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ISS人材サービスサイトでの通訳コラム/翻訳コラム [2019年]第10回を掲載

 

(株)アイ・エス・エスの人材サービスWEBサイトの通訳者・翻訳者コラム連載では、2019年1月より現役通訳者の加藤早和子先生、そして、現役翻訳者の津村建一郎先生が担当。加藤先生・津村先生ともに当校で講師を担当してくださっています。

 

通訳者・翻訳者をめざされている方、すでに通訳者・翻訳者として活躍されている方にも、役立つ情報がたくさん詰まったコラムです。最後までどうぞお楽しみください!

 

 

丸津村建一郎先生のコラム『Every cloud has a silver lining』
 第10回:『アポトーシスとは

 

 

| ISS人材サービスサイトコラム | 10:12 |
私の一週間”勉強”スケジュール Case.11 Tさん(英語翻訳・金融IR翻訳)

 

「どれくらい勉強すればいいですか?」「どんな勉強がいいでしょうか」

受講生の皆さんから教務に多く寄せられるこれらのご質問にお答えするブログシリーズ「私の一週間"勉強"スケジュール」。当校の受講生の方々にご協力いただき、一週間の「勉強」スケジュールを公開していただきます。あわせて、勉強の内容についてもご紹介いただきます。勉強時間や生活リズムの組み立て方、勉強内容などについて、参考にしていただけましたら幸いです。

 

さて、第11回でご紹介するのは、英語翻訳者養成コース「専門別翻訳科・金融IR翻訳」クラスを受講中のTさんです。

 

<英語翻訳コース「専門別翻訳科・金融IR翻訳」クラス Tさんの一週間”勉強”スケジュール>

 

★一週間の合計勉強時間 17時間(月・火・木・金:各1.5時間、水:0.5時間、土:6時間、日:4.5時間)

 

 

<勉強に関するQA>

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Q1. 勉強の時間を確保するために気を付けていることを教えてください。

 

A1. まとまった時間が取れないことも多いですが、こま切れ時間をうまく利用できるように心がけています。例えば、通勤時間や昼休みに少し時間が出来たら、次回の課題に関連する記事を読んでおくと、課題の訳出がぐっと楽になります。また、土曜日は午前中図書館に行き、集中して勉強するようにしています。

 

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Q2. モチベーションを維持するために何かしていますか。また、落ち込んだ時の対処法などもありましたら教えてください。

 

A2. 課題提出期限から逆算すると、あまりのんびりしている暇はありませんので、自ずと日々やるべきことは見えてきます。仕事やその他様々な事情で時間が取れなかったり、勉強がはかどらないことも多々ありますが、無理をし過ぎず、今自分が置かれた環境の中で最善を尽くすことが重要だと考えています。

 

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Q3. 重視している勉強内容を教えてください。

 

A3. 金融・IRの知識がまだ浅いので、授業で取り上げられるテーマをまずは日本語媒体を通して理解するように心がけています。内容を理解しないまま字面だけで訳出をしても、読み手に正しく伝わらないことを授業を通して痛感したからです。もちろん英語力の向上も心がけています。

 

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Q4. 授業の予習・復習にかける時間配分はどのようになっていますか。

 

A4. 復習3割、予習7割です

 

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Q5. 翻訳のプロセスそれぞれにかける時間配分はどのようになっていますか。

 

A5. 次回授業のテーマに関し、日本語の新聞、書籍で知識を深めることに4割、英字新聞等での情報収集に2割、訳文作成3割、訳文推敲1割です。

 

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Q6. 授業以外の勉強リソースを教えてください。

 

A6. 翻訳に関しては、日経新聞、Financial Times、Nikkei Asian Reviewなどを日英で読み比べています。英語力全般のブラッシュアップに関しては、オンライン英会話(毎日1レッスン25分)を4年以上続けており、授業のテーマに関連する記事を講師と読むこともあります。また、CNN Englsh Expressなどの月刊誌を利用して、シャドウイング・反訳練習をすることも表現の幅を広げるのに効果的だと感じています。

 

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Q7. 気分転換・リラックスタイム・趣味の時間などにしていることがありましたら教えてください。

 

A7. 土日はジムでヨガやエアロビクスを楽しんでいます。また、英語と並行して韓国語も勉強しており、現在はハングル検定準2級の取得に向けて勉強を続けています。音楽・ドラマ鑑賞も楽しみながら語学の勉強にもなっていると感じています。
 

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Tさん、ご協力いただき、ありがとうございました!

 

| 私の一週間"勉強"スケジュール | 09:00 |
秋レギュラーコース「途中入学」受付中、お早めにお申し込みを!

 

秋のレギュラーコースが10/8より順次開講しますが、現在、「途中入学」受付中です!

受講を迷っている間に開講日が過ぎてしまって悩んでいらっしゃる皆さまに最適な「途中入学」についてご案内します。

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丸「途中入学」とは?

開講後のクラス(残席のあるクラスのみ対象)に途中からご参加いただけます。
開講日から1ヵ月の間、入学のお申し込みを受付いたします。

丸「途中入学」特典

すでに終了した授業分は受講料が回数割引に!
終了した授業分の教材は別途お渡しいたしますので、復習が可能です。

丸お得な割引キャンペーン「ご紹介キャンペーン」「ペアde入学キャンペーン」

ISSインスティテュートのレギュラーコースを未受講のご友人をご紹介いただいたり、お知り合いと一緒に入学されたりすると、入学金33,000円(税込)全額免除の特典をプレゼント!

