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授業体験レポート:2018秋【英語編】第5回 「2018年最後の授業」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポートをお届けします。

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あけましておめでとうございます。

あっという間に中間テストも終わり、後半戦突入です。年末になると毎年同じことを思いますが、一年あっという間でした!

2019年は少し仕事も落ち着くはずなので、しっかりと気を引き締めて勉強に取り組みたいと思います。…と言いつつ、年末年始は帰省等で思うように勉強がはかどりませんでした。


それでは早速、中間テスト後、2018年最後の授業レポートから始めたいと思います。

 

●第9回 日英

中間テスト後の初授業です。今回はひとりひとりテストのフィードバックをいただけるので、楽しみにしていました。ひとり約10分弱、授業時間中に順番にフィードバックをいただきます。

 

その間は今回のトピックである「食品ロス」についての訳出を自習で行います。ちなみに、世界で生産された食料のうち3分の1が廃棄されているそうです。なんてもったいない!


さて、フィードバックですが、あまりにテストがボロボロだったので、もはや評価に値せずだと思っておりました。フィードバックなんていうほどのコメントもないのでは、と思っていましたが、厳しい言葉だけでなく温かい言葉もかけていただき、ちょっと泣きそうになりました。

 

まずはやはり日本語の理解力が不足していることを指摘されました。私は日本語ネイティブですが、にも関わらず日本語力不足を指摘されます…。以前のクラスから指摘されているのですが、通訳をするということが表面的な理解ではいけないことが身に沁みます。また、クラスの予習については、ネットで調べるのではなく本を読んで準備をすること、特に論文等を読みなさいと言われました。今年の目標にたくさん本を読むことを入れましたが、なかなかハードル高めです。唯一いただいたお褒めの言葉は、時々きれいな表現が出ているとの事


プロ科に入り一気にレベルが上がって、英語が喋れるだけでは通訳ができないということをさらに痛感しています。

 

●第10回英日

実はこの回、2018年最後の授業は急な仕事が入りお休みをしてしまいました。中間テスト後のクラスで先生からのフィードバックをいただける大切な機会だったのに…ガッカリ。過去に授業レポートを書いていた方の中でこんなにお休みしてしまっているのはきっと私だけでしょう…。読んでいただいている皆様に大変申し訳ない思いでいっぱいです。

 

今回は急遽お休みせざるを得なかったため恩恵を受けられなかったのですが、実は今期から違う曜日に授業を振り替えることができるようになりました(※プロ1東京校のみ)。年始最初の授業が1月5日の予定だったのですが、帰省等の都合で参加が難しそうだったため、このシステムを初体験する予定です。今期は土曜日のクラスなので、通常はお仕事が入ることはほぼないのですが、たまにこういうことがあるので大変ありがたいシステムです。(※この振替システムは学期中に1度しか使えないのですが、今回は私用で使ってしまいました。)

 

授業を休んでしまうと、復習は全て自分で訳出を行わなければいけない(クラスメートの訳出が聞けないので)、先生が説明する予習の詳細が聞けない、という大きなディスアドバンテージが課せられます。授業で使用した教材や音源は、所属クラスの受講生だけがアクセスできるサイトにアップロードされるので、そこからダウンロードして確認し、一人黙々と復習するという、普段3時間の授業で行うことを一人でやると、これがまた大変です。ちなみに私は結構カフェで通訳訓練をしているので、カフェでぶつぶつ言っている怪しい人がいれば、それは私かもしれません。(笑)

 

通常の復習は、クラスで行ったパフォーマンスの録音(自分の声です)を聞いて、落ち込んで、そこから磨きをかけていく、というプロセスを取ります。前回はテストでしたので、いつも以上に落ち込みましたが、それでも自分の声を聞くことは本当に大切です。自分で聞いていて聞き心地の悪い訳出を人様に聞かせるわけにはいきません

 

私の課題は日英も英日もやはり日本語力が著しく乏しいことのような気がします。もちろん英語力もまだまだ足りませんが、毎回自分の日本語を聞いていて嫌になります。また、英語もかなりカジュアルなので、品格のある英語を話せるようになるのが今後の課題です。

 

予習の詳細に関しては、今期はありがたいことにクラスメートがメーリングシステムで詳細を送ってくれるので大変助かっています。そこから私は基本的にネットで予習をしています。Wikipediaを始めとし、海外ネタなら外務省のサイト等、なるべく確実なサイトを使って準備をしています。しかし、つい先日、日英の授業で本や論文を使って準備をしなさいと言われたので、今後は近所の図書館を活用しようと計画中です。

