

 

 

17秋中通セミナー(徳久先生).jpg


 

今度はルームスピーカーから教材の音声を区切りながら流して、内容を確認しつつ2度目の練習を行います。
2回目なので、みなさんも慣れてきた感じでリプロダクションされていました。
「聞いた音をイメージとして記憶してそれを思い浮かべながら再現する」という、先生からのアドバイスがありました。


「ディズニーランドでは大部分の時間を移動や列に並ぶことに費やす」という一文がありました。ディズニーランドのアトラクションは常に混んでいるという雑学が必要なことと、そのイメージを頭に思い浮かべれば、確かに記憶しやすいとも思いました。

 

最後に練習をスムーズに行うための、便利なアプリケーションの紹介がありました。
[audacity][LinguaMate]で、どちらも音声を少し戻って聞いたり、繰り返し聞いたりする機能がついています。
リプロダクションの他、リスニング練習にも使える便利な語学用アプリケーションです。
ご興味のある方は検索してみてください。

 

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セミナーにご参加いただき、ありがとうございました。
次回もご期待ください!

 

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| イベントアルバム | 13:16 |

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