詳細はこちら:「各種割引特典

*「ご紹介キャンペーン」「ペアde入学キャンペーン」をご覧ください。

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開講したコースに途中からでも安心してご入学いただけるよう、授業見学のご案内や教務スタッフによる個別カウンセリングなど学習のフォローアップを行っております。(※授業日程によりご見学いただけない授業もございます。)
受講に関するご質問・ご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
すでに満席のクラスもございますので、お申し込みはお急ぎください!

途中入学をご検討の方に朗報です。
コース説明会・レベルチェックテストを追加開催することになりました。
コース説明会では特典をご用意してお待ちしていますので、ぜひご検討ください。

四葉のクローバー無料コース説明会(※詳細・お申し込みは下線のリンクから)
参加者全員に「レベルチェックテスト(通常3,300円)無料チケット」とThe Japan Timesの通訳・翻訳業界総合ガイド「通訳・翻訳キャリアガイド2020(非売品)」をプレゼント!

英語コース    [東京校] 10/10(木) 19:00〜20:00、10/18(金) 19:15〜20:15
中国語コース [東京校] 10/9(水) 19:30〜20:30、10/19(土) 15:00〜16:00


四葉のクローバーレベルチェックテスト追加開催(※詳細・お申し込みは下線のリンクから)

<英語通訳>
東京校:10/9(水)、13(日)、16(水)、20(日)、23(水)、27(日)、30(水)、11/6(水)
横浜校:10/13 (日)、27(日)

<英語翻訳>
詳細・お申し込みはこちら

<中国語通訳>
東京校:10/19(土)、26(土)、11/2(土)

<中国語翻訳>
詳細・お申し込みはこちら

<中国語ビジネスコミュニケーション>
東京校:10/26(土)

秋レギュラーコースを受講いただく最後のチャンスです。どうかお見逃しなく!

 

| ISSインスティテュートからのご案内 | 09:00 |
『中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)』 第49回 「秋への思い―語彙を増やしましょう」

ネイティブがよく使う自然な中国語表現を毎月テーマ毎にご紹介する「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」。中国語ビジネスコミュニケーションコースご担当の張意意先生に執筆していただいています。どうぞお楽しみください。

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ウィチャットで回っている秋に関する文が面白いので、ご紹介したいと思います。

 

最も忙しい季節はいつ? − 多事之秋(何かとハプニングが多い秋)
最も公平な季節はいつ? − 平分秋色(秋分の日は昼夜同じなので、五分五分であること)
最も簡単な季節はいつ? − 一叶知秋(落ち葉の一枚で秋を感じる)
最も長い季節はいつ? − 一日不见如隔三秋(一日会わないと三年も会っていないようだ)
最も気持ちいい季節は? − 秋高气爽(空高く、気持ちがよい)
最も危ない季節はいつ? − 秋后算账(収穫完了後に清算する)
最も曖昧な季節はいつ? − 暗送秋波(こっそり色目を使う)

 

秋に関する名文、詩、諺は実に多いです。古代から現代まで、詩人や文豪たちが様々な文体で秋について書いてきました。色とりどりの豊作の秋、美味しい秋、日がだんだん短くなり寂しい秋、葉っぱが落ちる悲しい秋など、秋はいろいろな顔を見せてくれます。

 

例えば、文豪郁達夫の『故都の秋』に「秋天,无论在什么地方的秋天,总是好的;可是啊,北国的秋,却特别来得清,来得静,来得悲凉。」とあるように、秋は素晴らしい季節で、南と北の秋の風景はかなり違います。北の秋は特に清く静かで寂しいもので、北京の陶然亭の芦花、釣魚台の柳、西山の虫の声、玉泉の月夜、潭柘寺の鐘の音が忘れられません。読書の秋に、再び名文をかみしめて読み、作家の筆下の風景を思い浮かべながら、中国語のニュアンスを掴んでみてはいかがでしょうか。

 

良い訳文を作る第一歩は原文の読解にあるので、楽しみながら原文をたくさん読みましょう。

 

次回は、北京の「クリスマス」について、ご紹介したいと思います。ご期待ください。

 

 

マル今月の中国語新語:

〜控:大叔控、眼镜控等,表示喜欢大叔类型的男子或眼镜。来自英文complex,受到日本漫画影响。

〜控」とは、英語の「complex」のCOMを取ったもので、日本の漫画によって流行し始めた言葉です。「〜がすき」の意味で、「大叔控」はおじさんのようなタイプがすき、「眼镜控」はメガネを手放せない様子を言います。

 

例:我的好朋友是一个帽子控,她认为帽子象征着人类文明。
友人は「帽子控」で、帽子は人類文明のシンボルだと思っているようです。

 

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張 意意
ビジネスコンサルタント。中国北京外国語学院卒業。証券会社を経て、現在、コンサルティング会社経営。現役通訳者、翻訳者としても活躍中。アイ・エス・エス・インスティテュートでは「ビジネスコミュニケーションコース」を担当。企業や業界のニーズを把握し、中日間のコミュニケーションを円滑に進めるために、受講生に最新の動向を紹介しながら、指導を行っている。

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丸中国語ビジネスコミュニケーションコース丸

 

2019年[秋期]レギュラーコース募集中!