 

今回聞けなかったテストのパフォーマンスに対してのコメントは次回いただけると思うので、その際にまたこちらでご報告できればと思います。


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平成も残り少し、私事ですが今年は厄年が明けたので良いことばかり起こると期待しています。
色々と今年やるぞ!と思っていることが3日坊主にならないように気を引き締めつつ頑張りたいと思います!
今学期もあっという間に残り半分ですが、しっかりと頑張っていこうと思いますので引き続きよろしくお願いします。

 

| 授業体験レポート | 09:22 |
私の一週間”勉強”スケジュール Case.2 もるさん(中国語通訳・基礎2)

 

「どれくらい勉強すればいいですか?」「どんな勉強がいいでしょうか」

受講生の皆さんから教務に多く寄せられるこれらのご質問にお答えすべく、先月より始まった「私の一週間"勉強"スケジュール」シリーズ。当校の受講生の方々にご協力いただき、一週間の「勉強」スケジュールを公開していただきます。あわせて、勉強の内容についてもご紹介いただきます。勉強時間や生活リズムの組み立て方、勉強内容などについて、参考にしていただけましたら幸いです。

 

さて、第2回でご紹介するのは、中国語通訳者養成コース「基礎科2」を受講中のもるさんです。

 

<中国語通訳コース「基礎科2」クラス もるさんの一週間”勉強”スケジュール>

 

 

★一週間の合計勉強時間 18時間(月曜〜金曜・日曜:2.5時間、土曜:3時間)

 

 

<勉強に関するQA>

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Q1. 勉強の時間を確保するために気を付けていることを教えてください。

 

A1. 毎日やらなければならない家事などを先に済ませて、決まった時間に短時間で勉強出来るようにしています。

 

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Q2. モチベーションを維持するために何かしていますか。また、落ち込んだ時の対処法などもありましたら教えてください。

 

A2. 長時間勉強するのではなく、短時間で集中して勉強するようにしています。また、落ち込んだ時には勉強せず、本を読んだり運動をしたりして気分転換をしています。

 

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Q3. 重視している勉強内容を教えてください。

 

A3. 中国語を正しく聞き取り、理解することを重要視しているので、サマライズを練習しています。

 

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Q4. 授業の予習・復習にかける時間配分はどのようになっていますか。

 

A4. 予習、復習共に同じ時間をかけています。ただし、次回の授業で専門用語が出てくるような場合で事前に単語帳を作る必要がある場合には予習に時間をかけます。

 

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Q5. 授業以外の勉強リソースを教えてください。

 

A5. インターネットでCCTVの番組を見ています。特にゲストを招いて学生に向かって授業を行うという番組があり、中国の事情も分かるので定期的に見ています。

 

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Q6. 気分転換・リラックスタイム・趣味の時間などにしていることがありましたら教えてください。

 

A6. どうしても勉強に集中できない時には音源を聞きながらランニングをしたり、CPOPを聴いたりして気分転換をしています。また、旅行が趣味なのでガイドブックなどの書籍を読んでリラックスするように心がけています。

 

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もるさん、ご協力いただき、ありがとうございました!

 

| 私の一週間"勉強"スケジュール | 09:12 |
ISS人材サービスサイトでの通訳コラム/翻訳コラム [2019年]第1回を掲載

 

(株)アイ・エス・エスの人材サービスWEBサイトの通訳者・翻訳者コラム連載では、2019年1月より現役通訳者の加藤早和子先生、そして、現役翻訳者の津村建一郎先生が担当する新コラムがスタート!加藤先生・津村先生ともに当校で講師を担当してくださっています。

 

通訳者・翻訳者をめざされている方、すでに通訳者・翻訳者として活躍されている方にも、役立つ情報がたくさん詰まったコラムです。最後までどうぞお楽しみください!