 

<10/26(土)>

15:10-15:20、15:20-15:30

ビジネスコミュニケーションレベルチェックテスト*

https://www.issnet.co.jp/courses/c_i_business.html#event_info5
 *ビジネスコミュニケーションのレベルチェックテストはお一人10分ずつです。

 

四葉のクローバーコース案内動画はこちら
※張意意先生からのメッセージもありますので、ぜひご覧ください!

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| 「中国語表現コラム〜更上一層楼(更に上へと)」 | 09:03 |
ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 第40回:小宗睦美先生(英語通訳)

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先生方のおすすめする本が集まったISSライブラリー
プロの通訳者・翻訳者として活躍されているISS講師に、「人生のターニングポイントとなった本」「通訳者・翻訳者として必要な知識を身につけるために一度は読んでほしい本」「癒しや気分転換になる本」「通訳・翻訳・語学力強化のために役立つ参考書」等を、エピソードを交えてご紹介いただきます。
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今月の一冊は、英語通訳者養成コース講師、小宗睦美先生ご紹介の「丹野智文 笑顔で生きる 認知症とともに」(丹野智文著, 2017年, 文藝春秋)です

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「通訳の仕事をしていて良かったと思う瞬間は?」と聞かれることがあります。通訳の内容はその時々で違いますが、私にとってそう思う瞬間はいつも同じです。自分がその場にいることで誰かの役に立ったと思えたとき、そして通訳をしたおかげで新しい世界に出会えたとき、そんなときに「通訳をしていて良かった!」と思います。

 

今回は、ある通訳の仕事を通じて私が出会った新しい世界、そして、その世界を私に教えてくれた人の本をご紹介します。

 

今から3年前、知人を通じてテレビ局のプロデューサーの方から通訳の依頼がありました。話を聞くと、若年性認知症の当事者である「丹野智文さん」と、丹野さんと一緒に認知症当事者を支える活動をしている人たちがスコットランドを訪問し、現地の認知症当事者と出会う旅をする、その旅の同行通訳を探しているとのこと。また旅の模様は特集番組として放送されるとも聞きました。

 

「これは面白そう!」と二つ返事で引き受けはしたものの、それまで私は「認知症」と聞いても、お年寄りの病気で、物忘れがひどくなり、徘徊する、寝たきりになる、両親がそんな風になったら困る…程度の認識しかありませんでした。

 

スコットランドの旅の主人公、丹野さんは2013年に39歳の若さで認知症と診断され、私が初めてお会いした3年前は42歳、明るく笑顔が素敵なイケメンで、とても認知症の本人(当事者と一般的には呼んでおり、患者という言葉は使いません。理由は本でも説明されています)だとは思えませんでした。丹野さんは認知症の診断後も仕事を続けながら、「認知症とともに生きる」にはどうすればよいのかを考え、認知症当事者がどのようにサポートしてもらいたいのか、どうすれば認知症になっても元気に明るく生きていけるのか、講演も含め幅広い活動を行っています。

 

認知症と言えば、「暗い」「大変そう」「自分とは関係のないこと、でも家族がなってしまったら介護はどうすれば?」というのが当時の私も含めた一般的な受け止め方で、「介護する側」の立場から見ていることがほとんどだと思います。私は丹野さんと出会い、またスコットランドの旅に同行することで、認知症当事者は一方的に介護されるだけの存在ではない、何もできない人ではない、適切なサポートがあれば社会の中で生き生きと活動できるということを知りました。

 

認知症は誰がなってもおかしくない、そうなったときに少しでも安心して暮らせる社会にするにはどうすればよいのか、通訳として当事者や、また当事者をサポートする人たちと出会う中で、深く考えさせられました。

 

今回ご紹介する「丹野智文 笑顔で生きる 認知症とともに」はスコットランドの旅の1年後に出版され、丹野さんが自分の言葉で、認知症と診断されてからどのように感じてきたのか、物忘れを補うためにどんな工夫をしているのか、どんな思いで認知症当事者を知ってもらう活動をしているのか、そしてスコットランドでの旅について語った内容をまとめた本です。重いテーマではありますが、決して暗くはなく、読むたびに元気づけられます。

 

元来、根が怠け者の私は決して好奇心キラキラというタイプではありません。新たな分野の仕事を引き受けた時は億劫に思うことも正直あります。でも、仕事を通じて「半ば強制的に」学んでいくことで、段々とその分野に興味が出て、「なるほど、そういうことだったのか!」と腑に落ちたり、また、今回のように深い気付きを得ることがあったりもします。通訳という仕事は、怠け者で視野の狭い私に新たな世界を広げてくれる実にありがたい仕事なのです。

 

 

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小宗 睦美(こむね むつみ)

関西学院大学文学部英文学科卒業後、ホテル勤務。その後、外資系製薬会社で秘書。退職後渡英し、英ブラッドフォード大学修士課程(ビジネス戦略・環境マネジメント専攻)修了。帰国後は通訳者・翻訳者並びに講師として活動中。

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| ISSライブラリー 〜講師が贈る今月の一冊〜 | 09:17 |
『柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現』 124回 動物が出てくる英語表現

アイ・エス・エス・インスティテュート 英語通訳者養成コース講師 柴原早苗
 

我が家の日めくりカレンダーには記念日が記されています。「耳の日」「七五三」「国際平和デー」など、国民の祝日以外にも様々な記念日や記念週間がありますよね。ちなみに9月20日から26日までは動物愛護週間。こちらは動物愛護管理法で定められています。これにちなんで各地では関連行事も行われます。

 

今月は動物に関する英語フレーズを見てみましょう。

 

1 beaver away せっせと取り組む、せっせと働く

 

Kate has been beavering away at her assignment for days. (ケイトは何日にもわたり、課題にせっせと取り組んでいます。)

 

物事にせっせと取り組む様子を英語でbeaver awayと言います。後ろには前置詞のatが続きます。主にイギリスでよく耳にする口語表現です。beaverは動物の「ビーバー」ですが、このように動詞として使うこともできるのですね。

 

ところでbeaverという動物は働き者で知られています。beaver自体には他にもいくつか語義がありますが、大文字のBeaverと言えばアメリカオレゴン州のこと。ニックネームがBeaver Stateなのです。一方、ボーイスカウトの最年少組の少年をBeaverとも言います。

 

そう言えば、某家電メーカーのエアコンが「ビーバー」でしたね。こちらは「働き者のエアコン」という意味が込められているそうです。

 


2 a whale of a … (素晴らしい)

 

The party was great! We had a whale of a good time. (パーティーは良かった!私たちは素晴らしいときを過ごしました。)

 

whaleは「クジラ」のことですが、その大きさから派生してa whale of a … という表現が生まれました。くだけた表現で「すごく大きな〜」「すばらしい〜」という意味です。

 

ところでクジラ観察のことを最近はカタカナで「ホエール・ウォッチング」と言いますよね。ただ、whale自体の発音はあえてカタカナにすれば「ウェール」「フウェール」となります。既知の英単語もぜひ今一度、発音チェックされることをお勧めします。

 


3 elephant city 巨大都市

 

Tokyo is an elephant city.  There are so many people! (東京は巨大都市ですよ。たくさんの人がいます!)

 

「巨大都市」を英語でelephant cityと言います。elephantは「ゾウ」だけでなく、「巨大なもの、巨大な人」という意味もあるのですね。ちなみにゾウの「鼻」はtrunkです。アメリカ共和党(Republican party)の象徴は「ゾウ」で、シンボルとして描かれています。大統領選挙のニュースもこれからますます入ってくることでしょう。画像をぜひチェックしてみてください。

 


4 duck かわす

 

The President ducked questions about his personal finances.  (大統領は自らの財務状況についての質問をかわしました。)

 

duckは「アヒル」のことですが、動詞では「ひょいと身をかわす、避ける」という意味があります。また、アヒルなどがちょっと水にもぐることもduckと言います。

 

ところでlame duckという表現はご存知ですか?これは選挙後に後任が就任するまでの間の大統領や議員などを指します。日本のメディアでも「レイムダック」とカタカナ表記しています。lameには「下手な、役に立たない」などの意味があり、要は任期満了直前になると、政治家自身、大きな政策実行などもせず、引退を待つばかりとなります。そうした状況を描いた表現です。


いかがでしたか?今回は動物が出てくる英語表現を4つご紹介しました。ところで英和辞典で色々な動物を調べてみると、それぞれの動物が抽象的にどういった意味を持つのかも説明されています。たとえば日本で「ウサギ」というと可愛いイメージですが、英和辞典には「臆病さを連想させる」とあります。一方、fox(狡猾な人)、dove(平和、温順の表象)、mouse(乱雑の象徴)など、調べただけでも色々と出てきました。

 

季節は秋真っ盛り。皆さんも楽しみながら英語学習を続けてくださいね。

 

 

柴原 早苗
放送通訳者。獨協大学非常勤講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。ESAC英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。「放送通訳者・柴原早苗のブログ」http://sanaeshibahara.blog.so-net.ne.jp/

 

| 『柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現』 | 09:01 |
授業体験レポートふりかえり:2019年[春期] レギュラーコース

2019年春期の授業レポートも、大好評のうちに最終回を迎えました。

英語翻訳者養成コース「ビジネス英訳科・基礎科」インターネットクラスをレポートしてくださったMIさんは、授業のポイントを分かりやすくまとめてくださいました。授業最終回には通学クラスにも参加して様子を伝えていただきました。

中国語通訳者養成コース「基礎科2」クラスをレポートしてくださったIさんは、進級後のレベルの差に苦しみながらも地道な努力を重ね、後半で力がついてきた様子を丁寧にレポートしてくださいました。

 

英語編と中国語編を隔週更新で紹介してきましたが、もう一度ふりかえって読んでいただくとまた新たな発見があるはずです。皆さまが再読しやすいように、Indexを作成しました。再読の際にご活用ください。ご担当いただいたMIさん、Iさん、本当にありがとうございました!