 

 

丸加藤早和子先生のコラム『いつもPresent Progressive』
  第1回:『はじめまして 

 

丸津村建一郎先生のコラム『Every cloud has a silver lining』
 第1回:『自己紹介

 

 

| ISS人材サービスサイトコラム | 16:01 |
『中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)』 第40回 「猪年」について

ネイティブがよく使う自然な中国語表現を毎月テーマ毎にご紹介する「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」。中国語ビジネスコミュニケーションコースご担当の張意意先生に執筆していただいています。どうぞお楽しみください。

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今回は新年の干支「猪」に関わる言い回しについてご紹介したいと思います。

 

中国人が「」の文字を見て連想するのは家畜としての「豚」です。日本語のイノシシは中国語では「野猪」或いは「山猪」と言います。

 

中国人にとって、「」は最も身近な家畜の一つです。繁盛、裕福、富をあらわす例えとして「粮满仓、猪满圈(蔵は穀物で満ち、豚小屋にも豚があふれている)」といいう言い方があります。また、「金猪、宝猪」と言われるように可愛がられてきました。金色の猪の置物、貯金箱も良く見かけます。

 

猪年风调雨顺、五谷丰登、六畜兴旺之年(猪年は好天候で、豊作の年、家畜が育つ年)」と言われるように、中国人は喜んで猪年を迎えます。

 

新年(中国では旧正月を祝い、2019年は2月4日が元旦です)の挨拶として、

 

祝你:
猪年快乐!
亥猪吉祥快乐!
猪年开门大吉!
猪年财运旺!
猪年心想事成!

 

また、祝福の言葉として、

 

金猪拱门报春来!
万户猪肥兆丰年!
金猪吉祥,阖家幸福!
猪年如意财运开!
天蓬
(猪八戒の役職は天蓬元帥)报喜伴春来!
金猪送福
金猪报春
金猪如意财源滚滚

 

などがあります。

 

しかし、見下す表現も多くあります。特に、『西遊記』に描かれた猪八戒が定型となったので、肮脏(汚い)、蠢笨(鈍い)、懒惰(怠ける)、丑陋(醜い)、好色(女好き)のイメージが強いです。

 

猪朋狗友(だめなコンビ)」、「猪狗不如(品格が極めて低い人)」、「猪嘴里吐不出象牙(悪い人はいいことを言うことができない)」、「猪鼻子插葱——装象(偽って、良い格好をしようとする人)」などがあります。

 

ほかにも、たくさん、「猪」に関わる俗語や慣用語がありますので、語彙が乏しいと悩んでいる方は、ぜひこれを機に「猪」に関わる言葉を調べてみてはいかがでしょうか。

 

では、楽しいイノシシ年(亥年)をお迎えください!

 

 

マル今月の中国語新語:
打酱油:表示无足轻重。网上讲不谈政治、不接触敏感话题,凡事与自己无关。或不负责任。
醤油を買う:(昔、醤油は計り売りだったので、必要な分だけ売買したことから)大したことがない、主義主張がないことを意味します。ネットでは政治や敏感な話題に触れず、自分と関係ないことをたとえています。官僚などの無責任にも使われます。
例:对于这个问题的意见,别问我,我就是个打酱油的。
この問題については、聞かないでください。ぼくには関係ないです。

 

 

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張 意意
ビジネスコンサルタント。中国北京外国語学院卒業。証券会社を経て、現在、コンサルティング会社経営。現役通訳者、翻訳者としても活躍中。アイ・エス・エス・インスティテュートでは「ビジネスコミュニケーションコース」を担当。企業や業界のニーズを把握し、中日間のコミュニケーションを円滑に進めるために、受講生に最新の動向を紹介しながら、指導を行っている。

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丸中国語ビジネスコミュニケーションコース丸

 

四葉のクローバーコース案内動画はこちら
※張意意先生からのメッセージもありますので、ぜひご覧ください!

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| 「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」 | 09:18 |
ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 第31回:小林久美子先生(英語翻訳)

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先生方のおすすめする本が集まったISSライブラリー
プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師に、「人生のターニングポイントとなった本」「通訳者・翻訳者として必要な知識を身につけるために一度は読んでほしい本」「癒しや気分転換になる本」「通訳・翻訳・語学力強化のために役立つ参考書」等を、エピソードを交えてご紹介いただきます。
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今月の一冊は、英語翻訳者養成コース講師、小林久美子先生ご紹介の『ポール・オースターが朗読するナショナル・ストーリー・プロジェクト』(ポール・オースター(編集), 柴田元幸(翻訳), アルク, 2005年)です。

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銀行勤めをしている頃は、読む書物は仕事関連の記事や文書類が中心でしたが、退職して、翻訳の仕事を始めてからは、まとまった時間がとれるようになり、読書のジャンルも広がりました。今回皆さんにご紹介したい本は、「ポール・オースターが朗読するナショナル・ストーリー・プロジェクト」です。ポール・オースターは、アメリカ合衆国東部のニュージャージー州出身のユダヤ系アメリカ人です。詩や小説だけでなく、映画の脚本作成やエッセイ等、実に幅広いジャンルで創作活動を行っている作家です。


まず、私がこの本に興味を持ったのは、この本が生まれたた経緯です。1999年、米公共ラジオ(National Public Radio)に出演していたポールは、ラジオ局から、定期的に番組に出演し、ストーリーを提供してほしいと頼まれます。どうしようかと考えている彼に、彼の妻は、“You don’t have to write the stories yourself. Get people to sit down and write their own stories. They could send them in to you, and then you could read the best ones on the radio.”といいます。この一言に動かされ、彼は、ラジオ番組のリスナーに、リスナー自身の人生の体験談を投稿してくれるようにと呼びかけ、集まった投稿を、彼が朗読するというナショナル・ストーリー・プロジェクトを始めるのです。実にユニークな発想でしたが、全米から、5000通を超える投稿が集まり、ポールは番組で投稿者の人生の物語を朗読します。


この本は、その5000通の中から、18の物語が選ばれ、英文、翻訳文、そしてポールの朗読(CD)が納められています。私がおすすめしたいのは、英文、翻訳文に目を通す前に、まず、ポールの生の声による物語を聴いてください。時に早口となる彼の英語は、アメリカ東部出身でブルックリンの居住者であることを感じさせます。低音で、臨場感にあふれる朗読に、聴き手は心をぐいぐいとつかまれ、物語に吸い込まれます。投稿された物語は、投稿者自身の真実の物語です。投稿者の様々の生き様に触れ、胸が詰まり、涙するような思いや、神秘的な感動など、聴いた後は豊かで、力を得た気持ちになります。物語の英語は決して難しくありません。また、翻訳も、英文同様、臨場感のある、たたみかけるような文章が圧巻です。


翻訳の仕事をしていると、英語を読む(黙読)・書くことに比重がおかれ、聴く・話すことが少なくなりがちです。しかし、英語の上達には、読む(黙読と音読)、書く、聴く、そして話す、この4つを常にバランスよく継続して実践していくことが非常に大切だと思います。目下、私は、聴く読書を楽しんでいます。皆さんも、いかがでしょうか?

 

 

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小林 久美子(こばやし くみこ)

ニューヨーク大学大学院(スターン・スクール)修了。外資系金融機関にて、シニアマネージャーとして人事、財務、オペレーション、およびM&A等の仕事に携わる。翻訳者として独立した後は、経験を活かして、株式会社翻訳センターの専属翻訳者として金融・IR分野の翻訳案件を担当している。アイ・エス・エス・インスティテュートでは金融・IR翻訳クラスを担当。

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| ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 | 09:20 |
『柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現』 115回 飲料が出てくる英語表現

アイ・エス・エス・インスティテュート 英語通訳者養成コース講師 柴原早苗
 

CNNの放送通訳をしていると、実に多様な表現が出てきます。通訳をしていて一番難儀するのが句動詞や熟語です。いっそのこと難しい英単語を一つ出してもらった方が文脈から想像しやすいこともあります。逆に簡単な単語を使ったフレーズほど、推測できないのですね。今回ご紹介する「飲料」を用いた英語表現も同様です。なじみある飲み物が英語でどのように使われているのか、早速見てみましょう。

 

 

1 be another cup of tea (話が別である)

 

Enjoying music is one thing, playing music is another cup of tea.  (音楽を楽しむことと、音楽を奏でることは別の話です。)

be another cup of teaは「話が別である」という意味です。cup of teaは「一杯のお茶」ということですが、実は他にも「好みのもの、得意なこと」という意味もあるのです。

 

英語でteaと言った場合、紅茶を指すことが多く、「緑茶」はgreen teaと言います。最近では「抹茶」が海外でも流行しており、そのままmatchaと表示されているようです。また、イギリスやオーストラリアではteaが「夕方に食べる軽食」を指すこともあります。かつてイギリスに暮らしていたころ、スーパーでteacakeなるものを見かけましたが、いくつかの種類があるようでした。と言いますのも、チョココーティングしたマシュマロのお菓子もteacakeで、手のひらサイズのスコーンのようなものもteacakeとして売られていたのです。ご関心のある方はteacakeで画像検索をどうぞ。