丸授業体験レポート 2019春 英語編Index

第1回「『〜によると』の『〜』は主語になる」

第2回「長い文章は、切って訳す」

第3回「数えられない名詞は、数えられるようにする」

第4回「リストに重複の単語があれば、くくる」

第5回「能動態で訳す」

第6回「荒れた文章にも、ブラッシュアップされた文章にも要注意」

第7回「Customerも、Passengerも、Guestも、Clientも、みんな『客』」

最終回「本当に必要な動詞だけ訳す」

 


丸授業体験レポート 2019春 中国語編Index
第1回「今日から2年生」

第2回「成長痛」

第3回「日本語を鍛える」

第4回「幅広く中国語を学ぶ」

第5回「中間試験その1」

第6回「中間試験その2」

第7回「聞き手を意識すること」

第8回「一に予習、二に予習、三四も予習で五に予習」

最終回「成長痛はとてもきもちいい」

 

 

| 授業体験レポート | 09:00 |
英語翻訳コース特別セミナーレポート「<金融・IR翻訳>専門分野を知り、プロ翻訳者への第一歩を踏み出す」

 

9月4日、アイ・エス・エス・インスティテュート東京校にて実施いたしました特別セミナー「<金融・IR翻訳>専門分野を知り、プロ翻訳者への第一歩を踏み出す」。たくさんの方にご参加いただき、大変ありがとうございました。

 

今回のセミナーでは、グループ会社で日本最大の翻訳会社である株式会社翻訳センターで品質管理業務に携わる担当者より、翻訳市場の現状をお知らせするとともに、翻訳者を取り巻く環境の変化や、これから翻訳者をめざす皆さまへのメッセージをお伝えしました。セミナーの一部を抜粋してご紹介します。


「これからの翻訳者は、ツールとの共存が求められます」

 

最初に登壇した、品質管理推進部部長からは、分野別に翻訳業務の需要と供給についてお知らせしました。需要は引き続き増加を続けている一方で、供給が追い付いておらず、特に日→英翻訳者は不足しているとのことでした。


また、これまでと大きく変わっていることとして挙げられたのが、各分野とも翻訳支援ツール使用案件数の増加でした。翻訳センターでもツールの使用割合が高くなっており、その結果は、翻訳者採用の選定基準にも反映され、訳文の品質とともに、ツールへの対応力も選考の際に重要視するポイントとなっているとのことです。

 

続いて、金融法務営業部の品質管理責任者から、同部門の現状についてお話いただきました。同部門では金融や法務以外にもいろいろな分野・種類の翻訳業務を扱いますが、安定して発注があるのは、やはり「契約書」「IR文書」。特にIR関連の文書は、情報開示の義務化により、市場規模が2倍となる予測もあり、狙い目の分野とのことです。

 

「翻訳者トライアル」では「対応力」が合否の分かれ目に

次は、プロ翻訳者をめざす方の関心が高い「翻訳者トライアル」における「翻訳力」と「対応力」についてお話いただきました。

 

分量の少ないトライアルにおいて、誤訳やケアレスミスは致命的であること、また、正確な調査、表記ルールや訳出指示を必ず守ることなどが伝えられました。


「丁寧な見直しでミスは解消できるので、提出前にもう一度確認することをおすすめします。通常、翻訳会社が行っているトライアルは1度受験すると、一定期間(翻訳センターは1年間)が経過しないと再受験ができません。受験機会を大切にしてください。」

 

そして、翻訳力とともに評価の対象とされているのが対応力


「トライアルにも関わらず課題文に対する質問が多かったり、訳文に対するコメントが長かったりしますと、調査力や専門知識について評価を高くできません。PCリテラシーも重要で、すぐに何でも問い合わせるのではなく、まずは自分で調べてみることを心がけてください。」

 

「今、求められる翻訳者像」

 

最後に、「今、求められる翻訳者像」をお伝えいただきました。

 

●新しい技術に前向きな人
「翻訳支援ツール」や「機械翻訳ソフト」、「ポストエディット」といった、新しい技術や業務形態に柔軟に対応できる方には、今後お仕事のチャンスが増えるでしょう。翻訳者の役割が変わってきており、その変化に対応することがお仕事の獲得につながります。

 

●参考資料の確認や調査を怠らない人
翻訳会社やクライアントから提供される参考資料(用語集やスタイルガイドなど)を細かく確認、調査することで、専門外のお仕事を依頼されてもバックグラウンドをカバーできます。

 

●スピード感のある人
翻訳支援ツールや機械翻訳ソフトの使用機会が増え、以前に比べ、作業スピードが短縮化されています。こうした変化を意識してお仕事に携わってくださる方に依頼が増えています。

 

●翻訳訓練の経験がある人
スクールでの翻訳訓練の経験は、翻訳の基礎知識をお持ちであることと認識しています。上記のように、調査力を高めることにより、バックグラウンドをカバーできるので、翻訳会社としても、成長を期待できます。

 

翻訳者の役割は大きく変化していますが、状況を理解して柔軟に対応することで、お仕事を依頼され続ける翻訳者になれるのです。

 

アイ・エス・エス・インスティテュートは、これからも、翻訳者をめざす皆さまをサポートし続けます。

 

 

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四葉のクローバー2019年[秋期]10月開講コースの詳細情報・お申込みはこちら

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四葉のクローバー小林久美子先生による「専門別翻訳科・金融IR翻訳」クラスの体験レッスン動画をご視聴いただけます。クラスの受講をご検討いただく際に、ぜひご確認ください。

 

動画配信中「金融・IR翻訳クラス体験レッスン」はこちら

 

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| イベントアルバム | 09:00 |
英語翻訳コース特別セミナーレポート「AI時代の今、翻訳者をめざす方に知っておいてほしいこと」

 

9月6日(金)、東京校にて、英語翻訳者養成コース特別セミナー「AI時代の今、翻訳者をめざす方に知っておいてほしいこと」を開催いたしました。

 