 


2 juice (政治的影響力)

 

The president chose him because he had the juice to convince senators. (大統領が彼を選んだのは、彼が上院議員たちを説得する政治的影響力があったからです。)

 

juiceは「果汁100パーセントのジュース」という意味の他に「政治的影響力、エネルギー」という意味があります。また、「電力源、ガソリン」などもjuiceです。名詞だけでなく、動詞としても使えます。juice a lemonは「レモンを絞る」、juice upは「燃料を補給する」「活性化する」です。

 

ところでjuiceに似た発音にdeuceがあります。こちらはテニスの「デュース」です。古フランス語のdeusから来ており、ラテン語のduos、つまり「2」が大元にあります。デュースの語源はいくつかあるようですが、フランス語で「二人とも同じ点数の状態」を指すことから来たようです。

 


3 in deep water (非常に困って)

 

After losing my credit card, I was in deep water.  (クレジットカードを失くした後、私は非常に困りました。)

 

in deep waterは文字通り訳せば「深い水の中にある」ということですが、熟語としては「非常に困って」という意味になります。他にもinto deep waterget into deep waterdeep watersなどの表記があります。

 

ところで私が子ども時代に過ごしたイギリスでは、当時”Watership Down”という小説が大流行していました。リチャード・アダムズが書いた作品で、日本では「ウォーターシップ・ダウンのウサギたち」という邦題が付いています。ピーターラビット同様、ウサギが主人公の作品です。

 


4 be in the soup (困った状況に陥る)

 

She was in the soup because she broke her mother’s favorite vase. (彼女は母親お気に入りの花瓶を割ってしまい、困った状況に陥りました。)

 

「困った状況に陥る、困難に直面する」を英語でbe in the soupと言います。soupは「スープ」のことですが、「窮地」という意味もあります。なお、soupは動詞としても使われ、「人を困らせる、悲しませる」という様子を表します。「困らせる」にはannoy(繰り返し困らせる)、harass(嫌がらせをする)など、色々とありますよね。

 

ところで最近は海外でも和食が人気です。「味噌汁」はmiso soup、「だし」はdashi、「うま味」もそのままumamiです。以前観たイギリスのドキュメンタリー番組に「機内食を改善する」というものがありました。イギリスの一流シェフが和食のumamiを活用すると述べていたのが印象的でした。

 

いかがでしたか?普段何気なく見ているおなじみの英単語も、こうしてフレーズになることで元の語義とは異なる意味を持つようになります。私自身、通訳現場では毎回このようにして新しい表現との出会いを繰り返しています。その都度、辞書で調べ、自分の学習ノートに書き出すという地道な作業を行います。ノートにフレーズがどんどん貯まると自己達成感もアップするのですよね。

 

 

柴原 早苗
放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。ESAC英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。「放送通訳者・柴原早苗のブログ」http://sanaeshibahara.blog.so-net.ne.jp/

 

| 『柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現』 | 09:00 |
授業体験レポート:2018秋【中国語編】第5回 「文芸翻訳や広告・キャッチコピーの難しさ」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は中国語翻訳者養成コース研究科1のAさんのレポートをお届けします。

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9回目の授業になります。

今回は複数の中日訳、日中訳からなる内容でした。毎回、色々な文章形式の課題が出されるのですが、その中でも個人的にはキャッチコピーやスローガンのようなものが大変苦手で、特に今回は日中訳だったことに私自身の中国語能力の低さも加わり、求められた内容とはかけ離れた結果になってしまいました。今回はこの点に重きを置いてまとめたいと思います。

 

授業冒頭、先生の訳例と中国語ネイティブのクラスメイトの訳例は同じ言葉が使われ、同じ方向性をもった訳出だったと話され、またその理由や至った経緯を説明してくださいました。中国語ネイティブではない私、特に留学等の経験も無く中国語の生活環境の中に身を置いたことのない私にとっては、その訳出に至るまでの考え方や経緯は大変興味深いものがあります

 

説明文や各種ビジネス文書等と違い、こういったキャッチコピーやスローガン、広告の類は短い文章で伝えるべきことを伝え、またそこで使われている言葉自体に含みを持たせたり、時に韻を踏むなどして遊び心を持たせたりと、様々な技法が問われます。先生はもともとの言葉の意味が変化し語義が派生する例を挙げて説明してくださいました。成語やことわざ等を用いることで文章が表現力・説得力に富み、伝えるべきことをより的確に伝えることができます。またそれらは何度も聞ているので耳慣れた言葉でもあるとおっしゃいました。先生を含め中国語ネイティブの訳出のうち、ある方は使用した成語の一部に敢えて違う漢字をもってくることで、より的確に伝え、また文章に面白みを含ませていましたし、授業でもそうした例文を沢山挙げて解説をしてくださいましたので、大変勉強になりました。

 

日本語でも、韻を踏んだり同音の漢字をあてることでウイットに富んだ表現をすることは多々あるかと思います。ただ、やはり今の私の中国語の能力ではなかなかその考えに至らなかったり的確な表現が思い浮かばなかったりと、どうしても語彙力や表現力の無さが足を引っ張ってしまいます。「耳慣れた言葉」であれば、敢えて漢字の一部を変更する事を思いつきますし、それを読んだ方も正しい理解ができるでしょう。ただ、今回はそもそも訳出方法の認識を間違っていたこともあり、大変情けない結果になってしまいましたが、翻訳以前の課題として、今後の中国語学習についても大きなヒントとなったと感じています。


10回目の授業になります。

今回の授業は言葉の並列をどう処理するかについて学びました。中日訳の際、中国語の原文の中で例えば単語であったり文章であったり形は様々なのですが、関連する事柄全てを並べた文章をよく目にすることがあります。研究科1以前のクラスでも全て訳出しないことや、まとめて別の言葉に置き換えることなどを学びましたが、いざ訳出となった際、どの言葉を省略すべきなのか、まとめかたのポイントやその考え方はどこから導き出されるのかが分からず躊躇してしまいます。

 

いつもの通り、課題を通して色々なパターンの「並列」文章の処理の考え方を教わりました。更に、その他にも挙げられた多くの例文に触れることで、考え方を定着させることができるのではないかと感じます。また、先生はこういった文章の特徴はそれぞれの言語の習慣や癖からくるものだとおっしゃいます。「誰もが知っていることをわざわざ書く中国語」と「省略する日本語」。その特徴を知っているだけでも訳出の際に大きな助けとなります。

 

その他、会話文の多い文芸翻訳の訳出処理の仕方やポイント、考え方も学びました。ビジネス関連の翻訳と違い、文芸翻訳には会話文がありますのでその部分で大きな注意点が発生します。日中訳の場合には、状況説明の他、表情や関係についても言葉にして訳出しなければならないという違いがありますし、言葉の選び方にも注意をしないと読み手のイメージを左右してしまいます。普段、趣味と勉強を兼ねて中国語原文で書かれた書籍を読みますので、何となく会話文や情景の書かれ方の違いに気づいていましたが、実際に訳出するとなると大変難しく感じます。訳例の他にもクラスメイトの訳出やその添削を通して、何故この言葉を足した方がいいのか、この言葉を選択すべきなのかというポイントを学べました

 

 

| 授業体験レポート | 09:00 |
授業体験レポート:2018秋【英語編】第4回 「中間テスト」

ISSスクールブログで人気の授業体験レポートは、この秋で15シーズン目を迎えています。2018年秋期では、英語通訳クラスと中国語翻訳クラスから、それぞれレポートしていただきます。今学期の終わりまで、どうぞお付き合いください!今回は英語通訳者養成コースプロ通訳養成科1のTさんのレポートをお届けします。

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ついに待ちに待った(?)中間テストが終わりました。
中間テストは基本的には今まで(本科クラス)と同じで、復習→初見という流れですが、以前のクラスと違うのは、完全初見が入ること。完全初見は一度聞いただけですぐに訳すため、リアルな現在の能力が試されます…。もはやあまり思い出したくない悪夢のような出来でしたが、レポートしたいと思います!