講師は西山耕司先生。主に日英翻訳を専門に、長年にわたって社内通訳・翻訳を経験され、現在は機械翻訳業界の第一線で活躍されています。当校では上級者向けのクラス、「総合翻訳科・本科」と「ビジネス英訳科・本科」において英訳の指導をご担当されています。


今回のセミナーでは、機械翻訳のお話を中心に、これからの時代にプロ翻訳者に求められるスキルとマインドについてお話しいただきました。

 

●機械翻訳の現状
AI技術の進化により、機械翻訳の精度は飛躍的に向上しています。一番の特徴は、「機械がデータを蓄積して学習していく」ということです。今や開発者にもどんな訳文が出てくるか予想がつかないほど、AIの進化が進んでいるようです。

 

どれくらいの訳出精度なのか、医薬、法務、金融、会社規約、ビジネスメール、広告コピーなど、いくつか実際の対訳例をご紹介いただきました。口語調のビジネスメールや広告コピーは苦手なようですが、かためのビジネス文書に関してはかなりの精度です。

 

その理由はAIを活用した自動翻訳の仕組みにあります。機械翻訳では、用語集や過去の対訳データを蓄積し、使用頻度の高い対訳を瞬時に検索、参照することで訳出を行っています。専門分野別データベースを構成することも可能です。同じ単語でも専門分野ごとに適切な訳語が異なりますが、機械翻訳にかける際に、「金融」、「特許」など分野を選択すれば、より精度の高い対訳を提示してくれます。つまり、機械翻訳は専門用語や定訳、定番の言い回しに強いと言えます。

 

訳出のもとになる参照データによって結果が変わってくるので、企業ごとにカスタマイズもできます。社内文書の過去の対訳データを取り込めば、オリジナルのデータベースが構成され、企業がよく使う表現をAIが学習し、使えば使うほど、より精度の高い適切な訳出ができるようになります
さらに、短い文書であれば数秒で、長い文書でも数分でできてしまうという驚異のスピードを誇ります。機械翻訳の最大のメリットはこの圧倒的なスピードにあります

 

それだけ聞くと、「やはり、人間の翻訳者は勝ち目がないのでは? AIに翻訳の仕事を奪われてしまうのでは?」と不安になると思いますが、実は全くそんなことはありません。

 

●機械翻訳の弱み
機械翻訳は、ただひたすら、1センテンスごとに置き換えていく作業の積み重ねになります。なので、改行などで一文が割れてしまうと、おかしな訳になってしまうエラーが生じます。また、用語集や過去の対訳データからデータをひっぱってきて機械的に置き換えてしまうので、文脈にそぐ合わない訳語をあてはめてしまうことも多々あります。
なので、狙い通りの訳出をさせるためには、まず原文をチェックし、機械翻訳にかけやすい状態に修正する必要があります。場合によっては、原文のリライトも必要になります。これを「プリエディット」と言います。また、機械翻訳された訳文をチェックし、誤訳の修正や読みやすいように編集をかける「ポストエディット」も必須です。最後には必ず、人間の目で原文と訳文を照らし合わせてチェックをする必要があります。

 

ただ原文をコピペするだけで簡単に機械翻訳できると誤解されている方が多いと思いますが、実は実用レベルの精度の高い機械翻訳には、人間の手による適切な運用管理が不可欠なのです。どんなに性能の高いAIでも、でたらめに対訳データを入れてしまうと、精度の低い訳出になってしまいます。入れていいデータの判断や、適切な操作には正しい知識が求められます。

 

そして、当然のことですが、機械には「意思」がありません。「前後の文脈を見て文章の意図を汲む」と言った高度な読解や、「読み手に響くメッセージを打ち出す」といった表現の工夫はできません。そのため、いわゆる「意訳」ができないので、広告コピーのようなマーケティング翻訳などは苦手です。「意思を持って相手に刺さるような文章を書けるのは人間だけ」という西山先生の言葉が印象的でした。

 

今のところ、クリエイティヴライティング、またはそれに準じる翻訳作業に関しては、まだまだ人間がやらないといけないというのが現状のようです。

 

 

●ローエンド案件とハイエンド案件
今後は、以下のような住み分けが進んでいくだろうと予想されています。

 

ローエンド案件(読むための翻訳→機械翻訳で完結可)
ハイエンド案件(書くための翻訳→機械翻訳+ポストエディットまたはフル人力で刺さる文章に)

 

ローエンド案件とは訳出の精度が高くなくてもよい、というような案件です。たとえば、英語ができる研究者が、英語の参考資料を読む時間を短縮するために、ざっくり日本語訳してほしいときなどです。もし誤訳があっても、専門知識があるので何のことか見当がつきますし、気になるところだけ原文を確認すれば済みます。

 

対照的に、ハイエンド案件の場合は、訳文だけで読者に正確に伝える、精度の高さが求められる案件です。たとえば書類審査を通すために説得力を持たせたい文書や、読み手に購買意欲をわかせるための広告文書などです。このような案件は今後もずっと人間の力が必要とされます。入念なポストエディットを行うか、または最初から機械翻訳を使わずに人力で翻訳を行って、精度の高い訳文に仕上げます。

 

●今後、翻訳者に求められるスキル
今後は、翻訳者にハイエンド案件に対応できる実力が求められるのは確実です。
つまり、質の高い翻訳スキルまたは質の高いポストエディットのスキルです。できれば、両方のスキルを持ち合わせて、案件によって柔軟に対応できることが理想です。

 