 

●第7回 日英

中間テスト前半戦。復習は2週間前の「泥による感染症」でした。その後、完全初見は2種類。基本的な構文力を試すものと「ガスプロム」の話。

 

準備有り初見は今話題の「マイクロプラスチック」。諸外国ではプラスチックストローの廃止をする等、ニュースでもよく聞きますよね。授業で取り上げると、身近な話題のようでも意外にわかってないことが多々あると感じます。

 

準備有り初見では、準備時間(文章全体が2回聞けるくらいの時間)でわからない単語等を調べて準備しますが、プロ科では辞書の使用はインターネットに接続のないものに限るとのこと(本科では先生によると思いますが、インターネットの使用もOKでした)。つまりは、固有名詞は事前に調べておかないとアウトです。

 

それにしても今回のトピックで、プラスチックの処理については日本はやはり遅れているのだなとすごく感じました。「3R」(リサイクル・リユース・リデュース)という言葉をよく聞きますが、日本ではまずリサイクルを思い浮かべます。この順番に国の方向性が出るとの事。リサイクルにもコストがかかるため、世界的にはまずリデュース(減らす)が第一で、何よりも減らすことを念頭においているそうです。

 

さらに余談ですが、3Rは日本語、英語で言う場合は3Rsと複数にするための“s”が必要だそうです。言われてみれば!ですが、言われるまで気づかなかったです。単数・複数は時に結構わからないものが多く、未だ難しく感じます。マイクロプラスチックに関しても、ネイティブスピーカーでも意見が分かれるそうですが、Microplasticsと複数で使うのが最も一般的ではないか、とのことでした。

 

テスト後は、もはや歩く気力もないほどにヘトヘトでした。

 

●第8回英日

中間テストとはいえ、当然のごとくトレンドテスト(単語テスト)もあります。テストの準備、予習・復習、トレンドの単語を覚える等、やること盛りだくさん。クラスメートの皆さんも仕事をしながらこれをこなしていると思うと本当に尊敬します。私は完全に時間不足でした。仕事が忙しい時期の時間のやりくりには本当に困っています。


トレンドのテストと復習は通常通り。とはいえ、前回の授業を欠席してしまったので今回復習は若干苦戦しました。そんな時に役立つのは、クラスのメーリングリストです。わからない箇所を聞いたり、休んだクラスメートに対して授業の内容や次回の要点を共有したり、みんなで励まし合ったり、心が折れそうな時にとてもありがたいツールです。

 

さてテストですが、こちらも復習から開始です。日英の復習は前回の授業で扱った教材の内容がほぼ全て出題されましたが、英日は過去3回の授業で扱った教材内容から数文をピックアップしたもので、思っていたよりもかなり短めでした。ただし、短いと訳出の負担も少ないのでは、と感じるかも知れませんが、ちょっとの失敗が命取りであり、一切カバーが利かないのがつらいです。

 

そして初見は「自動運転の国際ルール」「徴兵制復活」「英国のロシアスパイ疑惑」についてのインタビュー3本立てでした。それぞれのトピックで、インタビュアーの3つの質問に対する回答を通訳します。

 

日英では完全初見と初見が別のトピックでしたが、英日は同じものを使います。スピーカーがかなり早口だったため、完全初見は結構苦戦。ただ聞いているだけだとなんとなくわかったような気がしますが、実際に通訳するとなると、細かい部分がだだもれ、メモ取り切れず…と課題が山積みでした

 

完全初見で通訳を録音した後、準備時間を得て今度は同じ教材で「準備有り初見」のパフォーマンスを行います。わからない単語を調べ、早くて何を言っていたかわからない箇所を何度か確認し、その後録音へ。その後クラス全体で初見教材を確認していきます。

 

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日英・英日共にですが、本科まであったようなフィードバックではなく、自身のパフォーマンスを聞いて評価するための採点表(自己評価表)が配られます。自己評価表の項目ごとに自分自身のパフォーマンスを改めて聞き直し、コメントを記入します。これを提出した上で、先生からフィードバックがいただけるとのことでした。。今回ボロボロだったので自分のパフォーマンスを聞くのはきついですが(むしろいつもですが)、冷静に自分を見つめなおす良い機会ということで、聞き直したいと思います

 

 

| 授業体験レポート | 09:24 |
2019ウィンターおすすめ:[中国語] 「通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ」クラスのご紹介


四葉のクローバー短期コース【2019ウィンター】
「通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ」
[東京校] 2/2, 9, 16, 23, 3/2, 9(土)13:00〜15:00
[インターネット] 2/3〜3/19 スマートフォン、タブレット端末対応

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アイ・エス・エス・インスティテュートでは、多くの中国語ネイティブの方が学ばれています。皆さんの学習目的の一つに、通訳、翻訳のスキルを身につけながら、更に日本語の表現力、理解力を磨いていきたい、というものがあります。ウィンターコースでは、引き続き中国語ネイティブの方向けに特化した、上級レベルの日本語を学ぶクラスをご用意いたしました。