海外では機械翻訳の台頭にともない、ポストエディターの需要が爆発的に高まっているので、日本でもその動きがくるだろうと予想されています。
先に述べたとおり、機械翻訳を正しく使いこなすためには、機械翻訳の仕組みを理解し、かつソース言語とターゲット言語に精通した人間が必要です。
その特性から、今まで英語ネイティブが行っていた英訳チェックも、バイリンガルの日本人が行うように変わってきています。機械翻訳によって非英語ネイティブにも英訳・英訳チェックのチャンスが拡大しているのです。

 

西山先生は、「これからはAIを育てる人材が求められる」とお話しされていましたが、良質な対訳を見極められる、機械翻訳を自在に使いこなせるだけの高度なスキルを持った方は、今後も仕事の需要は高いでしょう。

 

プロ翻訳者の中には機械翻訳を上手く使いこなして仕事をしている方も多いようです。機械翻訳は翻訳者にとってのライバルではなく、実は強力なサポートツールなのです。
今後、翻訳者には機械翻訳と仲良く共存していく姿勢が求められます。

 

また、翻訳の仕事だけで考えず、機械翻訳が浸透することで英語ネイティブと非英語ネイティブのハンディキャップがなくなり、世界中の人が母国語で好きなことを掘り下げられる世の中になる、その動きに自分が勉強したことを活かして貢献できる、そうした広い視野で考えてほしいというお話もありました。
時代の変化に対応できる柔軟性やポジティブなマインドもとても大切です。

 

●おわりに
機械翻訳の現状と今後翻訳者に求められるスキル、学習アドバイスについて、実体験を盛り込んでお話しいただきました。
「一番大切なことは、時代の変化を受け入れ、好きなことをやり抜くこと」という力強いメッセージに励まされた方も多いのではないのでしょうか。また、「機械翻訳がどれだけ浸透しても、英語の勉強は必ず役に立つ。怖がっている暇があったら、勉強して実力を磨くこと」という叱咤激励もありました。
これから翻訳者をめざす皆さまには、先生のメッセージを思い出して、ぜひ勉強を続けていただければと思います。
お忙しい中、特別セミナーにご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
今回のお話が、皆さまの参考になりましたら幸いです。

 

 

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英語通訳コース特別セミナーレポート 「現役通訳者に聞く、30〜40代の過ごし方」

 

2019年秋、英語通訳者養成コースの特別セミナーでは、通訳・翻訳の現場で第一線で活躍されている西山より子先生にお話を伺いました。

 

通訳・翻訳に関わるようになったきっかけ、仕事と子育て、勉強との両立、忙しい中での時間管理術から実践されていた自己学習法まで様々なお話をお伺いすることができましたので、その一部をセミナーで出てきたキーワードと共にご紹介します。

 

●20代、翻訳からのスタート
大学卒業後、電機メーカーの海外営業に配属になり、様々な業務の中でも取引先の外国人のアテンド通訳やEメールの翻訳にやりがいを感じ始めたそうです。それから本格的に勉強したいという気持ちが非常に大きくなり、電機メーカーを3年半で退職し、本格的に翻訳の勉強をスタートしました。


ISSで翻訳コースを週1回受講しながら、出勤前に勉強、退社後にも近くのカフェなどで1時間程度、毎日勉強する時間を確保していたそうです。しかし先生曰く、その時を振り返ると勉強する楽しさは味わっていたが、それに満足していた。なんとも生ぬるい感じでプロになる覚悟などなかったとのこと。

 

●2つのきっかけ
ふわふわと勉強していた状況が続いていた、そんな中で、二つの出来事が先生をプロの道へと大きく導いていきました。

 

1. 人生は戦い
先生にとっての大きな事件は2001年に発生したアメリカ同時多発テロ(9.11)でした。まるで人生がひっくり返るような、とてもショッキングな出来事で、自分がいかに生ぬるい中で生きてきたか、人生は戦わなければいけない、と思うきっかけになったそうです。すべての事において全力で取り組むようになったきっかけになったと、当時を振り返ってお話されていました。

 

2. 恩師との出会い
なんとなく壁にぶち当たり伸び悩みを感じていた時、ISSの翻訳コースで「プロの翻訳・通訳者を目指すための基礎講座」というクラスを受講。その講座を担当していた相田倫千先生に英語力を伸ばすための様々な勉強法を学び、基礎力を徹底的に鍛えたそうです。


そこで先生が実行したのは「英字新聞を毎日読むこと」。a、an、theなどの冠詞に〇をつけることを5年間続けることで、冠詞の使い方を体が自然に覚えるようになるなど、目からウロコの内容で、現在の土台がここで作られました。

 

通訳クラスの講師も担当していた相田先生からは、翻訳だけでなく通訳訓練も勧められたそうです。派遣での仕事が翻訳だけでなく、アメリカへの出張など通訳の仕事も次第に増え、通訳訓練の必要性を感じたのもこの時期だったそうです。

 

当時の勉強法もお話されていたので、少しご紹介しておきます。

 

月曜:英字新聞を読む
火曜:文法書を読む
水曜:気に入った英字新聞の記事を切り抜き英日訳に挑戦
木曜:日本語の新聞記事(天声人語)を切り抜き日英訳に挑戦
金曜:1週間で勉強した単語を別途リストにしてMy単語帳を作成する

 

これらの勉強を3年間半続けることで、様々な分野での興味や知識も広がっていったそうです。飽きずに続けられる勉強法として、ぜひ参考になさってみてください。

 

●30代から通訳訓練のスタート
派遣の仕事を辞めた後、知人の紹介で翻訳会社のコーディネーターとして働くこととなった西山先生。この時からISSで通訳訓練を本格的にスタートしました。


翻訳コーディネーターの仕事は業界の動向だけでなく、どういった人間がプロとして求められるのかを学ぶことができる貴重な機会だったそうです。ただ、2年間働いていくうちに、残業なども多く、派遣時代のように学習時間が取れず、通訳訓練の予習・復習ができない状況にジレンマを感じていた先生は、ついにある決断をすることになりました。当時勤めていた会社の社長に相談し、今度は「フリー」になることを勧められ、実際に行動に移すことになります。

 

ちなみにコーディネーター時代は昼休みに勉強を、そして通勤時間を利用して電車の中でマスクをしながらシャドーイングを欠かさなかったとのことです。なんとか時間を捻出して、諦めずに細々とでもトレーニングをしていたことは決して無駄ではないんだなと思いました。

 

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●40代、フリーランスになってから
こうして社長の後押しもあり、晴れてフリーランスになった西山先生ですが、これですべて安泰という訳ではなかったようです。
翻訳を軸に仕事をされていたそうですが、翻訳に取り組む際には何度も繰り返し見直して納品をするため、朝から晩までずっと仕事に没頭してしまい、人間的な生活を送れていなかったそうです。翻訳の仕事は何度も丁寧に繰り返し自分の訳が本当にこれで良いかチェックする、それが正しいやり方だと思い込んでいたといいます。

 

●基本は一発勝負
そこで先生は仕事のやり方を見直すことになるのですが、効率良く仕事をするために「基本は一発で勝負する」やり方にシフトしたそうです。そのことで無駄がなくなり、仕事の効率化に成功、人間らしい生活を取り戻すことができたそうです。それだけでなく、仕事内容のクオリティも格段に向上したとのこと。

 

●授業でも本番だと思うこと
そして通訳訓練などの授業でもそれを痛感した出来事があったそうです。それは先生がプロ養成3レベルの受講生だった頃、その1つ上の同時通訳科に進級できず、何度も再履修をしていた時でした。「基本は一発勝負」、そして「授業だからといって力半分では伸びない、プロにはなれない」と奮起し、授業1回1回も「すべて仕事」と準備から真剣勝負で取り組み、どんなことを聞かれても答えられるように、予習もしっかりと取り組んだそうです。それまでの心持ちから、新たに「基本は一発勝負」の気持ちに切り替えて成果が出て、なんと念願の同時通訳科に進級できたそうです。こうして同時通訳科で猛勉強し、翻訳だけでなく、通訳のフィールドにもさらに活躍の場を広げていかれました。

 

●自分の時間を把握すること
結婚、そして出産も一つの大きな転機だったと西山先生。子育ては予期せぬことも多く夜中に起きたり、朝早かったり、これまで以上に時間の管理が厳しくなり、どうにもならず勉強する環境ではなくなったそうです。そんな中、勝間和代さんの本を読み漁って得たヒントが「自分の時間を把握すること」でした。自分が何にどのくらい時間をかけているのか分単位で分析、そして隙間時間を利用しながら、少しずつ勉強の時間を確保していったそうです。例えば「歯を磨きながらメールチェック」「掃除をしながらシャドーイング」など勉強しながら家事もこなすことへシフトしていきました。そして勉強をする時間がない分、今度は時間の合間を見て引き受けていた通訳と翻訳の案件を、その仕事自体を勉強だと思うようにして取り組んだそうです。そのことで1つ1つの仕事を丁寧に準備し、取り組むことができたそうです。


●集中力をコントロールする
多忙で限られた勉強時間の中で、もう一歩勉強の質を高めるためにしたのが「集中力をコントロールすること」でした。人間の集中力は15分で切れてしまうと何かの本で読んでからは、15分ごとに勉強内容を変えたそうです。具体例としては以下の通りです。

 

・原稿を読む
・リサーチをする
・下訳をする

 

などを15分ごとに行い、勉強や仕事内容の質を落とさない努力をされたそうです。

 

●精読のすすめ
この時期、基礎力を強化するための「精読」を欠かさなかったそうです。
通訳で必要な即応力を強化するには正しいリスニングが重要な要素ですが、単語を聞き取るだけの「リスニング」と違い、本当の意味で咄嗟の理解力を高める「リスニング・コンプリヘンション」が重要と感じた先生は、精読することで文一つ一つを分析しそこで英語構文の構造を理解し文法、単語力なども強化しつつコンプリヘンション力を高めていかれたそうです。

 

ご自身の経験談の後には質問タイムを設け、そこでも参加者から多くの質問が途切れることなく出てきました。

 

現在は子育て、家庭とお仕事で相変わらず多忙な日々を過ごされていらっしゃいますが、自分なりの時間の活用法をみつけ、それに合った方法を考え、実行し生活スタイルにあった形で勉強を継続させようとする姿勢は、本当に素晴らしく頭が下がります。紆余曲折があったからこそ、多くの経験からのお話はきっと多くの方に参考になったのではと感じました。そして是非この話を参考に、それぞれに合った形で、これからの学習やモチベーション維持に生かしていただければ幸いです。

 

西山先生、そしてご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

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