日常生活や仕事で使う専門用語はほぼ不自由しないけれども、日本語としての完成度をさらに高めたい方、もっと細かい部分まで日本語のニュアンスを学びたい方に是非おすすめです。

授業では日本語の表現力・構文力をつけるための中国語から日本語への翻訳演習、多くの中国語ネイティブの方が苦手としているカタカナ語を攻略する練習日本語に頻出するオノマトペ(擬態語)の練習などを取り上げ、効果的にレベルアップを図ります。

翻訳演習では、個別の添削および講評がありますので、受講生それぞれのレベルに合わせた指導が可能になっています。

イントネーションを確認したり、改まった正式な場で丁寧な日本語を話したりする練習も行いますので、通訳やビジネスシーンでの応用も可能です。

本クラスを通じ、ご自身の日本語をもう一度見直すとともに、どのようにすれば着実にレベルアップができるのかについての方法を学んでください。
 

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四葉のクローバー短期コース【2019ウィンター】
「通訳翻訳のための日本語ブラッシュアップ」
[東京校] 2/2, 9, 16, 23, 3/2, 9(土)13:00〜15:00
[インターネット] 2/3〜3/19 スマートフォン、タブレット端末対応

 

※インターネットクラスの授業動画は通学クラスの方もご視聴いただけます。復習や欠席された際の補講用としてご利用ください。

 

短期コース【2019ウィンター】では、入学金・レベルチェックテストは不要です。
受講特典あり!
クラスの詳細、お申し込みはこちらから:

https://www.issnet.co.jp/courses/c_t_short.html#feature7
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<関連記事>
クラスを担当する本島玲子先生の関連情報もご参考にどうぞ。
丸講師紹介:本島玲子先生

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| 【中国語翻訳コース】 | 10:00 |
2019ウィンターおすすめ:[中国語] 「豊かな表現力を身につける 中⇒日文芸翻訳」クラスのご案内


四葉のクローバー短期コース【2019ウィンター】
豊かな表現力を身につける 中⇒日文芸翻訳
[東京校] 3/2, 9, 16, 23  (土)13:15〜15:15

[インターネット] 3/3〜4/2 ※スマートフォン、タブレット端末対応

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レギュラーコースの翻訳クラスでは、ビジネス関連文書を多く取り扱っていますが、今期のウィンターコースでは文芸作品の中国語⇒日本語翻訳に特化したクラスを開講いたします。

今回は、中国の短編小説を題材に文芸翻訳特有の訳出テクニックを学びます。4回の授業を通して短編小説の一作品を訳しきることにより、キャラクター設定や小説全体の文体の統一感の出し方などについても学ぶことができます。

文芸翻訳は即物的ではなく、正確さよりも情感を出すことに重点をおき、読み手が何かしらの感情を喚起する表現にします。明快、正確、簡潔を意識して行うビジネス翻訳とはこの点が大きく異なります。著者が思いを込めて書いた文章を深く読み込み、最もふさわしい日本語の表現を生み出すということをつねに考えながらの作業となります。一方で、原文に書いてあることを色々な角度から調べ、考察することはビジネス翻訳の訳文の品質向上においても必ず役立ちます

クラスを担当する望月暢子先生は『しあわせ中国』など訳書も出版されており、文芸からビジネスまで硬軟様々なお仕事をこなす現役のプロ翻訳者です。また、チェッカー業務もされている先生は、プロの視点で評価、添削、そして解説をしてくださいます。翻訳の新たな魅力と奥深さを知るチャンスです!皆さまのお申し込みをお待ちしております。

 

 

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四葉のクローバー短期コース【2019ウィンター】
豊かな表現力を身につける 中⇒日文芸翻訳
[東京校] 3/2, 9, 16, 23  (土)13:15〜15:15

[インターネット] 3/3〜4/2 ※スマートフォン、タブレット端末対応


※インターネットクラスの授業動画は通学クラスの方もご視聴いただけます。復習や欠席された際の補講用としてご利用ください。

 

短期コース【2019ウィンター】では、入学金・レベルチェックテストは不要です。
受講特典あり!
クラスの詳細、お申し込みはこちらから:
https://www.issnet.co.jp/courses/c_t_short.html#feature6

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<関連記事>
クラスを担当する望月先生の関連情報もご参考にどうぞ。

丸講師紹介:望月暢子先生

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| 【中国語翻訳コース】 | 09:59 |

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